こんにちは、会計士ブロガーの根本(@dujtcr77)です。
最近は1つ1つのブロックチェーンゲームを中心に追いかけてきました。
今後この市場が伸びていくのはほぼ確実なのではないかと、個人的には考えています。
この確信が強まっていくにつれて、
「ゲームそのものだけでなく、リスク分散も兼ねてゲームプラットフォーム系にも投資したい」
と思い、改めて分散型ゲームプラットフォームについて調べています。
という訳で今回は分散型ゲームプラットフォームの1つ『MOLD(モルド)』を紹介します。
分散型ゲームプラットフォームMOLD(モルド)とは
概要
MOLDは分散型ゲームプラットフォームです。
詳細はこの後説明していくので、ここでは、
- ブロックチェーン技術を使ったゲーム開発をサポートし、
- ゲーム内アイテムなどの取引をより安全に、簡単にする
ことを目的としたプラットフォームということだけ理解してもらえればオッケーです。
なお、当初はイーサリアムチェーン上で構築される予定でしたが、独自チェーンを開発してそこにプラットフォームを構築していくようですね。
新しい構想を踏まえたホワイトペーパーは2018年4月末頃に出される予定とのこと。
少し古い情報にはなりますが、ホワイトペーパーのリンクも置いておきます⇒MOLDホワイトペーパー(日本語)
MOLD(モルド)トークン
MOLD内に流通するトークンは「moldcoin(モルドコイン)」と呼ばれます。
moldcoinの総発行量は25億mold。
moldcoinはゲーム内課金や開発者への利益分配、ゲーム内アイテムの交換などに利用されます。
moldcoinの事前販売は終了しており、現在はHitBTCなどの取引所で購入することが可能となっています。
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MOLD(モルド)のメリット
ゲーム開発者が参入しやすい
これまでの「Steam」や「Apple Store」などのゲームプラットフォームでは開発者側は30~70%という大きな手数料を負担しなければなりませんでした。
MOLDでは、プラットフォーム利用料が10%と安く設定されています。
また、ゲームプロジェクトICOもMOLD上でサポートしていく予定とのこと。
MOLDの登場によって、ゲーム開発がやりやすくなり、プラットフォームの選択肢も広がることが期待されます。
これにより、
- MOLDコインの需要が高まることによる価格上昇
- ゲーム内アイテムやMOLDコインの流動性確保
といったメリットを見込むことができ、投資家やプレイヤーも安心してMOLDプラットフォームに参加しやすくなります。
トラストレスなゲーム内アイテムの交換ができる
これまでも、RMT(リアルマネートレード)と言って、ゲーム内アイテムの売買は行われていました。
しかし個々人による取引の場合は「お金だけ受け取ってデータを渡さない」などの詐欺も起きている状況です。
MOLDでは、MOLD自身が第三者として介入することで、より取引を安全に行うことができます。
上の図で言うと、MOLDはトレードをしたいプレイヤーAとプレイヤーBからのトークン(アイテムやmoldcoinなど)を受け取ります。
両者から受信できたことを確認してから、それぞれにトークンを渡すことで、不正を行うことができなくなる、といったイメージです。
日本語情報が豊富
最近は様々なDAppsゲームやゲームプラットフォームの情報を収集しているのですが、やはり英語だと脳の疲労感がすごいんです。笑
その点MOLDは公式サイトからホワイトペーパーまで日本語情報が完璧に揃っています。
それもそのはずで、創業者をはじめ開発陣の多くが日本人なんですね。
CEOのAsanoさんとかかなりのゲーマーらしい。笑
ブロックチェーンゲームのプレイヤーは日本人が多く、今後さらに大きなマーケットとなる可能性があります。
そんな中で日本語情報が充実しているとやはり国内での注目も浴びやすく、マーケティングもしやすいためかなり有利と言えるでしょう。
独自チェーン開発を行っている
当初、MOLDはイーサリアムネットワーク上で構築される予定でした。
しかし今後イーサリアムをめぐって起きる問題(フォークなど)のリスクからの分離するなどの目的で、MOLD独自に開発するチェーン上にプラットフォームが構築される予定です。
独自のチェーンを開発しゲームに特化した機能を追加させることでユーザー・ゲーム開発者にとってより使いやすいものになることが期待できます。
MOLD(モルド)のデメリット
ゲームの開発が進んでいるか不安
「じゃあ、MOLD上ではどんなゲームができるの?」
ここがまだハッキリ見えてこないのが不安要素です。
MOLDチーム自体がゲームを開発する訳でなく、開発するのはあくまで外部。
ゲーム開発側がMOLDのプラットフォームを利用するかどうかはMOLDのコントロール外にあります。
明確なロードマップも存在しないため、今後の展開を予想しづらいというのは1つデメリットとして挙げられるでしょう。
他のゲームプラットフォームとの大きな差別化ができていない
分散型ゲームプラットフォームは、MOLDの他にも「GameCredits」や「Chimaera」、「BitGuild」など様々です。
「MOLDを使わなければならない理由」というのがまだ少しはっきりしないのかなという気もします。
これはMOLDの問題ではなく、まだまだどのゲームプラットフォームも発展途上で、差異が明確になっていないという事も理由として挙げられるでしょう。
今後の動向を見て、また各プラットフォームを改めて調べて、今後それぞれの違いがわかるような記事をまとめたいと考えています。
MOLD(モルド)の将来性
今後のゲーム開発進捗次第
MOLDの思想やビジョンは非常に共感でき、ワクワクするものがあります。
しかしMOLDはあくまで箱。
この中にどれだけ面白いゲームが集まるか。
結局はそこだと思うんですよね。
MOLDプラットフォームを使ったゲームが今後いつ出てきて、どれだけ魅力的かが1つのポイントでしょう。
moldcoin(MLD)がHitBTCに上場
投資的な観点で言うと、先日MOLDは海外大手取引所の「HitBTC」に上場されたのはグッドニュースですね。
現在、その他の大手取引所へもいくつか上場準備を進めているようです。
多くの人が利用する取引所での露出は、moldcoinの注目度と価格を伸ばす大きなポイントとなるでしょう。
まとめ
比較的、淡々とMOLDの情報をまとめてきましたが最後に本音を少し。
MOLDめちゃくちゃ応援してます。
だって、ゲーマーの日本人が立ち上げたゲームプラットフォームなんて熱いものを感じるじゃないですか。
前述の通り、moldcoinの将来性は正直まったくわかりません。
なので大きなポジションは取れないのが申し訳ないところですが、応援のつもりでとりあえず10万円分ほどmoldcoin買いました。
投資家としてというより、ゲーマーとして!
今後の展開を見てもう少し買い増すかは考えていきたいと思います。
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