南アフリカ共和国の仮想通貨・ブロックチェーン関連企業まとめ【随時更新】

こんにちは、ルワンダで会計士をしている根本(@dujtcr77)です。

「途上国は既存インフラが脆弱なので、仮想通貨やブロックチェーン技術の導入がはやく進むのではないか」

といった事がよく言われています。

アフリカのルワンダに住んでいる私ですが、「決済の不便さ」や「ビジネスにおける信用コスト」などを考えると、たしかに仮想通貨やブロックチェーン技術により今抱えている問題を解決できることも多いと感じています。(導入が容易かどうかは別として)

アフリカではどの程度仮想通貨が使われ、どのような企業が出てきているのか、南アフリカの実際の事例をまとめてみました。

南アフリカ共和国の仮想通貨・ブロックチェーン関連企業

Custos Media Technologies:ブロックチェーン技術を用いた海賊版コンテンツ対策

概要

・本社:南アフリカ、ステレンボッシュ
・CEO:G-J van Rooyen
・ホームページはこちら

『Custos Media Technologies』はブロックチェーン技術を使った電子書籍や動画などの海賊版対策プラットフォームを提供する会社です。

同社のプラットフォームを利用することで、コンテンツが「いつ」「だれに」流出したかを突き止めることが可能になります。

世界中の誰かが海賊版を発見した場合は、これを報告することによりビットコインを報酬として要求することができます。

この報酬の要求が「通報」のような役割を果たし、コンテンツの所有者は海賊版の存在と共に犯人の情報が通知されるという仕組みです。

(ひたすら海賊版を見つけて報告する”海賊狩り”の賞金稼ぎが現れるかも…?笑)

また同社は2017年9月より、電子透かし技術を持つ米Digimarc、電子書籍出版の南アErudition社と共同で電子書籍の海賊版対策を進めています。

Blockchain Academy:仮想通貨とブロックチェーン技術の教育機関

概要

・本社:南アフリカ、ケープタウン
・CEO:Sonya Kuhnel
・ホームページはこちら

『Blockchain Academy』はケープタウンにある、ブロックチェーン技術の教育機

仮想通貨やブロックチェーン技術について幅広く教えており、「通学コース」「オンラインコース」のどちらにも対応しています。

コースの例(一部)

  • ビットコイン・ブロックチェーン初心者コース
  • ブロックチェーン発展コース
  • 開発者向けブロックチェーンコース
  • 金融機関向けブロックチェーンコース
  • イーサリアム初心者コース

初心者向けから特定の業種に特化したものなど様々ですね。

この他にも「ブロックチェーンブートキャンプ」といった様な単発のイベントも開催しています。

Bankymoon:ブロックチェーン技術を使ったソリューションサービスの提供

概要

・本社:南アフリカ、ヨハネスブルグ
・CEO:Lorien Gamaroff
・ホームページはこちら

『Bankymoon』はブロックチェーンによるソリューションサービスを提供しています。

また同社は、プリペイド式のブロックチェーンを利用したスマートメーターを開発しています。

アフリカでは、インフレや効率的な支払い手段の不足から電力の資金回収が困難な地域も少なくありません。
実際に電気代の未払いや、電気の盗難なども問題になっています。

こういった問題を解決するために『Bankymoon』はブロックチェーン技術を用いたスマートメーターを考案しました。

メーターに紐づけられたアドレスに送金をすることでその分の電力の使用が可能になる仕組みです。

前払いにすることで未払いの問題を防ぎ、また支払いを電子化することで現金支払いでかかってしまう手間やコストを削減することができます。

The Sun Exchange:ビットコインで支払い可能な太陽光パネルシェアリング

概要

・本社:南アフリカ、ケープタウン
・CEO:Abraham Cambridge
・ホームページはこちら

アフリカのソーラーパネルをビットコインで購入することができるのをご存知でしょうか?

アフリカには多くの未電化地域があります。
そういった地域に電気をもたらす可能性を持つのが太陽光発電。

しかし太陽光発電の設置には多くのお金がかかり、現地の人はもちろん先進国でアフリカにおけるソーラービジネスに興味がある人にとっても簡単に手が出せるものではありません

そこで『The Sun Exchange』は、ソーラーパネルを小分けにして販売するサービスを開発しました。

自分が出資した(ソーラーパネルを購入した)プロジェクトからはパネルのリース料を受け取ることができます。

これにより未電化地域には電気が届くようになり、また世界中どこにいても自分の財力に合わせてアフリカのソーラーパネルを購入できるようになりました。

支払いもビットコインを選択できるため、余計なコストや手間なく国境を越えて気軽に参加できるようになっているのもポイントです。

▼動画で仕組みを観てみる(英語)▼

まとめ:南アフリカのブロックチェーン企業から目が離せない

現時点では、南アフリカの仮想通貨とブロックチェーン関連企業が大きく盛り上がているとは言えない状況です。

しかし私の住んでいるルワンダ、そして先日訪問したジンバブエなどでは関連企業は私が知る限りではほぼ皆無。
(ジンバブエには『Golix』という取引所があるなど完璧に0ではありませんが)

そういった意味では、アフリカの中でやはり南アフリカは頭1つ抜けた状態で、注目しておきたい国であることは間違いないでしょう。

私は来月に南アフリカに行こうと思っています。

この記事を書いたのはその際の予習を兼ねたものでした。

4月の南アフリカ訪問で気が付いた事や追加で調査した事項があれば、当記事に追記していきたいと思います。

更新情報はこちらで受け取れますのでフォローして頂けたら嬉しいです⇒筆者(根本)のTwitterアカウントをフォローする