協力隊-日常

『世界の村で発見!こんなところに日本人』では伝わりきらなかったルワンダの14の魅力

先日、『世界の村で発見!こんなとことに日本人』でルワンダが特集されました。

放送では、ルワンダで見る事のできる絶滅危惧種・マウンテンゴリラの紹介を中心に30分ほどルワンダが紹介されています。

ルワンダでは、世界に約900頭しかいないと言われている絶滅危惧種「マウンテンゴリラ」を見ることの出来るトレッキングツアーがあります。

しかし、ルワンダの良い所はこんなもんではありません。

今回は現地で生活しているからこそ知っているルワンダの魅力を紹介したいと思います!

ルワンダの好きなところ

好きなところ①:治安が良い

なんといってもこれです。治安が良い。

中二病の後遺症か、「治安の悪い地域で危険を顧みず活動するオレの武勇伝を聞きたいか?」みたいな生き方もかっこいいと思うし憧れますが、やっぱり平和で健康が一番だと思います。

「アフリカ=危険」というイメージを根底から覆すようなルワンダののほほんとしていて、平和な雰囲気が大好きです。

日本よりは注意が必要ですが、夜でもひとりで町を歩くことが出来ますからねー!

好きなところ②:自然が美しい

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ルワンダは「千の丘の国」と呼ばれるだけあって、あらゆるところに丘があります。

そのため、日本にいる時より空や景色を見る事が多くなりました。

「歩きスマホ」をやめさせたければ景色の美しい国にするのが一番です。

ちなみにルワンダの丘の魅力を伝えるための活動もちょびちょび進めています。

好きなところ③:ルワンダ人グイグイ来ない

他の途上国と同じように、道を歩いているとタクシーやモトの運転手が「乗れ」と誘ってきます。

しかし、しつこさが全くなく笑顔で首を横に振るだけでほぼ一発で諦めてくれます。

逆に「いや、もうちょい粘ろう!」と思うくらい。

周りの運転手たちも、そのドライバーが断られるのを見て私に声をかける前に諦めてくれます。

東南アジアをひとり旅した時に次から次へとやってくるタクシー運転手がストレスだったので、しつこくないのは嬉しい。

好きなところ④:ビールが安い

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720mlの瓶だとだいたい100~150円くらいで飲めます。

お酒好きには安いビールはありがたいです。結構種類も豊富ですよ!

好きなところ⑤:現地語のキニアルワンダがほぼアルファベット読み

かつては言語アレルギーといっても過言ではないほど言語学習が嫌いだし苦手でした。

今でこそ楽しく勉強出来ていますが、これでキニアルワンダがミミズみたいな文字、しかも発音が特殊…みたいな状況だったらアレルギー再発もんでしたね。

文字がアルファベットで、しかも「Muraho(ムラホー):こんにちは」「amafaranga(アマファランガ):お金」のようにほぼアルファベット読みでイケるのは本当助かります。

好きなところ⑥:ネット環境が整備されている

もちろん、地域差もあるし安定性の面ではまだまだですが、想像していた以上にネット環境が良好です。

協力隊としてボランティアに来ている以上、インフラでどうこういうのはナンセンスな気もしますが、活動での調べ事、キニアルワンダ学習、ブログで情報発信などネットがないと活動そのものが滞ってしまいます。

シャワーからお湯なんかでなくて良い、たまに停電があっても良い、でもネット環境はかなり重要。

好きなところ⑦:キレイ好き

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「アフリカ」と「キレイ」っていまいちしっくりこない組み合わせですよね。

だけどルワンダ人はとてもキレイ好き。

先日も記事にしましたが、国民総出で清掃などの奉仕活動をする「ウムガンダ」という制度もあるくらいです。

それ以外の日でも、朝6時くらいから近所のあらゆるところで家の庭や道路を掃除しているルワンダ人の姿を見かけます。

好きなところ⑧:日中アツい⇒夜すずしい

ルワンダでは1年の間に「短い乾季⇒長い雨季⇒長い乾季⇒短い雨季」と日本同様4つのシーズンがありますが、年間を通じて基本的には暖かいです。

けっこう風邪引きやすいので寒暖差が小さい方が身体は合っているように思います。

日中アツいかと思えば夜は結構涼しかったりするので、寝苦しいこともめったにありません。

イメージ的には日本(関東)の6月と7月を行ったり来たりしている感じでしょうか。

あとオシャレにあまり興味がないので日中は「ジーパン+Tシャツ」とか「ハーフパンツ+Tシャツ」みたいに何も考えずサクッと着替えて出かけられるのが楽。

好きなところ⑨:ゆっくりと流れる時間

せっかちな性格なので、ルワンダタイムにイライラするかと思っていたのですが、意外とゆっくりと流れる時間も合っているようです。

「ま、遅れるのはお互いだし言い合いっこなしだよね」みたいな雰囲気好きです。

好きなところ⑩:程よい発展具合

首都キガリは「ここがアフリカかよ!」と叫びたくなるくらい発展しています。

大きなスーパーマーケットでは家電から日用品、食料まで生活に必要なものは揃ってしまうし、日本にあってもおかしくないくらいオシャレなカフェもあります。

レストランはイタリアン、中華、日本食、韓国料理、エスニック料理と種類も豊富。

かと思えば私の住んでいるムウォゴという地域は「これぞアフリカだな!」と叫びたくなるくらい田舎です。

とても不便ですが、少ない水をやりくりしている時や、庭になったオレンジかじっている時、ペットと庭で遊んでいる時など、「生きるってこういうことだよな」となんともいえぬ心地よさに包まれる瞬間があります。

好きなところ⑪:虐殺からの復興

このブログでも何回か書いていますし、既にご存知の方も多いと思いますが、ルワンダでは1994年に国民の約10%が虐殺により亡くなっています。

四国の1.4倍ほどの小さな国でありながら、わずか20年余りで復興を遂げ、虐殺記念館や追悼イベント以外ではほとんどその歴史を感じることはありません。

人間の「強さ」と「やさしさ」を同時に感じることの出来る、そんなルワンダが好きです。

好きなところ⑫:復興で満足せずさらに上を目指している

ルワンダは「アフリカのシンガポール」を目指す、とICT分野を中心に国家発展に非常に力を入れています。

2016年6月だけでもルワンダ関連のニュースって日本のメディアで結構取り上げられているんですよ!

自分が活動している国が盛り上がっているとやっぱり嬉しいもんです。

アフリカ 経済 “すべての銀行・決済サービスで利用可能”なモバイルサービスをルワンダが導入へ、国家収入が増える!?

ルワンダ ハイテク革命 「アフリカのシンガポール」目指す

好きなところ⑬:けっこう飯がウマい

過去にもこのブログで紹介していますが、ルワンダのご飯って結構おいしいんです。

バリエーションは多くありませんが、首都キガリに限って言えばいろんな種類のレストランがあって飽きがきません。

好きなところ⑭:口癖が「ナチバーゾ(No problem)」

割と大問題だろ!ってことでも「ナチバゾ」。

最初はいちいち心の中でツッコんでましたが、最近は「うん、だよな。死ぬわけじゃないし。ナチバゾ」って感じで見事に染まりました。

とりあえず1回ルワンダに来てほしい

ルワンダは内陸国でハワイのように素敵なビーチはありません。

ロンドンのようにオシャレな街並みがあってミュージカルを楽しめる訳でもありません。

カンボジアのように歴史を感じる遺跡もない。

そういうんじゃないんですルワンダの魅力って。

刺激を求める人には正直物足りないかもしれませんが、来てみると「あぁ、やべえ、なんかこの国いいなー」ってなるんです。

多分これは来てみないとわからない感覚なので、疑っている人はつべこべ言わずにルワンダ来て下さい。

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