こんにちは、会計士ブロガーの根本(@dujtcr77)です。
「ETHの取引状況を確認したい」
「受け取れるはずのトークンは届いてるのかな?」
イーサリアムを使っているといろいろと関連した情報を確認したくなることがありますよね。
仮想通貨には、エクスプローラーと呼ばれるブロックチェーンに記録された取引情報などを見ることのできるサイトがあります。
イーサリアムのエクスプローラーは「EtherScan」と呼ばれています。
今回はこの「EtherScan」の使い方を目的別に紹介していきます。
目次
EtherScanで過去のトランザクションを確認したい
まずは、過去に行った仮想通貨ETHの取引内容を確認したい場合です。
EtherScanを開きましょう。
画面右上の検索窓に自分のETHアドレスを入力して「GO」をクリックします。
すると過去のトランザクション一覧が確認できます↓
なお、”Internal Transaction”のタブにも取引が記録されています。
ここには、ユーザーが実行したトランザクションの指示にしたがって行われたトランザクションが記録されています。
【例】
- 取引高に応じたアフィリエイト報酬
- 条件に応じたキャッシュバック など
EtherScanでトランザクションの状態を確認したい
「やけに送金に時間がかかるな」
といったように、行ったトランザクションの状態が気になる場合にもこのEtherScanで確認することができます。
「過去のトランザクションを確認したい」と同じように自分のETHアドレスを入力します。
完了していない取引については、「Block」の所に番号が生成されておらず(pending)と表示されています。
該当する部分の「TxHash」(後述)をクリックするとさらに詳しい情報を見ることができます↓
なお取引が失敗している場合には(pending)と表示されているところは“Fail”になっています。
EtherScanでトランザクションの状態を確認したい~その他の方法~
先ほどはトランザクションの確認を自分のETHアドレスから検索して探しました。
それ以外にもいくつか方法はあります。
①トランザクション・ハッシュ(TxHash)から検索する
トップページの検索では、ETHアドレスだけでなくあらゆる種類の情報を検索することができます。
その中にトランザクション・ハッシュ(TxHash)と呼ばれるものがあります。
「TxHashは何か」ということは長くなってしまう上に趣旨とズレるため詳細な説明は省きます。
EtherScanを利用する上では「各トランザクションごとに生成された固有の文字列」くらいの理解で問題ありません。
このTxHashを入力することで直接個別のトランザクションの状況を確認することができます。
※人にETHやトークンを送付した場合はこのTxHashを送ってあげると相手が状況を確認しやすいので親切。
②ウォレットから直接飛ぶ
利用しているETHウォレットによっては直接トランザクションを確認することも可能です。
例えばMetaMaskの場合は、該当する取引をクリックするだけでEtherScanの個別トランザクションページに飛びます。
※完了していない取引の場合「Taking too long?」の部分をクリックするとGasの設定画面に切り替わってしまうのでそれ以外の部分をクリックしましょう。
EtherScanでトークンのトランザクションを確認したい
仮想通貨イーサ(ETH)だけでなく、イーサリアム上で行われたトークンのやり取りも確認することができます。
EtherScanで自分のETHアドレスを入力します。
「Token Transfers」タブをクリックすると過去にそのアドレスで行われたトークンの送受信一覧が表示されます。
EtherScanで特定のトークンの取引・保有状況を知りたい
EtherScanでは特定のトークンについての情報を確認することもできます。
右上のメニューから「TOKENS」⇒「View Tokens」をクリック。
例えば『イーサタウン』というゲームのインベスタートークン(ETIT)について知りたいとしましょう。
トークンの名前やシンボル(ETITなどの略称)を入力すると候補が出てくるのでクリックします。
すると、トークンの発行枚数やカスタムトークンの設定情報などの概要や直近の取引が表示されます。
また、トークンに配当などが行われる場合など、
- 自分の持っているトークンが全体の何%を占めているのか
- 自分以外はどんな割合でトークンを保有しているのか
といった情報が気になることもあるかと思います。
「Token Holders」のタブをクリックするとアドレスごとのトークン保有数・保有割合を見ることもできます。
まとめ
これまで見てきたように、EtherScanを使うことで色んな情報をチェックできます。
- 過去のトランザクション
- トランザクションのステータス
- トークンのトランザクション状況
- トークンの保有割合 など
ICOの参加やブロックチェーンゲームのプレイなどでおおいに役立つサイトなので、是非使いこなしてみてください。