こんにちは、会計士ブロガーの根本(@dujtcr77)です。
「暗号資産をはじめてみたいけど、どこではじめるのがいいの?」
「取引所がたくさんあって違いがわからない」
この記事を開いてくださったあなたは、こんな悩みを抱えているのではないでしょうか?
今回は暗号資産投資歴6年以上の会計士があらゆる取引所を徹底的に比較し、本当におすすめできる取引所を6社に絞って紹介します。
「取引所とは?」「どういった基準で選ぶの?」というところから順に説明していきます。
長い記事になりますので下の目次から気になるところだけ読んで頂いても構いません。
目次
暗号資産(ビットコイン)取引所とは?販売所の違いは何?
取引所とは
取引所は、ビットコインなどの暗号資産を買いたい人と売りたい人が集まって暗号資産の取引をする場所です。
「場所」と言ってもどこかに店舗があるわけではなく、ネット上の各取引所のサイトで取引が行われます。
- 売りたい値段、買いたい値段が一致した場合にのみ取引が成立すること
- 暗号資産のやり取りはユーザー間で行われること
これが取引所の特徴です。
「いまいちイメージがわかない」
という初心者の方向けにあえて専門用語を使わず優しく解説した記事も書いていますので、参考にして頂けたら嬉しいです↓
初心者の方が使うのにおススメな取引所も厳選して紹介しています。
>>>暗号資産(暗号通貨)のおすすめ取引所はこの3つ!ビットコイン初心者はここから始めよう!
販売所
一方で、会社によっては取引所とは別に販売所も設置されている場合があります。
ここでは取引所の運営会社から直接、暗号資産の売買をすることになります。
- 価格が固定されている
- 取引相手はユーザーではなく運営会社
というのが取引所とは異なる点です。
取引所と比較した場合のメリットは、価格が固定されているのですぐに売買が成立するところ。
しかし取引所のレートと比較すると割高になってしまうという点がデメリット。
少しでもお得にやりとりしたい人には向きません。
おすすめは取引所
おそらく「今すぐにビットコインが必要!」という方は少なく、おトクさを重視する方が多いでしょう。
また取引所で売買をする方が一般的になりますので、これ以降は特に断りがない限り取引所での取引を前提としていきますね。
暗号資産(ビットコイン)取引所を決める際のポイントは?
取引所といっても、日本国内だけでも多くの会社が運営しています。
何を基準に取引所を選べば良いのでしょうか?
主なポイントは6つです。
- 会社の安全性
- セキュリティ
- 取引の種類
- 取扱商品の豊富さ
- 手数料
- 使いやすさ
1つずつ解説していきます。
会社の安全性
暗号資産自体の安全性が高くても、取引所に問題があると安心してお金を預けることはできません。
現在は徐々に規制が厳しくなり、また各取引所もセキュリティを強化しています。
それでも絶対はないので、取引所を運営する会社に問題はないかという点はしっかり見ておくべきでしょう。
セキュリティ
上記「会社の安全性」でも少し触れましたが、セキュリティも注目すべきポイントです。
いくら信頼に足る取引所を使っていても、自分の管理の仕方次第では暗号資産を盗まれてしまうことも考えられます。
たとえば取引所のログインIDとパスワードを盗まれて不正にログインされてしまうといった場合です。
各取引所では、二段階認証や補償サービスなど、個人の注意が及ばなかった場合でも私たちの資産を守ってくれる各種セキュリティサービスがあります。
取引の種類
「暗号資産を売買する」といっても実は色んなパターンが考えられます。
もっとも一般的なのは、「現物取引」。
現物取引は普段の買い物と同じです。
お金を使ってビットコインを買う、売るといったイメージですね。
また、これ以外にも「信用取引」と呼ばれる取引方法もあります。
ひとことで言うと、「自分を信用してもらって、持っているお金以上に取引をすること」です。
信用取引ができると、少ない資金でも大きな取引ができる、空売り(※)ができるなど、取引の幅が広がるというメリットがあります。
取扱商品の豊富さ
「暗号資産」といっても種類は様々です。
もっとも有名で時価総額のビットコインに加え、契約情報を分散型台帳技術で記録する「イーサリアム」、予測市場プラットフォームの「リップル」など。
どの暗号資産を取り扱っているかは取引所により大きく異なります。
変化の激しい暗号資産市場でチャンスを逃さないためには、めぼしい通貨はいつでも買える状態にしておきたいものです。
そのため、取り扱っている通貨の種類も重要な判断基準の1つとなります。
手数料
手数料は、取引をするたびにかかるお金です。
せっかく暗号資産を売買するなら、少しでもお得に取引したいですよね。
取引所によってはマイナス手数料(取引をするとお金がもらえる)を設定している場所もあります。
使いやすさ
多くの取引所を利用してきましたが、取引所によって使い勝手が大きく異なります。
毎日のように使う場合はこの小さな不便がストレスになってしまうので、できるだけ使いやすい取引所を使いたいですね。
また近年はスマホメインで閲覧や取引をする人も多いので、スマホ対応も注目すべきポイントになります。
おすすめの暗号資産(ビットコイン)取引所ランキング
これまで情報を踏まえて、おすすめの取引所を厳選して6つ紹介します。
取引所にはそれぞれの良し悪しがありますが、やはり総合するとおすすめの取引所というのは限られてきますね。
第1位 GMOコイン
取扱通貨
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
手数料の安い取引所形式で全通貨取引できる
GMOコインで取り扱っている5種類の暗号資産は、すべて手数料が安く抑えられる取引所形式での取り扱いがあります。
上級者はもちろん、初心者の方が暗号資産をはじめて買うのにもおすすめと言えるでしょう。
暗号資産専用アプリ『ビットレ君』で上級者も満足
初心者だけでなく、投資経験のある上級者も満足させてくれるのがGMOコイン。
GMOコインはレバレッジ最大4倍の暗号資産FX(信用取引)を行うこともできるんです。
しかも注文方法も多様。(成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFD-OCOなど)
暗号資産FX専用のアプリ『ビットレ君』も高機能となっており、外出先でもスマホで本格的な取引ができます。
まとめ
✔ 手数料が安く初心者にやさしい
✔ 専用スマホアプリで外出先でも本格取引
✔ 多様な注文での方法が可能であるため上級者も満足
✔ 小さな資金でも大きな取引ができる(暗号資産FXはレバレッジ最大4倍)
✔ GMOインターネットグループ(東証一部上場)であるためノウハウとセキュリティ体制が整っている
✔ 取扱通貨があまり多くない
✔ 損失補償サービスがないためしっかり管理をする必要がある
▼GMOコイン公式ページからはじめてみる▼
第2位 bitbank(ビットバンク)
取扱通貨
- ビットコイン
- リップル
- ライトコイン
- イーサリアム
- モナコイン
- ビットコインキャッシュ
アルトコインも取引所で購入できる
ビットバンクはビットコイン以外の暗号資産(アルトコイン)もすべて取引所で購入することができます。
国内では取扱通貨のすべてを取引所で扱うということは珍しく、手数料を安く抑えたい人や指値注文を入れたい人には非常にありがたい取引所です。
最近では特にこの点や、セキュリティ対策が評価されはじめ、ユーザー数を増やしているようです。
取引手数料が安い(一部取引はマイナス手数料)
ただでさえ手数料の安い取引所方式での売買ができるのに、一部の取引では手数料がマイナスです。
マイナス手数料はどういう事かと言うと、取引をするとお金が少しもらえるということですね。
取引量に応じた更なるキャッシュバックキャンペーンも定期的に行っており、取引回数や取引量の多い方におすすめとなっています。
まとめ
✔ 全ての暗号資産を安くて便利な「取引所」で売買することができる
✔ 一部の手数料がマイナス!
✔ セキュリティ対策がしっかりしており安心
✔ 取引量が多い人におすすめ
✔ 暗号資産の種類が多くない
暗号資産の取扱いは多くないものの手数料やセキュリティ面など安定感は抜群で、初心者でも安心して使えるのがビットバンクです。
▼ビットバンク公式ページからはじめてみる▼
関連記事⇒bitbank(ビットバンク)のメリット・デメリット・評判まとめ
第3位 BitPoint
取扱通貨
- ビットコイン
- ビットコイン・キャッシュ
- イーサリアム
- ライトコイン
- リップル
初心者にもトレード上級者にも嬉しい使いやすさと充実ツール(MT4)
BITPointを使ってみてすぐに感じるのは、とにかく使いやすいということ。
「どこに何の情報があって」「どこで何ができるのか」が一目でわかります。
BITPointのホームに表示される情報は必要最低限のもので、これなら初心者も迷わず操作ができます。
では上級者には物足りないのかというとそんなことはありません。
取引に必要なあらゆる情報を一覧でチェックできる「BITPoint ADVANCE」というWEBツールや↓
FX専用の取引ツールとして人気の「Meta Trader 4」を使った本格取引も可能↓
また、税金計算も自動でやってくれます。
多機能ながらも、初心者~上級者まで自分のニーズに合わせてトレードできるのが最大の魅力です。
スマートフォンアプリで外出先でもトレード可能
BITPointは使いやすいスマホアプリ「BITPoint Lite」もリリースしています。
急な相場の変動時などに、外出先でも対応できるのは安心で便利ですよね。
取引手数料や入出金手数料が無料
これだけ多機能なのに、各種手数料が無料なのも嬉しいところ。
取引手数料が完全に無料なだけでなく、暗号資産取引所にしては珍しく出金も無料です。
手数料も積み重なると意外と大きな金額になってしまうので馬鹿にできません。
外貨との通貨ペアやFXで取引の幅が広がる
BITPointは日本円だけでなく、USD・EUR・HKDもビットコインと通貨ペアになっています。
また、2倍・5倍・10倍・25倍のレバレッジ取引も可能。
状況の変化が激しい暗号資産相場において選択肢が多いことは有利に働きます。
まとめ
✔ 全ての暗号資産を安くて便利な「取引所」で売買することができる
✔ 初心者にはわかりやすいながらも上級者も納得の多機能さ
✔ 面倒な税金計算も自動でやってくれる
✔ 各種手数料が無料
✔ 外貨ペアやレバレッジ取引で幅広い取引が可能
✔ 暗号資産の種類が多くない
✔ まだ取引高がそこまで多くないため取引が成立しにくいときがある
▼BITPoint公式ページからはじめてみる▼
関連記事⇒BitPoint(ビットポイント)のメリット・デメリット・評判まとめ
第4位 DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
取扱通貨
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ネム(NEM)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ステラ・ルーメン(XLM)
- モナーコイン(MONA)
アルトコインでレバレッジ取引ができる(最大4倍)
国内の取引所ではアルトコインのレバレッジ取引がほとんど取扱いがありません。
国内取引所で取扱いがあったとしてもビットコイン(BTC)のみや、イーサリアムのビットコイン建取引(ETH/BTC)など、非常に限定されたものだったんですね。
DMM Bitcoinの最大の特徴は、レバレッジ取引が上記9種類すべての通貨でできることです。
特に日本で人気のリップルなどは、はじめてレバレッジ取引ができるようになるということで重宝している人も多いようです。
なお、レバレッジは最大4倍です。
アプリが使いやすくて快適
アプリも非常に使いやすくて気に入っています。
使い方などを調べなくても、感覚的にすぐに使いこなせてしまいます。
- 暗号資産取引でアプリを使うのに慣れてない
- 暗号資産FXにはじめて挑戦する
という人でも安心。
動作もサクサクしているので読み込み時間で待たされたりとストレスを感じることもありません。
また、すべてのポジションを同時に決済する「一括決済ボタン」があるのもポイントです。
出先で急な相場変動などがあったときに素早く対応することができますからね。
まとめ
✔ レバレッジ取引できる通貨の種類が豊富
✔ アプリが使いやすい
✔ サイトも見やすくて快適
✔ 現物取引の取扱いが少ない(BTC、ETH、XRPのみ)
✔ スプレッド(手数料)が高い
今なら無料の口座開設をするで1,000円もらえるキャンペーンもやっています。(キャンペーンは2021年1月1日まで)
▼DMM Bitcoin公式ページからはじめてみる▼
関連記事⇒DMM Bitcoinのメリット・デメリット・評判まとめ
第5位 Liquid by Quoine(リキッド)
取扱通貨
- ビットコイン
- イーサリアム
アジア最大級のビットコイン取引所
Liquid by Quoine(リキッド)を運営するQUOINE株式会社は、グローバル展開しておりアジア最大級のビットコイン取引所となっています。
また資本金も20億円と今回比較した運営会社の中ではbitflyerに続き2番目の資金力を誇ります。
グローバル展開しており、海外の取引所にも接続しており取扱高も安定しています。
結果として実質的な手数料であるスプレッドも狭くなっています。
さらに手数料もビットコインの現物取引は無料。
初心者も安心してはじめやすい取引所と言えるでしょう。
LINEによるカスタマーサポート
多くの取引所ではメールでのサポートのみとなっています。
リキッドはLINEによる充実のサポート体制。
またウェブ画面も非常に使いやすく、こういった意味でも初心者向けです。
✔ 世界3拠点にグローバル展開しており資本金20億円の資金力
✔ スプレッドが狭くおトク
✔ 手数料が無料
✔ 最大25倍のレバレッジで本格取引が可能
✔ メールだけでなくLINEを使ったサポート体制
✔ 取扱通貨が少ない
✔ 損失補償サービスがないためしっかり管理をする必要がある
▼リキッド公式ページからはじめてみる▼
第6位 bitFlyer(ビットフライヤー)
取扱通貨
- ビットコイン
- イーサリアム
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
- モナコイン
- リスク
資金力を裏付けとした安心感
bitFlyerの特徴はその資金力と安心感。
三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3大メガバンクやリクルートなどの大企業が株主に名を連ねています。
bitFlyerには不正出金補償サービスがあります。
資産総額が円換算で100万円を超える二段階認証ユーザーへの補償額はなんと500万円。
(それ以外の二段階認証ユーザーは10万円)
大きな資金力を持つ運営会社、そして大金を取り扱う場合の十分な補償額でユーザーは安心して取引を行うことができるのが大きなポイントです。
ショッピングや決済に使えて便利
bitFlyerのサイト内ではビットコインの売買だけでなく、実際にビットコインを使うこともできます。
また、「bitWire SHOP」というサービスでは自分のお店やサービスの決済手段をビットコインに設定することまでできてしまうんです。
登録もカンタン。
月額利用料などはかかりません。
決済手数料1%で、ビットコイン決済を利用できるので手軽で便利ですね。
レバレッジ15倍の信用取引
bitFlyerは信用取引で最大レバレッジ15倍まで取引することができます。
1位のZaifは7.77倍であることを考えると、より少ない資金で大きな取引ができるということになります。
高機能リアルタイムチャートとあわせて、投機目的のユーザーにとっても魅力的な取引所となっています。
まとめ
✔ 株主がそうそうたる大企業で安心感がある
✔ 補償サービスがあり大きな金額を取引するユーザーも安心
✔ ショッピングや決済などビットコインの利用の幅が広がる
✔ レバレッジが最大15倍
✔ クレジットカードによる購入が可能(一時停止中)
✔ 高機能リアルタイムチャートが使いやすい
✔ アルトコインの取扱いが少ない(ただし徐々に追加されています)
✔ アルトコインが手数料の高い「販売所」でしか売買できない
bitFlyerは国内の取引所の中でもっとも安心して利用できる取引所です。
(もちろん、それでも100%安全というわけではありませんが)
▼bitFlyer公式ページからはじめてみる▼
関連記事⇒bitFlyerのメリット・デメリット・評判まとめ
まとめ:暗号資産(ビットコイン)取引所は複数がおすすめ
リスク分散のため、暗号資産取引所は1つに資金を集中させておくよりも複数口座持つことをおすすめします。
取引所をいくつか持っておきたい理由は3つあります。
- 色んな通貨を取引できる状態にするため
- マウントゴックス事件のように取引所が破綻することが100%ないとは言い切れないので資金を分散させておきたい
- 不正出金による補償サービスがある取引所でも上限額が決まっているため、複数に分けた方が補償額の合計が高くなる
大きな金額を取引する人は特に、少しめんどうでもいくつかの金額に分けて運用するようにしましょう。
その方が結果的にお得です。
以下に目安を載せておきますので、好みに応じて2~3つの取引所を使ってみて下さいね。
まずはここから
全員が開いておいて損のない取引所です。
はじめての方はGMOコインかBitPointから使ってみることをおすすめします。
▼GMOコイン▼
▼BitPoint▼
安心して取引がしたい
会社に資金力がある、損失補償サービスがある、などの理由で安全な取引所。
大きく稼ぐことよりも、安心して取引がしたい人向けです。
▼bitflyer▼
▼リキッド▼
豊富な取引手法・通貨でガンガン取引したい
取引の種類が豊富、他では買えないトークンが買える、大きなレバレッジで取引ができる、など投資・投機目的で思い切りトレードしたい人におすすめ。
▼bitbank▼
▼DMM Bitcoin▼