こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
今回は、『キングダム』2巻のあらすじと感想を書いていきたいと思います。
第2巻のあらすじ(ネタバレあり)
目次
第9話 山の民
第10話 油断
第11話 不退転
第12話 忠臣
第13話 熱き合戦
第14話 将軍への道
第15話 呂丞相
第16話 馬酒兵三百
第17話 遭遇
第18話 託す思い
第19話 驚愕の世界
あらすじ
昌文君との合流地点に到着するも、屋敷には誰もいなかった。
信たち3人はしかたなく待つことに。
しかしそこへ現れたのは昌文君でなく刺客のムタであった。
ムタの予想外に強さに苦戦するも、信の活躍と昌文君の到着により勝利をおさめる。
政は昌文君に今回の脱出劇がなぜ失敗したのかと問う。
そこにはあるひとつの誤算があったのだ。
信の怪鳥・王騎将軍の率いる軍が昌文君の軍に戦いを仕掛けてきたのである。
引退し、政治にも興味のないはずである王騎が出てきた理由。
それは「熱き血潮渦巻く戦いを求めて」という生粋の武人としての発想であった。
昌文君は王騎の一撃により川へ転落してしまう。
絶対絶命か、他の兵が諦めかけたとき、飛び出して兵たちを鼓舞したのは身代わりとして運ばれていた漂。
昌文君の兵たちは、漂の活躍のおかげで無事危機を乗り越えることができたのであった。
しかしこれで問題が解決したわけではない。
むしろここからであった。
王弟・成蟜の反乱制圧として頼りにしていた呂軍は、戻ってこないことが推測されたのであった。
王の座を狙っている呂丞相は、弟に反乱を起こして王を殺させ、そののちに弟の「非道」を高らかに叫び堂々と成蟜を討つ。
そうして残った自分が王になる。
このような絵を描いていたのだ。
秦国には政たちの味方をするものはいないのか…
ここで昌文君と政はある者たちの存在を思いつく。
「山の民」である。
400年前の名君・穆公(ぼくこう)と手を取り合い盟を結んだ「山の民」の協力を得ることができれば、大きな戦力になる。
しかしそれは簡単なことではなかった。
山の民は戦闘能力が高く頼りになる一方で極めて凶暴。
穆公の死後、一方的に交流を絶った秦は憎まれている可能性も否定できず、山の民への協力依頼は賭けであった。
山を歩いていると、いつの間にか信たちは山の民に包囲されていた。
代表者いわく、山の民の王は政ひとりを求めている。
彼らがやってくるのはお見通しであったのだ。
昌文君らの反対を押し切り1人山の民に連れていかれる政。
体力のある信・貂・壁の3人が政を救出に向かうがあっさり捕らえられてしまう。
彼らが連れていかれたのは「要塞」とも呼べるほどに文明化された山の民の王国であった。
感想
王騎将軍の意図
2巻の段階では、王騎将軍の意図がまったく読めません。
昌文君を邪魔したかと思えば、竭氏に昌文君のニセの首を差し出したり。
とにかく「不気味なオカマ」って感じですよね。笑
この時点では王騎があんな名キャラクターになるとは思いませんでした。
話し方も初期は少しオカマ口調ですが、2巻から少しずつ敬語のおなじみの話し方に変わっていきます。
ただのお坊ちゃんでない弱王・ 嬴政
要所要所で政はただのおぼっちゃんではないことが伺えます。
- 追ってきた͡朱凶の首をあっさり跳ねる
- 強靭な体力を持つ
- 難なく山を渡る
また王騎も2巻で「嬴政…いわくつきの生まれの不運の王」と言っています。
これについては、もう少し巻が進むと明らかになってくるのでその時に書いていきたいと思います。
名言・名シーン
血沸き肉躍る世界(王騎)
画像出典:『キングダム』2巻
何を考えているのかよくわからない王騎将軍が、おそらく初めて本音で語ったであろう場面。
眠る秦の怪鳥が求めるのは「血沸き肉躍る世界」。
将であった(漂を形容する壁の言葉)
画像出典:『キングダム』2巻
諦めかけた兵士たちを率いた下僕の漂。
その時を回顧し壁は「その姿はすでにもう ― 将であった」と言います。
このとき多くの読者が、生きて本物の将軍になった漂の姿を見てみたいと思ったのではないでしょうか?
信と一緒に大将軍になっていた器ですもんね。
まとめ
3巻は山の民との交渉にはいります。
ここで彼らと協力関係を築く事ができるかどうかが、今後の秦国の運命の分かれ道になります。
1巻の感想・ネタバレはこちら
『キングダム第1巻』感想・ネタバレ~壮大なストーリーの幕開け~
3巻の感想・ネタバレはこちら
『キングダム第3巻』感想・ネタバレ~とりあえず、楊端和が美しい~
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