土曜日の午前中は、フィールド調査団なるものの勉強会に参加してきました。
得るものが多く、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました!
フィールド調査団とは?
そもそもフィールド調査団とはなんでしょう?ホームページではこのように説明されています。
世界のグローバル化、また日本企業の新興国進出の増加に伴い、新興国経済やBOP(Base of the Pyramid)市場の理解の重要性が増してきています。 これらをマクロ・レベルから考察したレポートは多いのですが、村の様子や個人の消費行動など、ミクロ・レベル/現場レベルの視点からの情報はなかなか見つけることができません。
「青年海外協力隊フィールド調査団」は、そういったミクロな情報発信において、新興国の村落部で地に足をつけて活動している青年海外協力隊が貢献できるのではないか、という課題意識ではじまったイニシアティブです。
引用:フィールド調査団とは?
具体的な活動内容やフィールド調査団に参加するメリットについては上記のホームページやこちらのブログで詳しく説明されているので気になる方は見てみてください。
途上国の問題をビジネス思考で解決!JICAボランティアのすべての職種に青年海外協力隊フィールド調査団を勧める7つの理由
勉強会の様子
今回は先輩隊員である大江さんと西本さんが発表されました。
個人の活動に関することなので勝手に内容を公開することは控えますが、大江さんは「持続的な井戸使用の実現のために」、西本さんは「ルワマガナにおける養蜂について」というテーマで発表されました。
基本的に内容は活動状況や問題点、今後の活動計画やそれに関する相談というような流れです。
相談事項に対するアドバイスや質疑応答も含めて1人1時間程度の持ち時間。
2人とも私と同じ「コミュニティ開発(良く言えば村落地域の発展請負人、悪く言えば何でも屋です)」という職種なので、素晴らしい活動内容がそのまま伝わってくるような発表により、活動のイメージ付けをすることができ大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
真のビジネスチャンスはボランティア活動を追求したその先にある
私は将来ルワンダでビジネスをやるという目標があるので、どうしても常にビジネスチャンスを探してしまっている自分がいます。
もちろんそれ自体は悪いことではないのですが、自分の活動を追求していくことで初めて私がやりたい「現地の人が喜んでくれるビジネス」が見つかるということを学びました。
例えば、今回の勉強会の中ではこのような例がありました。
【問題点】
井戸のあるパーツが壊れやすい。しかしスペアパーツを購入できるお店が首都のキガリにしかなく購入が容易ではない。また地域ごとに必ずしも修理を出来る人材がいるわけではない。結果としてせっかく作った井戸の大半が稼働していない。
【解決案】
パーツの流通及び修理を担う会社を立ち上げる。
それにより各地域のパーツ購入が容易になり、また各地域に修理を出来る人材を準備・育成する手間が省ける。
このようなやり取りをみて、ルワンダに来て活動も始まってないのにせっかちな自分は早速ああでもないこうでもないと頭で考えてましたが、もう一度原点に立ち返り、まずはとことん自分の活動を突き詰めようと思うことができました。
自分の活動を突き詰めて突き詰めて、ひたすら現地の人のために考えて、
「じゃあこれをビジネスという形で解決できないか?」
と考えた時に何が見えてくるのか今から楽しみでしょうがないです。
自分の活動を突き詰めるためには現地語キニアルワンダが必須となるので、まずは焦らず明日の授業から。
Buhoro buhoro(ゆっくりゆっくり)