※2017年5月10日更新
こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
皆さんは本を読むときのこだわりをお持ちでしょうか?
私は無類の読書好きです。
将来子供ができたら学校で何部に入ろうがどんな職業に就こうが構いませんが、読書好きにはしたいと独身の今から考えてしまうくらい好きです。
本と名のつくものであれば、ビジネス・小説・自己啓発・マンガ・雑誌…とジャンルや形式は問いません。
本の読み方は自由で人それぞれかと思いますが、今日は
「自分が効果的だと考える読書の方法」
をご紹介します。
読書をするときに意識したい考え方・方法
目的を明確にする
まず、読書する際は必ずその本を読む目的を明確にします。
大分類は<学び>か<娯楽>。
これをする理由は物事の優先順位を間違えないためです。
例えば、今の私の優先順位は
仕事&活動>キニアルワンダ習得>英語力向上>読書(学び)>ニュースチェック>読書(娯楽)
です。このように整理せず漠然と読書をしていると
「毎日ニュースのチェックもしていないのに娯楽のための小説を読んでいる」
といったような逆転現象が生じてしまい、かつそのことに気が付きにくくなります。
あとは「学び」の中でも考え方の幅を広げたいのか、内容を覚えたいのかなどにより読むタイミング、回数、スピードなど細かい要素が決まってきます。
次の項目以降は<学び>の読書についてです。
出来るだけ昔の本から選ぶ
私が読む本を決める際には、あまり新刊からは選びません。
理由は二つ。
一つは、その方がはずれが少ないから。
新刊が次々と出る中マーケットの淘汰を生き抜いて来た実力は伊達ではありません。
ポテチは結局塩味が美味しいみたいな感じ。
当たりはずれを楽しむのも醍醐味かと思いますが、死ぬまでに出来る限り多くの良書に当たりたいと考えるのは読書好きの性ですからね。
二つ目は、新刊の著者も結局昔の本から影響を受けて内容が似通っていることが多いから。
もちろん時代に沿った内容や新しい考え方を学ぶことが出来るのはその時代に発刊された本だけなので、全く無視はできません。
しかしやはり、先人たちが影響を受けてきたその源泉にある書、そして考え方にあたるのは非常に有用です。
以下の記事では、古典をおすすめする理由とおすすめ本を紹介しています。
<読んだ>と<読んだ事ある>は違う
<本を読んだ>といえるのは最低でも、
本の内容を自分の言葉で簡単に説明できて、かつそれに対する自分の考えを持っている・もしくは応用可能な状態である
ということだと考えています。
なので「どんな本だった?」と本の内容を聞かれて
「…内容はよく覚えてないけど、めっちゃ面白かったよ!」
としか答えられないのは私の定義では<読んだ事ある>という状態です。
もちろんそれは全く悪い事ではないですが、「目的が明確である」の項目で挙げた<娯楽>に分類される読み方です。
たまに「一番興味の湧かない本」を選ぶ
読む本のジャンルは知らないうちに偏ってしまうもの。
そうなると、知識や考え方にも偏りが出来てしまう恐れがあります。
なのでそうならない為にたまに、
「絶対この本つまらないだろうな」
と思う本を選んだりします。
数年前までは、『星の王子さま』なんて子供だましで読んでも得るものなんてないんじゃないかと思っていました。
そのときの自分には「一番興味の湧かない本」でした。
ダメもとでいざ読んでみると…
私みたいな大人こそ真っ先に読むべき本であることに気が付きました。
今ではすっかりお気に入りの一冊で日本語版だけでなく英語版までKindleに入っています。
同じ趣旨で、自分とはタイプの異なる本を読んでいそうな友人などにおすすめを聞いてみるのも手ですね。
無理して読まない
「読み始めてみたは良いけどなんか入り込めないな」
「評価が高い本なのに全然おもしろいと思えない」
本を読みながらこのように感じたことはないでしょうか?
わたしもよくあるのですが、そういう時は即読むのをやめます。
即です。食い気味でやめます。
「せっかく買った」とか「皆良いと言ってる」などの心理で無理に読み進めても良い事ないです。
たしかに、本に使ったお金はもったいないし、みんながその本から得ているものを得られない機会損失も考えたくなります。
でも、読みたくない本を読み続けることの方がよっぽどもったいないですからね。
一度や二度の人生では読み切れないほど、自分のためになる、読んでいて面白いと思える本が世の中にはあります。
同じ本は繰り返し読む
特に読書の目的が「知識の習得」などである場合、その本を読む回数はよっぽどの天才でもない限り1回では十分ではありません。
なんでもかんでも繰り返し読んで覚えるには時間の制約があります。
主に、
- 内容を覚えたい場合
- 自身の専門分野
- 考え方や思想をなじませたい
ような場合には2回でも3回でも、繰り返し読むべきです。
自分の記憶保持力と相談して期間を決めて繰り返し読みましょう。
そうすることで本の内容が血となり肉となります。
私はお気に入りの『論語』などは1年に1度は読むようにしています。
まとめ:根本にあるのは結局「楽しい」
ここまであれやこれやと書いてきました。
「なんかそこまで考えるの疲れない?楽しければ良いじゃん!」
と思われた方もいるでしょう。
私も本を読んでいる時に一番こころの底にある感情は
「楽しい」です。
でも楽しいからこそ、そこから得られるものを最大限にしたいし、良いものと出会いたいんですよね。
これからも引き続き、自分なりの読書スタイルを確立していきたいと思います。
つぎにおススメ!