こんにちは、会計士ブロガーの根本(@dujtcr77)です。
イーサリアム上での送金やDAppsの利用をしたことのある人なら「Gas」とか「ガス代」なんて聞いた事あるのではないでしょうか?
Gas(ガス)というのはひとことで言うとイーサリアムの利用手数料です。
このGas代は自分で設定することが可能です。
「でもこのGas代っていったいいくらに設定すればいいの?」
と疑問に思っている方も多いはず。
そこで今回は、
- Gas代を決めるのに参考になるサイト「ETH Gas Station」の紹介
- Gas代決め方のコツ
を紹介します。
Gas(ガス)とは?
Gasの概要
「Gasとは何か?」
「ETH Gas Station」というサイトを使ったGas代の決め方のコツを初心者向けに解説するのがこの記事の目的です。
そのため詳細な説明はしませんがGasが何かも全くわかっていないと気持ち悪いかと思うのでカンタンに説明します。
Gasって何?
- Gasはイーサリアムが動くのに必要な燃料のようなもの
- 「Gas(手数料)=Gas価格(Gas Price)×Gasの量(Gas Fee)」という計算式で決まる
- 「Gas価格(Gas Price)」を高く設定すれば優先して処理してもらえる
- 送金する人やコントラクトを実行する人が払う
- Gasはマイナーに支払われる
私たちがイーサリアムを使う際はとりあえず、「Gasはイーサリアムの利用手数料」で「いくらに設定したかで処理のスピードが変わってくる」ということを押さえておけば問題ありません。
ガスリミットとは?
ちなみに、イーサリアムを使っていると「ガスリミット」という言葉にも遭遇するかと思います。
ガスリミットとはコントラクト実行時に利用されるGasの最大値のことです。
ガスリミットを超えるコントラクトは自動的に棄却されます。
最初から設定されているので基本的にはそのままの値で問題ありませんが、何度も送金に失敗する場合などはガスリミットを上げることで解決する場合があります。
Gas代はどこで設定する?
dApps利用者が最もよく利用するであろうMetaMaskの例で説明します。
まず、いつも通りトランザクションを発生させようとするとMetaMaskが起動しますね。
ここで「ガス料金」のところにある「三」のようなマークをクリックします↓
するとガス代(ガスプライス)の設定画面に切り替わります↓
ここで適切なガス代を設定するのですが、どう決めれば良いのでしょう?
便利なサイトがあるのでそちらを紹介します。
「ETH Gas Station」でGas代を決めよう
Gas代とは何なのか少しイメージができたところで本題です。
Gas価格(Gas Price)はいくらに設定すればいいのか?
設定すべきGas価格は状況によって変わってきます。
イーサリアムの混み具合によって同じGas価格を設定してもかかる時間は大きく変わってくるんですね。
「今はいったいいくらに設定すればどれくらいの時間でトランザクションが終わるの?」という情報を知るのに役に立つサイトが「ETH Gas Station」です。
「ETH Gas Station」
「ETH Gas Station」はGas価格の目安をチェックできるサイトです。
いちばん使うのは画面右下の「Recommended Gas Prices」です。
スピードに応じて必要となるGas価格の目安を確認することができます。
- SafeLow:遅くてもいい場合
- Standard:標準
- Fast:急ぎの場合
どれだけ急ぎのトランザクションかによって、ここを参考にGas価格を決めればだいたいOKです。
もう少し細かく知りたい場合は「Gas-Time-Price Estimator」でGas価格に応じた送金時間の目安などを確認することもできます。
その他の注意点
できればGas価格は安く抑えたいところですが、あまり安く設定しすぎてもトランザクションがいっこうに終わらない可能性があるので注意。
また、上述の「Recommended Gas Prices」を見るとSafeLowでも5とか8とかそれなりの価格になる場合があります。
こういった時は、急ぎでなければ時間を空けてまた確認してみるのがおススメです。
状況によって大きく変動します。
個人的な感覚だとGasプライスは1~2くらいに押さえたいなというところです。
まとめ
私のようにブロックチェーンゲームをやる場合は特に頻繁にこのGasを払うことになります。
1回1回の値段は数十円程度ですが、回数を重ねるとけっこう馬鹿にならない価格に膨れるので、「ETH Gas Station」を活用してうまく節約しましょう。
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