ルワンダはマラリア感染の恐れがあるため、希望すれば『メファキン(Mephaquin)』というマラリア予防薬をJICAから支給してもらえます。
今年に入ってからルワンダ国内でマラリア感染者が急増したという事を知って、ルワンダに来てから週1回飲み続けています。
しかしもともとこの薬を飲むつもりはありませんでした。
飲むと悪夢を見ると言われているからです。
『メファキン(Mephaquin)』とは
概説
マラリア寄生虫を駆除するお薬です。マラリアの治療や予防に用います。
作用
マラリアは熱帯地方の一大感染症す。マラリア原虫を病原体とし、ハマダラカという蚊により媒介されます。熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、卵形マラリア原虫の4種類のタイプが知られ、共通の臨床症状として発熱や悪寒をともないます。なかでも熱帯熱マラリアは高熱が連日続き、治療をおこなわないと脳症など合併症を起こし重症化しやすいです。
このお薬は、マラリアの治療および予防に用いる抗マラリア薬です。熱帯熱マラリアをはじめ、三日熱マラリアなど非熱帯熱マラリアにも有効です。日本でのマラリアの自然発生はありませんので、おもにマラリア流行地へ渡航のさいの予防薬として、また帰国後の輸入感染例などに用いられます。
副作用
副作用でいちばん多いのは めまいです。吐き気や腹痛、下痢、頭痛、発疹などもみられます。重い副作用はまずありませんが、外国では重い皮膚障害、けいれん、錯乱や妄想などが報告されています。もし、ひどい発疹がでたり、不安感や抑うつ、イライラ感などいつもと違う精神症状に気づいたら、医師と連絡をとるようにしてください。
なお、類似薬のクロロキン(国内未承認)では、視野欠損、網膜障害などの目の副作用が知られています(日本の3大薬害の一つとされるクロロキン眼障害は、不用意な腎炎への適応拡大と、それによる安易な使用に問題があります。海外では、今でも抗マラリア薬として使用されています)。
- めまい、ふらつき、倦怠感、頭痛
- 不安感、抑うつ状態、イライラ感、眠気、不眠
- 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
- 発疹、じん麻疹、かゆみ
- 脱毛、脱力感、筋肉痛
- 視力障害、聴力低下、耳鳴
- 動悸、肝機能値異常
ここには見当たりませんが、サイトによっては副作用のところに「魔夢」とか「異夢」とかいう記述がみられました。
悪夢?ちょっと見てみたいぜ!
始めは前述のとおりマラリアが急増していたこと、また今まで悪夢というものを見た記憶がなく興味があったため迷いなくこのメファキンを飲み始めました。
「悪夢なんて面白いじゃねえか!逆に見てみたいぜ!」
と、肝試しの前に強がるジャイアンみたいなこと言うほど余裕がありました。
しかし特にこれといった副作用もなく過ぎる日々。
たまに飲んだ次の日はダルくなることがあるものの、悪夢を見る気配はありません。
そして6か月が過ぎます。
遂に見てしまいました、悪夢。
しかも2週連続で。
悪夢舐めてた。
先週はじめて悪夢を見た。
先週末、いつも通りメファキンを飲んで寝ると初めて悪夢を見てしまいました。
残念ながら、その内容があまりにグロテスクでブログに書いたら気分を害する方が多いと思うので書けません。
おそらく苦情殺到です。
どうしても知りたい方は会った時(できれば食事のとき以外)にでも聞いてください(笑)
今週も見てしまった…
2週連続で見てしまいました。
おそらく寝る前に先週のことがあって悪夢を意識してしまったことがいけなかったのでしょう。
どんな夢かと言うと、「日本人が中国人に徹底的に狩られる夢」
生き残っている日本人はごくわずか。
暗い建物の中で何人かの仲間と共に身を潜めていました。
しかし中国人に見つかり私はあっさり殺されてしまいます。
なぜかそこで「GAME OVER」みたいな雰囲気になってもう1回やり直し。
2回目ははじめよりも上手く生きのびるも、また追いつめられて絶対絶命のピンチです。
そこへ現れる一人の老人。彼が華麗に敵たちをやっつけて私に手を差し伸べてくれます。
「さあ早く、こっちへ!」
(老人と逃げる)
これ以降の記憶はありません。
いやー、狩られる夢めっちゃ怖かったです。
なぜこんな夢を見たのかわかりません。念のため言っておきますが、中国人が嫌いとか反中感情があるわけではないですよ!
マラリアの方が怖いから飲み続けるけど…
本当にこの悪夢がメファキンの仕業なのかはわかりません。
他の隊員も飲んでいますが、悪夢を見たと言っている人の方が圧倒的に少ないので。
個人的にはマラリアの方が怖いので一応飲み続けるつもりです。
でももう見たくないなぁ、悪夢。