こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
今回は落語『初天神』の紹介をします。
あらすじ
今日はお父っつあんと初天神にお出かけだ。
せっかくの休みに初天神詣でに行こうとしたところ、子どもが帰って来て「連れてって」。
我が子ながらに手に負えない駄々っ子で、すぐにモノをねだる。
きょうばかりは絶対に、あれ買ってこれ買ってというな。約束だぞ。
そういって天神様の参道へ。
感心にも今日はモノをねだらない。
イイ子だろ!
大声を出す金坊に注目する周りの人たち。
これだから連れてくるのはイヤだったんだ。
しょうがなく飴玉をひとつ買ってやった。
子どもは飴に夢中になって歩く。
水たまりに足を入れそうになったので避けさせようと父親は金坊の体を強く押した。
バカなことを言いやがって。
かと思ったら次は団子だ。
団子1本買ったら家の屋台骨は揺らぐんですか?
竹ちゃんのお父っつあんだったらきっと団子買ってくれるのになあ
みなさーん、この人は人さらいでーす!人殺しー!!
わかったよ、買ってやるよ!
次は凧が欲しい。
断ればまた大騒ぎだろう。
大きな凧を買って、参詣そっちのけで凧揚げがはじまった。
子どものころ凧揚げが得意だった熊五郎は見事に凧を天にあげた。
ねえ、ボクにも持たせて!ねえ、貸して!
こんなことならお父っつあん連れてくるんじゃなかった。
解説
結局は親子似たもの同士。
噺が展開されていくうちに子供のあるがままの童心と大人の中に眠っていた童心が次第に区別がつかなくなる様が面白いです。
春風亭一之輔の得意とする演目
春風亭一之輔さんの得意とする噺で、憎たらしい子供と父親のテンポの良いやり取りがたまりません。
ずっとケタケタ笑いながら聞いてられます。
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