投資

仮想通貨取引所の手数料を徹底比較。通貨別にいちばん安く取引できる取引所を紹介する

2017年12月21日最終更新

こんにちは、会計士ブロガーの根本(@dujtcr77)です。

「仮想通貨取引所ってどこで買うのがおトクなの?」
「手数料ってけっこう違うもの?」

仮想通貨をはじめたものの、数ある取引所の違いがわからず混乱している方もいるのではないのではないでしょうか?

今回は国内の仮想通貨取引所16社を徹底比較し、また海外の仮想通貨取引所も利用している私が「通貨別にどこで買うのがおトクなのか?」を解説していきます。

国内の主要取引所16社をあらゆる面から比較しランキング付けした記事」と異なり、とにかく「どこで売買すると手数料が安くなるのか?」に焦点を当てた記事となります。

本気で少しでもおトクに売買しようとすると海外の取引所を使ったり、後述の「Changelly」というサービスを使うことになります。

おそらく多くの方は「そこまでやるの面倒くさい」と思われるかもしれません。
そこでこの記事では以下の順番で解説していきます。

この記事の構成

  1. 国内の取引所だけで比較するとしたらどこがいいのか?」を通貨別に紹介
  2. おトクなレートで取引ができる海外サイト「Changelly」の紹介

できれば「Changelly」まで使い方をマスターして欲しい所です。

でも、以下の目次で気になる通貨をクリックすればその箇所に飛んでいけるので興味に応じて参考にして頂ければ幸いです。

まずは「取引所」と「販売所」の違いを理解しよう(重要)

まず、この記事を理解するために、そして何より払う必要のない手数料を払わないために超重要なお話をします。
それは「取引所」「販売所」の違いについてです。

仮想通貨取引の初心者は、多くの方がこのワナにはまり知らない間に引くほど高い手数料を払っています

私たちが仮想通貨を売買する際には、主に「取引所」か「販売所」を利用することになります。

「取引所」は、ユーザー同士でそれぞれ売買したい金額、数量を指定して買い注文と売り注文がマッチングしたら取引成立。
手数料は比較的安く、場合によってはまったくかからない場合もあります。

その時に欲しい金額・量で売買が成立するとは限らないというデメリットを持つ一方で、手数料が安いというメリットがあります。

一方「販売所」は、取引の相手は販売所そのものになります。
販売所に表示された金額で、ユーザーは売買したい数量のみを指定して取引することになります。

販売所は基本的に自分の好きなタイミングで売買できるというメリットがある反面、金額を指定できない・スプレッドと呼ばれる手数料が高いというデメリットを持ちます。

「自分が使っているのは取引所か販売所のどっちなんだろう?」

ここまで読んで気になった方もいるのではないでしょうか。

例えば、私たちがよく利用している「Coincheck」「Zaif」「bitFlyer」「GMOコイン」などは以下のようになっています。

国内主要4社は取引所?販売所?

  • Coincheck:取引所と販売所
  • Zaif:取引所と販売所(簡単売買)
  • bitFlyer:取引所と販売所
  • GMOコイン:販売所

販売所だけの場合や、両方混在している場合もあります。
ややこしいですね。

このような状況になっているため、売買する仮想通貨によって、どこでどう買うかによって手数料は大きく変わってくるのです。

通貨別に仮想通貨取引所(販売所)の手数料を比較

ではここからは通貨別に「どこの取引所・販売所で買うのがおトクなのか?」を紹介します。

国内でも取引可能な14種類の仮想通貨を対象としています。

なお現状は、

4社をおさえておけば通貨の種類・必要な機能及びサービスはこと足りてしまいます

そのため他の取引所は考慮せずに主要4社に絞った前提で書いていきたいと思います。

ビットコイン(BTC)の手数料が安い取引

ビットコインについては、基本的に「取引所」を使うようにしましょう

取引所であれば正直どこで売買しても手数料はあまり変わりません。
キャンペーンを含め、取引所での手数料を0%にしている会社が多いからです。

ただ、他の通貨にも言えることなのですが、取引所によってビットコインそのものの価格が変わってきます
そのため利用している取引所でビットコインの価格を比較して売買をするようにすると良いでしょう。

また注意点としては、ビットコインの「取引所」と「販売所」が同じ会社に両方存在していることがある点です。

例えば仮想通貨取引所の最大手「birFlyer」。
ホーム左のメニューに「ビットコイン販売所」と「ビットコイン取引所」が並んでいると思います。

「1秒でも早くビットコインを買いたい」みたいな状況でない限り基本的には販売所での取引は控えましょう。
相場の状況にもよりますが、今のビットコイン価格であれば1BTCあたり数万円レベルで手数料(スプレッド)がかかります

前述の通り手数料については大差ありませんが、資金力もあって取引所破綻などの心配も少ない最大手の「bitFlyer」が安心でしょう。

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イーサリアム(ETH)の手数料が安い取引所

分散型アプリケーションやスマートコントラクト構築プラットフォームであるイーサリアム。
その基軸通貨であるイーサ(またはイーサリアム)の時価総額はビットコインに次ぐ第2位です。

それだけの規模ということもあり、国内でもイーサを取り扱っている取引所・販売所は多数あります。

その中でも最もおすすめなのは「Zaif」です。

というのも、他はすべて「販売所」でしか取扱いがなく手数料の安い「取引所」で売買できるのはZaifだけだからです。

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イーサリアムクラシック(ETC)の手数料が安い取引所

国内でイーサリアム・クラシックを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

Xtheta(シータ)について

仮想通貨交換業者の「Xtheta(シータ)」も取り扱い通貨にイーサリアム・クラシックを挙げています。
ただし、Xthetaは他の取引所より仮想通貨を取引代行しているため、ここでは対象としません。

手数料も取引高の5%と非常に高いです。

そのため、イーサリアム・クラシックを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。
(ただし、後述の「Changelly」というサービスを使うと手数料が安くなる可能性アリ)

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リスク(LSK)の手数料が安い取引所

国内でリスクを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

そのため、リスクを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。
(ただし、後述の「Changelly」というサービスを使うと手数料が安くなる可能性アリ)

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関連記事⇒LISK(リスク)と仮想通貨LSKとは?イーサリアムとの違いは?概要や将来性、取扱い取引所などまとめ

ファクトム(FCT)の手数料が安い取引所

 

国内でファクトムを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

そのため、ファクトムを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。

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モネロ(XMR)の手数料が安い取引所

国内でモネロを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

そのため、モネロを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。
(ただし、後述の「Changelly」というサービスを使うと手数料が安くなる可能性アリ)

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オーガー(REP)の手数料が安い取引所

国内でオーガーを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

そのため、オーガーを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。
(ただし、後述の「Changelly」というサービスを使うと手数料が安くなる可能性アリ)

 

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リップル(XRP)の手数料が安い取引所

リップルを取り扱っているのは「Coincheck」「GMOコイン」の2社です。

どちらも「販売所」なのですが、おすすめは「GMOコイン」
実は「手数料が高い」と言われる販売所の中でも、GMOコインは圧倒的に手数料が安くなっています

CoincheckとGMOコインで、2017年12月22日02時55分の買いと売りの価格を比較してみました。

スプレッド比較

・Coincheck
買い:122.49円
売り:114.46円
スプレッド:8.03円

・GMOコイン
買い:119.267円
売り:118.267円
スプレッド:1.0円

スプレッドというのは買いと売りの価格差のことです。
これが大きいほど手数料が大きいということになります。

こうやって比べて見ると一目瞭然ですね。
GMOコインの方が圧倒的におトクです。

なお、GMOコインはよくスプレッド縮小キャンペーンを実施するのでそのタイミングで売買するとより手数料を抑えた取引ができます。

※ただし、スプレッドは相場の変動に応じて変わるのでできればその都度チェックするのがおススメです。

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ジーキャッシュ(ZEC)の手数料が安い取引所

 

国内でジーキャッシュを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

そのため、ジーキャッシュを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。
(ただし、後述の「Changelly」というサービスを使うと手数料が安くなる可能性アリ)

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ゼム(XEM)の手数料が安い取引所

XEMは「Coincheck」と「Zaif」が取り扱っています。

Coincheckは販売所、Zaifは取引所なので、XEMの売買は基本的にZaifを利用するようにしましょう

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関連記事⇒仮想通貨XEM(ゼム)/NEM(ネム)とは?概要や買い方、将来性などまとめ

ライトコイン(LTC)の手数料が安い取引所

ライトコインは「Coincheck」「bitFlyer」「GMOコイン」で売買することができます。

すべて販売所ですが、ライトコインだったら「GMOコイン」一択ですね。
やはり販売所同士で比較するとGMOコインはスプレッドの狭さ(手数料の安さ)が頭ひとつ抜けています

例えば2017年12月21日03時10分時点でライトコインを買おうとすると、

  • bitFlyer:38,722円
  • GMOコイン:34,855円

となんと4,000円以上もGMOコインの方が安く買えます
(GMOコインで買った方が約10%おトク!)

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関連記事⇒Litecoin(ライトコイン)の特徴と価格の推移。仮想通貨としての将来性とおすすめ取引所も考察

ダッシュ(DASH)の手数料が安い取引所

国内でダッシュを取り扱っているのは「Coincheck」のみです。

そのため、ダッシュを売買したい場合は「Coincheck」を利用することになります。
(ただし、後述の「Changelly」というサービスを使うと手数料が安くなる可能性アリ)

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ビットコインキャッシュ(BCH)の手数料が安い取引所

ビットコインキャッシュは今回紹介している4社すべてで取扱いがあります。

Zaif以外は販売所での売買に限定されており、現状はZaifで取引するのが良いでしょう。

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モナコイン(MONA)の手数料が安い取引所

モナコインは「Zaif」と「bitFlyer」で取扱いがあります。

Zaifと比較してbitFlyerは驚くほど手数料が高いです。

基本的にはモナコインの売買はZaifで行いましょう。

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関連記事⇒モナコイン(MONA)とは?初の国産仮想通貨の買い方や使い道・将来の展望などをまとめる

販売所の高いスプレッドを払いたくない人は「Changelly」を使おう

「国内の販売所でしか売ってない仮想通貨は高い手数料を払わなきゃいけないの?」

リスクやオーガーなど、手数料の高い「販売所」でしか取扱いのない通貨は泣き寝入りするしかないのでしょうか?

実はこれには抜け道があります。
(もちろん合法ですよ!笑)

それは「Changelly」というサービスを使うことです。

「Changelly」はひとことで言うと、海外の数ある取引所から、自分の売買したい通貨をもっともおトクなレートを探してきてくれるサービス。
そしてそのレートでそのまま仮想通貨を交換することができます。

手数料が取引高の0.5%かかりますが、それを考慮に入れても販売所で売買する場合と比べて数%おトクに売買できることが多いです。

リスクやオーガーなど、手数料の高い販売所しか選択肢がない時は、私は基本的に「Changelly」を通すようにしています

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関連記事

「Changelly」について詳しく記事にしているので、あわせて参考にしてみてください!
>>>Changelly(チェンジリー)の使い方とメリット・デメリット。手数料が安く仮想通貨投資をするなら登録しておくべし!

本気で仮想通貨取引するなら海外の仮想通貨取引所も使おう

今回は、初心者~中級者の方向けの記事として国内の取引所を中心に書いてきました。
とりあえずは、国内の取引所と前述の「Changelly」をうまく組み合わせて使えば手数料で大きく損することはありません

しかしそもそも、Changellyは「海外の取引所から最適なレートを見つけてきてくれる代わりに、手数料の0.5%を探す」サービスです。

つまり自分で海外の取引所を使って直接取引をすればその0.5%すらも節約できるということです。
仮想通貨取引をガチでやる場合は国内だけだと取扱っている仮想通貨の種類が少なく物足りないということもあります。

このようにガチで仮想通貨投資をする人にとっては、海外の取引所は選択肢に入れておきたいメリットがあるのです。

そこで私が実際に利用しているおすすめの海外仮想通貨取引所を紹介します。
と思ったのですが…

  • 海外の取引所まで紹介するとかなり長い記事になってしまう
  • 手数料以外にも比較したい点があってそれを書くと記事の趣旨がブレる

ということで海外取引所のおすすめ記事はまた別に書こうと思います。

更新情報は主にTwitterに流すのでよければフォローしてチェックしてみてくださいね。

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さいごに

この記事では、確実に最も安くなる取引所を紹介しているわけではありません
というのも、仮想通貨の取引所は国内・海外で数えきれないくらいあり、私もすべてを把握できている訳ではないからです。

手数料以外にもそもそも仮想通貨の価格が異なっているので一概に「手数料が安い=おトクに取引ができる」とも言えませんしね。

私が幅広く取引所を利用した中で「これなら大きく損をすることはないな」という経験上の最適解を形にしたものだと思ってください。

これからまた新しくわかったことや状況の変化があれば随時情報を更新していきます。

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