4月14日からの熊本や大分で発生している地震。
早まった行動をして被災地に迷惑をかけてしまう所でした。
「海外からでもできる精一杯の事をやろう」の間違い
私は今ルワンダに住んでいます。
熊本地震を受けて行動を起こすまでの思考回路は以下のようなものでした。
- 自分はルワンダにいる。
- 海外からでも出来る精一杯の事をやろう。
- 募金する。/ 支援物資を送る。
しかし支援をした翌日、ある記事が目に入ります。
まだ受け入れ態勢が十分に整っていないため、やみくもにボランティアに行ったり支援物資を送るのは迷惑になる、という趣旨の記事でした。
うーむ、物資送ってしまった。反省。
ボランティアは「イメージ力」がないと自己満になっちゃうな。熊本地震:ボランティア・物資、焦らないで – 毎日新聞 https://t.co/vT2MB38E8J
— 根本 晃 (@dujtcr77) 2016年4月17日
この記事を見て「自分はルワンダに…」とか「海外からでも…」という発想がいかに自分中心のものであったか気が付かされました。
しっかり現場をイメージをする。
ニュースなどを観て情報を集めていたつもりでしたが、今回の私はしっかりと現場をイメージ出来ていませんでした。
過去に偉そうに論語の名言を紹介しておきながら、自分が実践出来ていなかった。
「学んで思わざれば即ちくらし。思うて学ばざれば即ちあやうし」
(学んでも考えなければ、ものごとははっきりしない。考えても学ばなければ独断におちいって危険である)『論語』
まさに「学んで思わざれば」です。
救助など緊急性の高い場合を除けば、まず私たちかがやらなければいけないのは
情報を集めて(学んで)、現場をしっかりイメージする(思う)こと
そのうえで現場が求めているもの、困っていることを考える。
ここで初めて「ではその中で今の自分にも出来ることは何か?」と考えるのが然るべき順番だったと思います。
今後のボランティア活動でも同じ過ちは繰り返さないように
支援物資のキャンセルが間に合ったため、一度取りやめました。
もう少し落ち着くのを待ってから改めて考えたいと思っています。
もちろんこの反省は熊本地震だけでなく、今後のルワンダでの活動にも活かさなければなりません。
私が協力隊の2年間で出来ること、から考えるのではなく
この地域が良くなるためにやるべきことを最初に考える。
それを2年間の協力隊活動に落とし込む。
ボランティアとしてまだまだ未熟なので、今後も色々間違ってしまうかもしれないけど、同じ過ちだけは繰り返さないようにしないと!