「こんなに勉強しているのに何故こんなコトも出来ないんだろう?」
勉強をしていると、このような感覚に陥ることがあります。
私も今まさにキニアルワンダの勉強でこの状態です。
普通なら落ち込んでしまう所です。
私も当然「悔しい・もどかしい」という気持ちはありますが、必要以上に落ち込むということはありません。
なぜなら、これは次のステージに進んだサインだと考えているからです。
今まで気にすらならなかったレベルの事が気になり始めている証拠
初めは新鮮な感覚もあり楽しい!
学習初期は以下のような状態でした。
【典型パターン①】
- 覚えた表現を使ってみる
- 相手に通じる
- 覚えた表現が実際に使えることがわかって嬉しい!
【典型パターン②】
- 私がほとんどキニアルワンダを話せないという前提で、極めて簡単な挨拶・問いかけを受ける
- 何とか答える
- 簡単とはいえ会話が出来た!キニアルワンダ語楽しい!
新しいことを始めたばかりの頃は、ゼロベースなので自分のことを加点法で評価することが多いです。
なので、今まで自己紹介や挨拶をするだけでも
「ルワンダ人と現地語で話している」
という新鮮な感覚と興奮も手伝い自分が出来ていることの方によく目が行きます。
学習が進んでいくと…
しかしキニアルワンダの学習にも慣れ、ルワンダ人と話すことが当たり前になってくると逆転現象が生じます。
- ネイティブ同士の会話に全く入っていけない
- 説明したいことをうまく言語化できない
学習初期よりも明らかに高度なことをやろうとしているにもかかわらず、出来ないことに目が行き減点法で自分を評価し始めます。
その結果、
「もう3か月も勉強しているのに成長が感じられない」
「このままではずっと喋れるようにならないのでは?」
と落ち込んでしまうのです。
しかしこれこそ成長のサイン。
初めの頃は想像もしていなかった、ネイティブの会話を聞き取る・言いたい事を現地語で伝えるということに挑戦するレベルまで来ているという証拠なんです。
初級レベル0から初級レベル10に上がった後に、
中級レベルに進もうとすればそれは当然、中級レベル0からスタートしなければなりません。
そしてそれはごく当たり前の事。
しかし私たちはついこの中級レベル0の0(ゼロ)の部分を見て凹んでしまいます。
ここでやる気を失ってしまったり、「どうせ成長しないなら」と勉強の手を休めてしまってはもったいない。
こういう時こそ、自分は確実に成長していると自信を持って勉強を継続することが大切です。
同期の中には同じ壁にぶつかって辛いと感じている人もいるかもしれません。
「何が出来ていないか」、「ではどうすれば良いか」という分析をサボっちゃいけないけど、落ち込むところではありません。
一種の「成長痛」と捉えて一緒に踏ん張りましょう。