こんにちは、会計士ブロガーの根本(@dujtcr77)です。
「預けておくだけで仮想通貨が増えるサービスをご存知ですか?」
と、私のブログ史上もっともうさん臭く、怪しい1文で本日の記事が開幕しました。
日本国内でも盛り上がりを見せている仮想通貨投資。
仮想通貨の取引にはおそらく大手3社「コインチェック」「Zaif」「bitFlyer」あたりを利用している方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな大手の1つ「Coincheck」が提供している「貸仮想通貨サービス」を紹介したいと思います。
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仮想通貨取引所はそれぞれにメリット・デメリットがあるので2~3つは併用するのがおススメです。
「どこの取引所がいいの?」と迷った方はこちらの記事をどうぞ↓
目次
Coincheck(コインチェック)の「貸仮想通貨サービス」とは
サービス概要
Coincheckが提供している「貸仮想通貨サービス」は、仮想通貨取引所のCoincheckに仮想通貨を一定期間貸し出すことのできるサービスです。
貸した仮想通貨の返却を受ける際には、元本と共に利息が付いて返ってきます。(利息の詳細は後述)
例えば、1ビットコイン(1BTC)を1年間貸し出したとしましょう。
この間、ユーザーは基本的にビットコインを返却してもらったり売ることはできません。
1年間が経過すると、自動更新の設定をしていなければ貸し出した1ビットコインに利息5%分の0.05ビットコインが付いて返却されます。
これが「貸仮想通貨サービス」のざっくりとした内容です。
なお、ここではビットコインを例に出しましたが、「貸仮想通貨サービス」はCoincheckで取り扱っている全ての仮想通貨が対象です。
仮想通貨を貸しているだけで勝手に増えて返ってくるので、ずいぶんとオイシイ話ですね。
ここからは、具体的なメリットや注意点・使い方などを紹介していきますね。
「貸仮想通貨サービス」を利用するには「Coincheck」のアカウントを開く必要があります。
申し込みは3分ほどでカンタンにできてしまうのですが、取引できるようになるまで少し時間がかかります。
まだアカウントを持っていない方はおはやめにどうぞ。
▼Coincheckにアカウントを持っていない人はこちら▼
「貸仮想通貨サービス」のメリット
仮想通貨で利息が受け取れる(最大5%)
仮想通貨を貸すことのメリットは、返却時に利息分も受け取ることができることです。
利率は貸出期間に応じて以下のように変わります。
「貸仮想通貨サービス」の利率一覧
- 14日間:年率1%
- 30日間:年率2%
- 90日間:年率3%
- 365日間:年率5%
たとえば日本の定期預金なんて金利0.1%とかですから、数十倍の金利が得られる貸仮想通貨はまさにケタ違いですね。
(契約形態やリスクを考えると定期預金と比べるものではないですが、参考数値として)
もともと売るつもりがなく、長期間保有する予定の方は積極的に利用したいサービスですね。
目先の利益のために売ってしまうことを防げる
「もともと売るつもりがなく、長期間保有する予定の方は」と書きました。
でも皆さん、こんな経験はありませんか?
- 買った仮想通貨(通貨Aとしましょう)をしばらく売らないと心に決める
- 通貨Aが大きく値上がり
- ついつい売って利益を確定させてしまう
- その後通貨Aはさらに2倍、3倍と上昇を続けて「あの時売らなければ…」と後悔
これ、けっこう心当たりのある方も多いのではないでしょうか?笑
投資において「こうしよう」と決めたルールを固く守ることほど難しいものはありません。
もし貸仮想通貨で自分が売らないつもりの期間、売買できない状況を作り出してしまえばこのような失敗はなくなります。
仮想通貨取引所のサイトを見る回数が減る
売買ができてしまう状況だと、どうしても持っている通貨の価格が気になってしまうんですよね。
もちろん、貸仮想通貨をしていても保有している通貨の行方は気になることでしょう。
でも、「どうせ売買できないんだからそんな頻繁に見る必要もないか」とある種あきらめがつくので、その回数は減ることになります。
最近仮想通貨に夢中になって、仕事や私生活に支障をきたしてしまっている人は、アツい気持ちと共に通貨を寝かせておくのも1つの手です。
「貸仮想通貨サービス」のリスクやデメリット
貸出期間中は売買できない
仮想通貨を貸し出している間は、その通貨に関しては売却や利用はできません。
契約の中途解約も、破産手続き開始など特別な場合を除きできなくなっています。
そのため、例えば貸している通貨に悪いニュースが出て今後下落していきそうな場合でも、どうすることもできないのです。
好きなタイミングで売買ができないというのはその期間「利確(利益確定)」や「損切り」の権利をすべて放棄するようなものです。
ここらへんは十分にリスクとして認識しておく必要があります。
どちらかと言うと、「どうせもともと売るつもりないし」と長期でどっしり構えている方向けでしょう。
預けた仮想通貨は「分別管理」の対象にならない
2017年4月より施行された改正資金決済法により、取引所のような「仮想通貨交換業」を行っている者は「仮想通貨交換業者」として登録することが義務付けられました。
「仮想通貨交換事業」で預かったユーザーの仮想通貨と会社の資金(仮想通貨)は分けて管理しなければならないことになっています。
(これを「分別管理」といいます)
ただし当記事で紹介している「貸仮想通貨サービス」は「仮想通貨交換業者」として行うサービスではありません
私たちが貸した仮想通貨は分別管理の対象にならないのです。
預けた仮想通貨まで経営資金として使われる可能性があるのは少し心配ですよね。
また、例えばCoincheckの経営破綻して「ごめんね借りてた分も返せない」と返還されない可能性もあるのです。
「貸仮想通貨サービス」の評判
貸仮想通貨サービスを利用している人は「ガチホ(※)するのに便利」「どうせ売らないで持っているし」といった、もともと長期保有目的の方が主に利用していました。
(※)ガチホとは「ガチでホールド」の略で、その銘柄をずっと売らないで保有するスタンスを表します。株などの投資全般で使われる言葉です。
コインチェックにしても何にしても口座だけでも持っておくとすぐ動けて便利ですからオススメします。コインチェックは貸仮想通貨サービスもあるからガチホには便利です。私はBTCガチホ用に口座持ってます。
— アルトコインファン (@monanem123) 2017年11月27日
そーいや、coincheckで貸仮想通貨使っみた。
どうせHODLだし。小銭稼ぎ。笑
XRP貸してます。
どうぞお使いください。笑— りょぷとん@仮想通貨男子19歳 (@ryo_crypton) 2017年10月29日
ネガティブな評判として「貸出申請が長期間通らない」といったものが目立ちましたね。
Twitterでの口コミを見ている限り、長期間の貸出申請は通りづらいという噂もありました。
リップル貸仮想通貨申請ぜんぜん通らない〜
— イコリ@資産運用勉強中! (@icori_16) 2017年11月25日
「貸仮想通貨サービス」の始め方・使い方
(1)まずは「貸仮想通貨サービス」のアカウントを開設
「貸仮想通貨サービス」を利用するには専用のアカウントを開設する必要があります。
といっても、すでに「Coincheck」の取引アカウントを持っている人なら30秒ほどしかかかりません。
▼まだCoincheckにアカウントを持っていない人はこちら▼
※口座開設手続きは3分ほどで終わりますが、取引ができるようになるまで通常は数日かかるのでおはやめに。
(1)①Coincheckの「貸仮想通貨サービス」ページより「貸仮想通貨サービスに登録する」をクリック
(1)②約款とリスクを確認し、同意であればチェックを入れて「仮想通貨サービスに登録する」をクリック
これで貸仮想通貨アカウントの開設は完了です。
次は実際に仮想通貨の貸し出しをしてみましょう。
「貸仮想通貨サービス」の使い方
それでは、実際に仮想通貨をCoincheckに貸してみましょう。
私の注目する仮想通貨LSKを300枚ほど預けてみます。
【関連記事】
LISKについての解説記事です↓
LISK(リスク)と仮想通貨LSKとは?イーサリアムとの違いは?概要や将来性、取扱い取引所などまとめ
(2)①「貸仮想通貨」のアカウントにログインしましょう。
ふだん取引をするアカウントとは別物の扱いなので、最初は仮想通貨は何もない状態です。
(2)②まずはここに仮想通貨を入れるために左側のメニューより「コインを受け取る」を選びます。
(2)③貸仮想通貨アカウントで受け取りたい(貸し出したい)コインを選択
(2)④「アドレスを作成」をクリックして表示されたアドレスをコピーしましょう。
(2)⑤右上のメニューから一度「取引アカウント」に移動します。
(2)⑥「コインを送る」よりコインの送金ページへ。
(2)⑦自分が送りたい通貨、今回は「Lisk」を送るを選択します。
(2)⑧まずは「送金先リストの編集」から送金先を設定します(はじめての場合)。
(2)⑨新規ラベルにはわかりやすい名前(今回は「貸仮想通貨」)を、新規宛先には「手順「(2)④」でコピーした宛先を入力しましょう。
(2)⑩送信先の設定が完了したらコインを貸仮想通貨アカウントに送ります。
宛先には先ほど入力した送信先を選択、送金したい金額を入力して「送金する」をクリックします。
(2)⑪リスクの送金が完了したらふたたび「貸仮想通貨」アカウントに切り替えます。
先ほどはすべて0でしたが、送金したLSK300枚とその日本円換算額266,436円が確認できると思います。
ここまで来たらあと一歩です。
「コインを貸す」からLSKを貸す手続きに入ります。
(2)⑫以下の画面のように貸したい通貨と貸出期間、金額を設定して「LSKを貸す」をクリックします。
ちなみに、この画面で「返却時に再度貸出申請を行う」にチェックが入っていると契約は自動更新になります(アップ画像☟)
私は返却後の状況によって決めたいので今回はチェックを外しました。
(2)⑬貸し出しの申請をしている間は「貸出注文の一覧」に表示されます。
申請が承認されるまで待ちましょう。
貸し出しスタート(追記予定)
LSKの貸出申請をして1日経ちますが、まだ承認されていません。
口コミにもあった通り少し時間がかかるのかもしれませんね。
貸し出しがスタートしたらまた「どれくらいで承認がおりたか」などわかった事をここに追記していきたいと思います。
【おさらい】貸仮想通貨は3ステップで完了
こうやって画面のスクリーンショット付きで見ると長く感じますが、やってしまえばあっという間です。
使い方を最後にまとめると、大きく3ステップ。
「貸仮想通貨」のやり方まとめ
- 「貸仮想通貨のアカウント」を作る
- 貸したい仮想通貨を「取引アカウント」から「貸仮想通貨アカウント」に移動する
- 「貸仮想通貨アカウント」から仮想通貨を貸す
さて、これで私は300LSKを嫌でも1年間売却することができません。
10倍になってたら利子も含めると約26万円⇒約280万円なので夢がありますね~。
お金のタイムカプセルみたいでワクワクします。笑
まとめ:Coincheckの「貸仮想通貨」は上手に使い分けたい
✔ どうせ持ち続けるなら利息も受け取っておトクに運用したい
✔ 長く保有するはずの通貨をついつい売ってしまう(するつもりのない利確をしてしまう)
✔ 仮想通貨の値動きが気になって生活や仕事に支障がでてしまっている
このように、貸仮想通貨を利用するメリットがある一方で、前述の通り「最悪の場合返してもらえないかもしれない」のようなデメリットもあります。
そのため全ての仮想通貨を貸すみたいなことはせず、保有する一部の通貨を長期で寝かせておくくらいの使い方が現状ベストかなと思っています。
▼まだCoincheckに登録してない方はこちらから▼
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今回紹介した「貸仮想通貨サービス」を取り扱っているCoincheckの詳しい紹介記事はこちら☟
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