こんにちは、ブロックチェーンゲーマーの根本(@dujtcr77)です。
最近ブロックチェーンゲーム業界で良く名前を聞くAnimoca Brands。
「Animoca Brandsっていったい何者?」
「ブロックチェーンゲーム業界でどんなことをしてるの?」
と疑問に思っている方もいるかと思います。
今回はAnimoca Brandsと同社が関与しているブロックチェーンゲーム事業をまとめました。
Animoca Brandsとは
Animoca Brandsは香港を拠点としたゲーム開発企業です。
ドラえもんやちびまる子ちゃんなど人気の知的財産をベースにしたゲームも開発しています。
先日、F1と提携を行いブロックチェーンレースゲーム『F1® Delta Time』の開発を発表したことでも話題になりました。
Animoca Brandsは独自のゲーム開発だけでなく、ブロックチェーンゲーム業界で投資や提携など多くの動きを見せています。
この記事では、各取り組みについて紹介していきます。
▼Animoca Brandsをもっと詳しく見てみる▼
Animoca Brandsの関与するブロックチェーンゲーム・プロジェクト
ATARI(アタリ)との提携
Atari® partners with Animoca Brands to make blockchain versions of Atari games RollerCoaster Tycoon® Touch™ and Goon Squad™
Read the full report here: https://t.co/RchtFCydXB pic.twitter.com/IzsdLs7jpO
— Animoca Brands (@animocabrands) 2018年12月18日
Animoca Brandsはアメリカの大手老舗ゲーム会社ATARIと提携し、ATARIの提供する『RollerCoaster Tycoon Touch』と『Goon Squad 』のブロックチェーンゲーム化を行うことを発表しました。
ゲーム公開は2019年後半となる見込みです。
「既存のゲームをブロックチェーンゲーム化するのは上手くいくのか?」
という論点はいったん置いておいて、老舗のATARIがブロックチェーンゲームへの関心を示しているということは業界としては非常に大きいですね。
どのようにブロックチェーンゲーム化が行われるのか、今後の展開にも注目ですね。
The Sandbox(サンドボックス)
Animoca Brandsは2018年に『The Sandbox(サンドボックス)』を開発するPixowl社を買収しました。
サンドボックスはマインクラフトのようなイメージのゲームです。
ブロックチェーン技術を利用して、分散型のコンテンツプラットフォームの開発を行っています。
例えば専用のエディターでコンテンツを作成したり、アイテムをNFT化したり、他のクリエイターが作成したコンテンツで遊んだりと、かなり自由度が高いゲームとなっています。
「遊ぶ」「トレードする」だけでなく「創造する」要素が加わっているのが従来のブロックチェーンゲームとは大きく異なる点です。
2019年にβ版が公開される予定。
Lucid Sightと提携
Animoca Brandsは、ブロックチェーンゲーム開発会社Lucid Sightに投資し、提携しました。
Lucid Sightは『Crypto Space Commander(CSC)』や『Cryptic Conjure』、『MLB Champions™』など数多くのブロックチェーンゲームの開発を行っています。
現状では正直、どのゲームも進捗が中途半端です。
今回、Animoca Brandsがベンチャーキャピタルなど数社と合わせてLucid Sightへ600万ドルの投資を行うことにより、ゲームの開発体制が強化されることに期待ですね。
Animoca Brandsは投資だけでなくLucid Sightのアジア独占パートナーとして、当社のゲームの販売や宣伝も行っていく予定です。
Football-Starsを開発するStryking Entertainmentの買収
We’re happy to announce our acquisition of fantasy football⚽ game @FootballStarsEN developer @Stryking_com! 🙌
Read the full report here: https://t.co/dEnBZbvLkI#DApps #nft #football #soccer #fantasyfootball— Animoca Brands (@animocabrands) 2019年4月5日
Animoca Brandsは『Football-Stars』を開発するStryking Entertainmentの買収も発表しました。
『Football-Stars』はサッカーチームのマネジメントゲームで、ドイツのプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ」などともライセンス契約をしています。
ゲーム内のクラブや選手などをNFT化し、ブロックチェーンゲーム化する方向で動いていくようです。
F1®Delta Timeの開発
We partnered with @F1 to make the #blockchain game “F1 Delta Time”! Phased launch starts in May. Check out the announcement and images at https://t.co/Dbav7oK57R #f1 #blockchaingames #nft #racing pic.twitter.com/ra8epfryWr
— Animoca Brands (@animocabrands) 2019年3月26日
Animoca BrandsはFormula1® とグローバルライセンスを締結し、「F1®Delta Time」というレースゲームの開発も行っています。
リリースは2019年5月で、現在は事前登録を受付中です。
登録をするとアイテム(NFT)がもらえます。
▼F1®Delta Timeに事前登録する▼
まとめ
馴染みのないゲームや会社名(しかも横文字)が出てきてすごいのかすごくないのかよくわからなかった方もいるかと思います。
要はAnimoca Brandsは、
- 既存のゲームをブロックチェーンゲームにする取り組み
- ブロックチェーンゲーム開発企業への出資や提携
- 自社でもブロックチェーンゲームの開発
とあらゆる面からブロックチェーンゲームを盛り上げる取り組みをしているということです。
今後もAnimoca Brandsの取り組みには目を離せません。