こんにちは、根本晃(@dujtcr77)です。
今回はラオスに旅行に来る人向けに、まずおさえたい表現をシチュエーション別に紹介します。
ラオスは英語ができない人が非常に多いので、これくらいおさえておくと便利ですよ!
英語が使える場所でも、現地の人は現地語で話すと喜んでくれるものなので、是非このページと一緒に旅を楽しんでくれたら嬉しいです。
はじめに
ラオス語の基礎知識
ラオスには49の民族があり、民族によって話す言語が異なっています。
公用語として使われているのは、大半の人口が占めるラーオ族の言語・ラオ語です。
ラオ語はタイ語と同じ単語が多いのですが、使っている文字は異なります。
また、ラオ語にはタイ語や中国語のように、日本語にはない「声調」(※)があったり、日本語では1つの発音でもラオ語は3つに細かく分かれていたり、日本人にはなかなか難しいところ。
ただ、基本的な挨拶や会話は、こういった難しいことは考えなくても通じることが多いのでご安心を。
声調とは
声調は、意味を区別するための音の高低。
同じ単語でも声調が異なればまったく違う単語を意味することになります。
文法的には、原則SVOの順番で単語を並べれば通じます。
否定形の場合は否定したい単語の前に ບໍ່ [ボー] をつければ良いだけです。
例)
良い ດີ [ディー]
悪い ບໍ່ດີ [ボーディー]
この記事の使い方
前述の通りラオス語には「声調」と呼ばれる発音方法があります。
実際に使用する単語やシチュエーションによって、声調が多少間違っていても通じる場合とそうでない場合があります。
この記事では「初心者用」「旅行用」といった用途をメインとして考えているため声調については触れていません。
万が一通じなかった場合には、あわせてラオス語の表記も載せておくので「指さし会話帳」のように現地の人に見せてコミュニケーションを取ってみてください!
あいさつ・超基本表現編
こんにちは(一日中使える) ສະບາຍດີ [サバーイディー]
“Hello”のような感覚で1日中使うことができます。
はい/いいえ ແມ່ນ[メーン] or ໂດຍ![ドーイ] / ບໍ່[ボー]
メーンは「うん」の感覚。ドーイは「はい」と目上の方や上品な場所で使う。
ありがとう(ございます) ຂອບໃຈ(ລາຍໆ)[コッブチャイ (ラーイラーイ)]
ラオスは仏教徒が多いため、「こんにちは」と「ありがとう」の時に手を合わせて言うことが多い。
自分が手を合わせて挨拶をすると、相手も必ずといって良いほど手を合わせて挨拶をしてくれます。
なので、手を合わせなくても問題はないが、相手が手を合わせてくれたら手を合わせて挨拶をしたほうが良い雰囲気になります。
どういたしまして/問題ない ບໍ່ເປັນຫຍັງ [ボーペンニャン]
汎用性の高い表現。
問題があっても「ボーペンニャン」で済ませるのがラオス人。笑
お元気で(幸運を) ໂຊກດີ [ソークディー]
また会いましょうは”ພົບກັນໃຫມ່ “[ポッカンマイ]。
買い物編
これはなんですか? ອັນນີ້ ແມ່ນ ຫຍັງ? [アンニー メン ニャ(ン)]
(ン)はNでもMでもない発音で、「ng」のような力の抜けた発音。
口を閉じずにンと発音すればよい。
正しくない発音でも、ラオ人が状況を把握して理解してくれるので、あまり気にしなくても大丈夫かもしれません。
何を指しているかわかればメンニャンだけでも問題なし。
〜が欲しいです ຢາກໄດ້〜[ヤークダイ〜]
いくらですか? ເທົ່າໃດ້? [タウダイ]
安くして ລຸດໃດ້ແດ່ [ルッダイデー]
トゥクトゥクなど乗り物の交渉にも使うことができます。
〜キープでいいですか? 〜kipໄດ້ບໍ?[〜キープダイボー?]
→いいよ ໄດ້ (ダイ)
→ムリ ບໍ່ໄດ້ (ボーダイ)
・・・キープです …ກີບ [・・・キーブ]
これ買います ເອົານີ້ [アウニー]
市場では、これ買いますと言わなくても商品を手にとっただけで、買わせようとして袋に入れられるため、むしろ「いらないよ」ບໍ່ເອົາ [ボーアオ]を覚えたほうがよい。
レストラン編
メニューください ຂໍເມນູແດ່[コーメニューデー]
パクチー抜きにしてください ບໍ່ໃຊ້ຜັກຫອມປ້ອມ[ボーサイ パックホーンポーン]
ບໍ່ໃຊ້(ボーサイ)は使わない、という意味なのでບໍ່ໃຊ້〜(ボーサイ〜)と応用が効きます。
例)
- ບໍ່ໃຊ້ນ້ຳຕານ(ボーサイナムターン)砂糖を使わないで
- ບໍ່ໃຊ້ເຜັດ(ボーサイ ペッ(ド)) 辛くしないで
- ບໍ່ໃຊ້ແປ້ງນົວ(ボーサイペンヌア) 味の素をつかわないで
からさ控えめにしてください ໃຊ້ເຜັດຫນ້ອຍຫນຶ່ງ[サイペッ(ド)ノイヌーン]
といってもだいたい辛いのがでてきます。笑
- 少し ຫນ້ອຍຫນຶ່ງ(ノイヌーン)=だいたい辛子3本くらい
- 標準 ທຳມະດາ(タンマダー)=だいたい4−6本くらい
思い切り辛くしてください。 ໃຊ້ເຜັດຫລາຍ[サイペッ(ド)ラーイ]
ຫລາຍ(ラーイ)が「たくさん」を意味します。
〜ください ຂໍ〜ແດ່[コー〜デー]
- もち米:ເຂົ້າຫນຽວ[カオニャオ]
- 白米:ເຂົ້າຈ້າວ[カオチャーオ]
- パン:ເຂົ້າຈີ່[カオチ―]
- 焼き料理:ປີ້ງ[ピン]
- 焼き魚:ປີ້ງປາ[ピン パー]
- 焼き豚:ປີ້ງຫມູ[ピン ムー]
- 焼き鳥:ປີ້ງໄກ່[ピン ガイ]
- 水:ນ້ຳ[ナム]
数字編
1~10
1:ໜຶ່ງ[ヌング]
2:ສອງ[ソーング]
3:ສາມ[サーム]
4:ສີ່[シー]
5:ຫ້າ[ハー]
6:ຫົກ[ホック]
7:ເຈັດ[チェット]
8:ແປດ[ペーと]
9:ເກົ້າ[ガオ]
10:ສິບ[シップ]
100、1000、…
100:ຮ້ອຍ(ລ້ອຍ)[ホーイ]
1,000:ພັນ[パン]
10,000:ສິບພັນ[シップ パン]
100,000:ແສນ[セーン]
使い方の例
※旅行で使うくらいの金額だと、数千~数十万キープを使うことが多いです。
さらに学びたい人向け。評価の高い参考書
旅行の定番『指さし会話帳 ラオス』
その他のラオス旅行記事はこちらから⇒ラオス旅行情報まとめ (おすすめゲストハウス、カフェ、持ち物、ラオス語、旅行記)
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