こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
本日2017年6月10日公開の映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』を観てきました。
「藤原竜也、まーたこういう役やってるよ(笑)」
と油断して半分ネタ気分で観ましたが、普通に面白かったです。
今回は『22年目の告白-私が殺人犯です-』の感想を書いていきたいと思います。
あらすじ(ネタバレなし)
22年前に起こった連続殺人事件。
5人もの命を奪った悲惨な事件は7年前に時効を迎えた。
その犯人・曾根崎(藤原竜也)が、突如自ら姿を現す。
彼は殺人事件の告白本を出版し、メディアへ積極的に露出するようになる。
衝撃の告白、そしてその容姿も手伝って世間は曾根崎を「ソネ様」と崇め日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。
連続殺人事件の5件目の被害者・滝刑事の直属の部下であった牧村(伊藤英明)は22年前に彼を追い込むもあと1歩のところで逃がしてしまった経験を持つ。
「あの時に捕まえていれば…」そんな思いを抱えながら生きてきた牧村だが、事件は既に時効を迎えているため曾根崎を逮捕することはできない。
それどころか、刑事と言う立場であるため曾根崎の命を狙う遺族たちから彼を守るという屈辱まで味わうことになる。
たった一人の連続殺人犯に翻弄される牧村、そして国民たち、彼の告白の行方は・・・?
登場人物&キャスト
曾根崎 雅人(藤原竜也)
22年前の連続殺人事件の犯人として突如名乗り出た男。
『私が殺人犯です』という告白本を出版して一躍時の人となる。
牧村 航(伊藤英明)
組織犯罪対策課の刑事。
22年前の連続殺人事件で、尊敬する上司を目の前で殺されている。
岸 美晴(夏帆)
22年前の殺人事件で父親を殺害される。
現在は本屋で働き、曾根崎の本が売れていくのに強く怒りを覚えている。
牧村 里香(石橋杏奈)
牧村の妹。
阪神淡路大震災をきっかけに牧村と暮らすようになるが、22年前の事件をきっかけに行方不明になっている。
小野寺 拓巳(野村周平)
里香の恋人。
震災のときに里香とともに東京へやってくる。
仙堂 俊雄(仲村トオル)
人気番組「NEWS EYES」のメインキャスター。
22年前の事件当時はジャーナリストとして事件を追っていた。
監督・入江 悠
『SR サイタマノラッパー』(2009)や『ジョーカー・ゲーム』(2015)などを手掛けた注目の若手映画監督。
見どころ
藤原竜也らしい役柄
『バトル・ロワイヤル』『カイジ』『藁の楯』『デスノート』…俳優の藤原竜也さんは、だいたい、
- 頭おかしいヤツに命狙われる
- 頭おかしいヤツ
のどっちかを演じてますよね。
冒頭にも書いた通り「また同じような役やってる」と思いつつも、いつもなんだかんだ面白いので今回も気になって劇場へ足を運んでしまいました。
やはりいつも通り、こういった類の役を演じさせたら一流だと感じました。
一方で、今回の芝居は少し控えめ。
「ありがてえ・・・キンキンに冷えてやがる・・・・・!」
とも
「僕゛は゛キ゛ラ゛な゛ん゛か゛じ゛ゃ゛な゛い゛!゛!゛信゛じ゛て゛く゛れ゛よ゛お゛お゛お゛ー」
とも叫んでいません。
藤原竜也なんだけど、少し抑えめの雰囲気。
これがまた劇中の国民たちのように「いったいコイツ何者…?」と気になるようなミステリアスさを演出していました。
「伊藤英明」×「仲村トオル」の海猿コンビが脇を固める豪華キャスト
「伊藤英明」「仲村トオル」と聞けば『海猿』シリーズのファンはそれだけで鼻血出せるんじゃないでしょうか。
『海猿』好きとしては、この2人の演技がまた観れるというのはやはり興奮を隠せません。
特に、伊藤英明さんは年をとって渋みが増し、さらにカッコよくなりましたよね。
男がカッコイイと思う男です。
前半は血管浮き出るくらい腹立ちます。でも…
5人もの人間を、しかも残酷なやり方で殺した連続殺人犯。
そんな人間が告白本を出して大ヒットベストセラー。
そして人々は彼を「ソネ様」と呼びサイン会までする始末。
もう、この状況だけですでに許せないんですよ。
時効だからといって犯した罪は消える訳じゃない。
「それなのにキャーキャー言われてしかも印税がっぽりかよ。図に乗るな曾根崎。」
「遺族の気持ちを逆なでするようなことしやがって、許せねえ」
藤原竜也さんの演技もあって、映画という事を忘れて本気で腹立ちました。
怒りのあまり、リアルに腕を強く握ってましたからね。笑
「このまま最後までいったら『胸くそ悪い映画だ』とでもレビュー書いてやろうか」
そんな風に思ってました。
でもそこから話が一転二転。
サスペンスやミステリーの類はそれなりにみてきたつもりですが、見事にやられてしまいましたね。
ネタバレにつながるので詳しく書くことはできませんが、後半は「うおー、マジか」と予想を裏切られました。
調べれば調べるほど騙される
この作品に関しては、あらかじめ予習をすればするほど「やられる」と思います。
公式ホームページを見るとあらすじはもちろん、人物相関図まで丁寧に載ってるんですよね。
映画に関して前情報を持っているほど騙される確率が高いので(私はそれでやられました)、これ以上なにも見ずに劇場へ行くと良いかもしれません。
この記事でも、極力ネタバレもなければミスリードもないように書いたつもりです。
是非私が果たせなかった謎解きをして、敵をとってきてください。
まとめ
個人的にはストライクな作品でした。
ただ、万人受けはしないかもしれないですね。
こんな人には是非おすすめしたい番組です。
- どんでん返しのあるサスペンス映画好き
- ハラハラドキドキして日常を忘れたい
- 藤原竜也たまらない
迫力のある映画なので映画館に行って観たほうが楽しめるでしょうが、派手なアクションシーンなど満載なわけではないので我慢できるならDVDや動画サービスで出るのを待つもの全然アリです。
予告編はこちら
画像はすべて公式ホームページより出典