読書

期待の新作マンガ「万歳! MANZAI」は「べしゃり暮らし」に匹敵するヒューマンお笑い漫画になるか

こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。

今回は「お笑い」を題材にした漫画についてです。

お笑い漫画といえば森田まさのりさんの『べしゃり暮らし』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

2017年1月に第1巻が発売された『万歳! -MANZAI-』という漫画の期待度がかなり高かったので紹介したいと思います。

万歳! -MANZAI-

万歳!-MANZAI- 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

あらすじ(第1巻の1話のみ)

幼いころから漫才師になることを夢見ていた大阪育ちの哲夫。

有名漫才師の猫田ドラ男に弟子入りするもクビになり、借金取りに追われる日々だった。

家で自殺をはかろうとするも失敗。

「自分は何も続けることができない口だけの男だ」
そんなことを考えながらテレビを観ていると、そこには幼い頃の相方いっせーが出ていた。

とはいっても新人芸人の勝ち抜き戦。
そして元相方のコンビ「ザ・マキビシ」は敗退。

「俺なら…俺があいつと組めば…」

そんな思いを抑えきれない哲夫は既に相方のいるいっせーのもとへ行き、「やっぱり俺とコンビを組んでくれ!」と無茶なお願いをする・・・


画像出典:『万歳! -MANZAI-』1巻

お笑いを題材にしたヒューマンドラマ

同じくお笑い漫画であった『べしゃり暮らし』もそうでしたが、『万歳!』もお笑いというテーマを通じて登場人物たちの心を描く作品になっています。

哲夫が漫才師を目指したきっかけ

哲夫はどうして漫才師を目指そうと思ったのか。

きっかけは幼いころの思い出にありました。

いつも酔っている父親の機嫌がよく寄席に連れて行ってもらったときのことでした。


画像出典:『万歳! -MANZAI-』1巻

普段 酒飲んでおかんをどつきまわす クズまでもを

笑わせる 漫才師が 格好良く 強く見えた

笑いで 笑いだけで 平和な世の中に なるんちゃうかと 本気で思った

身二つと マイク一つで 言葉を武器に持ち

俺も 舞台に上がったら強くなれるんやと…

思っとった

引用:『万歳! -MANZAI-』1巻

笑いで、平和な世の中に。

こういう良い意味でアホな夢を持った人、漫画の中でも現実でも大好きです。

クールに見えるいっせーのお笑いに対するアツさ


画像出典:『万歳! -MANZAI-』1巻

一見クールに見える、哲夫の幼馴染いっせーも、お笑いのことになると妥協しないし、負けず嫌い。

「台本通りにネタをやった方が堅実」という相方の小林に対して

「何が堅実じゃ!芸人が堅実にして何がおもしろいねん!?」

とアツく語るいっせー。

1巻ではいっせーの過去や、お笑いにかける思いのきっかけまでは描かれていませんが、これは何か過去があるのかもしれません。

いっせーの相方・小林の想い


画像出典:『万歳! -MANZAI-』1巻

一方で「堅実なネタを…」と言ったいっせーの相方・小林。

哲夫が小林をだまして舞台に上がれなくし、いっせーと即興の舞台を行っているのを見た小林は感じます。

それは…

漫才というよりは立ち話 世間話

立ち話で当たり前や ネタなんてないやろし なのに

この二人が話す話をもっと聞きたいと思ってしまう

引用:『万歳! -MANZAI-』1巻

2人の漫才に魅せられた小林は彼らをプロデュースする立場に回ります。

2巻以降も楽しみ!


画像出典:『万歳! -MANZAI-』1巻

こうして小林とともに3人で歩みはじめた哲夫といっせーは、東京へいくことになります。

いま東京で大人気の「ファンシーボーイズ」に挑発され、前座として出ることになったのです。
(哲夫たちはファンシーボーイズは人気だけで全然面白くないと思っている)

実質直接対決となる舞台に向け、コンビ名を「万歳」に決めていざ2巻へ!

万歳!-MANZAI- 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

つぎにおススメ!

漫画『ゴールデンゴールド』感想~コワい、面白い、クセがすごい!~

 

 

 

 

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