こんにちは、ルワンダ会計士ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
怒ってます。
マンガ好きの私が、今すごく怒っていることがあります。
みなさんは『火ノ丸相撲』というマンガをご存知でしょうか？
読む者の心をアツくさせる傑作なのですが、その割に話題になっていない。
今でも人気はあるんです。Amazonの評価も高い。
でもこれだけ面白かったらもっともっと評価されるべきじゃないかと思う。
という訳で今回は、もっとみんなに知ってもらいたい、もっとみんなに読んでもらいたい、『火ノ丸相撲』の魅力を紹介したいと思います。
目次
火ノ丸相撲とは？
『火ノ丸相撲』は週刊少年ジャンプで連載中の相撲マンガです。
「は、相撲？興味ねえわ」
そう思った方も少しお待ちください。
気持ちよくわかります。
わたしもそうでしたから。
相撲を題材にした漫画なんて…そう思ってました。
それが今では紹介記事書いちゃうくらいのファンです。
なんならこのマンガがきっかけで相撲に興味が出てしまったくらいです。
『火ノ丸相撲』あらすじ
ネタバレなしです。第1話をざっくりまとめています。
舞台は相撲の超弱小高校「大太刀高校」
弱小どころか部員は小関 信也ただひとりだった。
そんな大太刀高校に入学した一人の小柄な青年・潮 火ノ丸（うしお ひのまる）。
入部希望を出した火ノ丸はさっそく部長に道場に連れて行って欲しいと言うが、部長は気乗りしない様子。
道場につくとそこでは大太刀高校のケンカ番長・五條 佑真とそのチンピラ仲間がたむろする場となっていた。
道場の雑な使い方が許せない火ノ丸。
さらに、部長が代わりに作った手作りの稽古場も五條たちの手によってメチャメチャにされてしまう。
怒った火ノ丸は決闘を申し込む。五條が出した条件は
「五條に10分間無抵抗で殴り続けられて立っていられたら道場を返す」
という無理難題。
しかし火ノ丸は引き受ける。
殴っても殴っても倒れない火ノ丸。
10分どころか15分の間、ただの1度も倒れなかった。
相撲ってのはなあ 足の裏以外が地面に着いたら負けなんじゃ
倒れないために積んできた稽古じゃ
チンピラのなまくらパンチでワシを倒せる訳なかろうが引用：『火ノ丸相撲』1巻
逆上して殴り続けようとする五條。
「無抵抗の時間はさっき終わったぞ」そういって火ノ丸は相撲で反撃に出て、一撃で五條を倒してしまう。
こうして無事道場を取り返した火ノ丸たちの高校相撲生活がはじまった。
魅力①相撲部のメンバーが個性的
ストーリー上の重大なネタバレはしていませんが、引用したシーンや説明からある程度ストーリーが予測できてしまう部分があります。
▼さっそく1巻から読んでみる▼
この後、徐々に相撲部のメンバーが増えていくのですが、登場人物がみんな個性的で作品の魅力を引き出しています。
潮 火ノ丸（うしお ひのまる）
主人公。大太刀高校の1年生。
異名は国宝「鬼丸」
小学生相撲で2冠をとり「その強さ鬼の如し」と恐れられるも、
慎重が伸びず中学時代はほとんど実績をあげられず。
普段は明るくやさしい性格だが、相撲のときに見せる気合いと執念はまさに「鬼」の如し。
小関 信也（おぜき しんや）
大太刀高校の相撲部部長。
火ノ丸にも負けないくらいの相撲愛を持っているが、その優しすぎる性格や自身のなさから勝負には弱い。
しかし、ここ一番で気持ちの歯車が揃った時には、
いままで地道に鍛えてきたその力を爆発させる。
五條 佑真（ごじょう ゆうま）
第1話で火ノ丸に瞬殺された佑真。
空手経験者であること、ケンカ無敗の男だっただけあって身体能力は高い。
相撲部の一員の自覚が出てくると共に、今まで自分が部にしていたことへの負い目を感じるようになるが、
火ノ丸や部長、空手の恩師との関わりの中で意識を変えていく。
空手仕込みの突きは国宝「草薙剣」と呼ばれる久世 草介（くぜ そうすけ）をグラつかせるほどの威力を持つ。
國崎千比路(くにさき ちひろ)
大太刀高校の2年生で、初登場時はレスリング部。
1年生の時にレスリング国体優勝している。
将来アメリカの総合格闘技で頂点を取るのが目標。
火ノ丸との出会いから相撲で必要な力が総合格闘技にも役立つと相撲部に入る。
レスリングで鍛えたフィジカルと持ち前のセンスで相撲部のエース級に。
彼を一言で形容するなら「天才」。
レスリング技を使った試合展開は動きがあり、ダイナミック。
三ツ橋 蛍（みつはし けい）
大太刀高校1年生。
相撲経験はもちろん、スポーツ経験はほとんどなく、気も弱い。
自分と同じように小柄ながらも大きな相手に立ち向かう火ノ丸に魅せられて入部。
お世辞にもセンスがあるとは言えないが、その真面目で素直な性格でコツコツと練習を重ねる。
辻 桐仁（つじ きりひと）
大太刀高校一年生であり、相撲部の監督。
火ノ丸とは小学生の時に同じ相撲クラブで稽古に励む。
選手として火ノ丸に劣らない素質を持つが、肺の病気を抱えていて20秒しか戦うことが出来ない。
体格という壁にぶち当たる火ノ丸を、そして様々なバックグラウンドから相撲を始めた大太刀高校相撲部メンバーを監督として支える。
魅力②「国宝」という設定
黄金期ともいえるほど将来有望な選手が多い高校相撲界。
その中でも特に将来横綱になることを期待されている選手は国宝級の日本刀の名を借りて称されます。
少年の心をいつまでも持ち続ける私は「国宝〇〇」って聞いただけでワクワクしちゃいます。笑
潮 火ノ丸「鬼丸国綱」
上記参照。
沙田 美月「三日月宗近」
石神高校の1年生で相撲部のエース。(写真左)
天性の運動センスで国宝「三日月宗近」と呼ばれるようになるも、
そのセンスゆえに練習への熱意や勝利への執着心は足りない。
しかし、火ノ丸に敗北したことなどを通じて勝利への執念を持つようなり
「努力を知った天才」へと化ける。
久世 草介「草薙剣」
栄華大附属高校一年生。
大横綱・大和国（やまとくに）の息子である。
小学四年生のときに取り組みで相手に大けがを負わせてしまい、
「試合に出ると若い芽を摘むことになる」と父親から公式戦に出る事を禁じられていたが…。
この他にも日景 典馬「大典太光世」や天王寺 獅童「童子切安綱」などのキャラクターが登場し、火ノ丸たちと戦いを繰り広げる。
魅力③展開が早い！
相撲という競技の性質上、1試合に必要以上のボリュームを割かないため展開が早く飽きません。
かといってあっさり終わってしまう訳ではないんです。
たまに回想シーンなどを混ぜることで物足りなさを感じることもなく、絶妙なバランスで成り立っています。
展開が早いわりに主人公以外のキャラクターもしっかり掘り下げられていて、作者のキャラ愛・作品愛を感じますね。
魅力④目標が明確
この話は主人公である火ノ丸が横綱になるという明確な目的があります。
そしてそのために乗り越えなければならない壁、高校相撲界に君臨する天王寺 獅童(国宝「童子切安綱」)。
このように明確な目標を登場キャラクターと共有することで物語に入り込むことが出来ます。
自身に満ちたインタビューと天王寺の強キャラ感がたまりません。笑
俺が 誰より相撲好きってことやと思います。
俺が 一番相撲が好きで
俺が 一番相撲の稽古をしてる
だから俺が 一番強い
引用：『火の丸相撲』 11巻
まとめ：「王道」×「邪道」で最高の面白さを引き出す
「友情・努力・勝利」というジャンプの超王道要素を盛り込みながら、
「相撲」というスポーツマンガとしては「邪道」ともいえる題材。
この一見ミスマッチな組み合わせが最高の化学反応を起こして読者を興奮させるマンガです。
私のようにもともと相撲に興味がない人でも楽しめる作品となってますので、是非お試しあれ！
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