アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
今週のルワンダは『虐殺追悼週間』で、他の国ではないようなちょっと異様な雰囲気に包まれています。
ルワンダジェノサイド
ルワンダジェノサイドとは、1994年4月から約100日間にわたって、
多数派民族のフツが少数派ツチを虐殺した事件のことです。
これによって命を落とした人の数は、80万人~100万人と言われています。
22年経った今では、日常生活でこの悲劇を感じる事はほとんどありませんが、
今回のように追悼機関や追悼イベントは続けられています。
4月7日~13日は『虐殺追悼期間』
1994年4月7日はルワンダでジェノサイドが開始された日。
そのため4月7日から13日までの1週間は虐殺追悼期間です。
7日は休日、それ以外の日も基本的に全ての活動は午前中で終了し午後はお休み。
「悲劇の始まった日」を祝日とするのは違和感がありましたが、
(私の感覚だとポジティブな出来事は始まった日(例:建国記念日)、ネガティブな出来事は終わった日(例:終戦記念日)でした)
祝日という表現もおかしい気がしますが同僚は確かにcelebrateと言っていた。
どうやら公式にはこの1週間だけでも、追悼期間は彼らの中では虐殺が終わった3か月後まで続くとのこと。
とにかく邪魔をしないこと
正直この期間に私たち日本人ボランティアに出来ることはほとんどありません。
あえて言うなら、こういう歴史的背景でルワンダにはこんな期間があるよ、とこのブログで伝える事くらいでしょうか。
22年前、当時は名前すらも知らない国で行われた事件をルワンダ人と同じような気持ちで迎えることは出来ませんし、彼らもそれは求めてないでしょう。
ルワンダに来ている以上、理解が必要な部分ではありますがこちらからズカズカ踏み込める問題ではないですしね…
追悼ウィークも今日を入れて残り3日となりましたが、追悼の邪魔にならないよう大人しく過ごそうと思います。
お店によって営業時間など異なるので、食料など生活に必要なものは追悼期間前、もしくは店が開いている時に買いだめしておきましょう。