こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
みなさんは「アフリカ」って聞いてどんな街並みを想像しますか?
ゴミとかそこらじゅうに落ちていて、
不衛生なイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。
実はルワンダはものすごく綺麗な国なんです。
ただブログを見て連絡をくれたバックパッカーさん達や、
アフリカをよく知っている方たちと話すとみんな口を揃えて「ルワンダはキレイで驚いた」と言います。
街がきれい
【ウムガンダ】月1回、国民みんなで大掃除
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ウムガンダとは?
ウムガ…
このブログでも何度か紹介していますが、
ルワンダには「ウムガンダ」と呼ばれる制度があります。
ウムガンダは毎月最終土曜日の午前中(8時~11時)に行われる、国民総出の奉仕活動であり、18歳~65歳までの健常者全員に参加が義務付けられています。
ウムガンダは「共通目的のもとに一体となる」という意味を持ち、清掃や道路整備、草刈り、公共施設の修繕など地域ごとに様々な活動を行います。
これは植民地時代に始まった制度ですが、現在ではジェノサイドからの国家再建という一面も持ち合わせています。
2007年~2012年のウムガンダによる国家発展に対する経済価値は、6,000万ドル以上と言われています。
厳密には掃除だけではありませんが、
この取り組みがルワンダの美しさの理由のひとつであることは確かです。
例えばホテルや飲食店の多い「Remera(レメラ)」という地域でも、
人が多くたくさんのゴミが出るにもかかわらずこの通り。
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日ごろからこまめにお掃除
月1回のウムガンダだけでは街を常にキレイに保つことはできません。
ウムガンダだけでなく日ごろからこまめに掃除をすることで、
ルワンダは常にきれいな街並みを保っているんです。
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この写真は私の住んでいるブゲセラ郡という地域の一番栄えたタウンです。
人通りも多く、近くにはイソコ(マーケット)もあり汚くなる要素はたくさんあるのにキレイですね。
このタウンから車で約20分のムウォゴという村に私は住んでいます。
もちろんムウォゴも超キレイですよ。
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写真のように朝6時くらいからお母さんたちが掃除してくれています。
朝掃除した直後だとゴミはもちろん道に葉っぱすっら落ちていないほどです。
ルワンダ人もきれい好き
このようにルワンダがとてもクリーンな国なのは、
大統領であるポール・カガメ氏の政策によるところが大きいです。
前述のようにウムガンダという政策があったり、
またルワンダはビニール袋の持ち込みが禁止されています。
入国時にビニール袋が見つかると没収されるという徹底ぶり。
このような政策がそうさせたのか、もともとそういった国民性なのか、
1年しかルワンダに住んでいない私にはわかりませんが、
そもそもルワンダ人がすごくきれい好きなんです。
ビールを飲むとき瓶の口を拭く
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ルワンダで飲まれるお酒は主にビール。
ビールはグラスに入れて飲む場合と、
グラスを使わずにそのままビンに口をつけて飲む場合があります。
感覚的にはしっかりしたバーやレストランだとグラスを使うことが多いですかね。
コップを使わないでビンに口をつけて飲むときは、
多くの人が写真真ん中にあるようなナプキンでビンを拭きます。
私はルワンダに来た頃は気にせずそのまま飲んでいましたが、
今ではすっかり影響されてビンの口を拭いてから飲むようになりました。
手で食べる料理の前には手洗いセットを持ってきてくれる
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タウンの行きつけのバーには裏メニューがあります(メニューに載っていない)。
それが写真右の「ホールチキン」。
「ホールチキン1つ」って言うとニワトリ解体してまるまる1体食べることができます。
このチキンをむしゃぶりながら、外はカリッと中はホクホクのポテトをかじるのが最高なんですよ。
チキンを食べる時はもちろん素手です。
これを頼むとチキンが出てくる直前にお店のスタッフが「お手洗いセット」を席まで持ってきてくれます。
桶とお湯、せっけんですね。
スタッフがひとりひとりのもとへ来て、手を洗う。
そしてすっかりきれいになった手でチキンとポテトを手づかみ!
綺麗にしたばかりの手を油でギトギトにしながら肉と芋を食べる。
「ああ、オレ生きてるな~」って感じします。笑
ルワンダ人はいい匂い?
これは一定以上の収入がある人の傾向ですが、
体のニオイにも気を付けているルワンダ人も非常に多いですね。
同僚は男でも朝せっけんの香りがしたりします。
また首都キガリなど栄えている場所では男女ともに香水をつけている人が多いです。
外国人特有の強い香りなので日本人は苦手かもしれませんが。
1年じゅうアツい国ですし、みんながみんなニオイを気にする余裕があるわけではないので、
もちろん汗の臭いがする人もたくさんいます。
でも個人的にはそこまで気にならないレベルですね。
日本への一時帰国を終えてはじめて汗臭いルワンダ人に会った時、
「ああ、ルワンダ帰ってきたな」ってなんか嬉しくなっちゃいました(変態)
心もクリーン
クリーンガバメント
大統領主導のもとクリーンにしているのは街並みだけではありません。
ルワンダは政治もクリーンだと言われています。
「汚職をなくす」ということに大統領は力を入れています。
実際に政治の場面で汚職が行われているのか確認することはできませんが、
少なくとも生活していて「クリーンな国だな」と感じます。
賄賂を要求されたり、警察の汚職を目の当たりにしたこともありませんし、
そういった話も聞かないですからね。
犯罪も少ない
ルワンダはアフリカで一番平和な国と言われています。
1年間ルワンダで生活していて危険な目にあったことはありません。
(大事には至らなかったものの犯罪被害にあった人はいます。当然ですが絶対に安全と言うわけではないです)
「ぼったくり」もかなり少ない。
タクシーの運転手なんかはふっかけてくることがありますが、
笑顔で「高えよ!」ってツッコんで交渉するとだいたい適正価格まですぐ落ちます。
経験上、ルワンダで損をするパターンで多いのがこの2つでしょうか。
- タクシーが高い金額を提示してくる
- レストランの会計が間違っている(これは騙すつもりでなくシンプルに間違っちゃう。安くなることもある)
いずれにしても値切るなり間違いを指摘すればちゃんとした値段になります。
英語が通じない場合は以下の記事を参考にコミュニケーションしてみてください。
値切り成功の秘訣は「現地語を話すこと」と「笑顔」と「デカい声」です。
さいごに
自分たちの住む場所がキレイというのは本当に気持ちが良いものですね。
日本への一時帰国を終えて約3週間ぶりに家に帰って来たとき、
「ほこりとかかぶって家汚いかもな~」と覚悟しているとまあ!
お手伝いさんがしっかりと掃除してくれていて、
現状維持どころか出発前よりキレイになっていました。
なにも言ってないのに…素晴らし過ぎる。
今回は「キレイな部分」に焦点を当てたので、
ここまで読んでくださった方はすべてがクリーンであるように感じたかたもしれません。
しかしルワンダには、そこまで気をまわす(主に経済的)余裕のない人、家庭がたくさんあるのも事実。
毎日同じボロボロの服を着ている子どもたち、
綺麗な水へのアクセスがない家庭や集落。
まだまだ解決しなければいけない問題は山積みなんです。
このブログでは引き続き良いことばかりではなく、
色んなルワンダの側面を紹介していきたいと思います!
つぎにおススメ!
・【協力隊の活動】ルワンダでこんなことしてました!1年目の総まとめ
・紙芝居「ルワンダに住むエリックくん」~何もかもはできなくとも、何かはきっとできる~