※2017年8月3日更新
こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
今日はお金の話。
協力隊に参加すると言うとよく「給料出るの?」と聞かれます。
青年海外協力隊はボランティアなので、お金が出ないと思っている方も多いようです。
給料という形ではありませんが、協力隊には各種手当が支給されます。
今回は協力隊がもらえる手当や待遇などについてまとめました。
目次
派遣前(移転料、支度料などの準備のお金がもらえる)
移転料
その国移転するのに必要となる資金の補てん。
金額は国によって異なり、ルワンダは105,250円です。
私の場合は自分の家で使う冷蔵庫やろ過機、キッチン用品などを買って、
ほぼ全て使い切りました。
ちなみに隊員によっては家に既に家具が揃っており、
けっこうお金が浮く人もいたりします。運ですね。
支度料
こちらは任地に出発する前に準備金として支給されるもの。
移転料のように派遣国による違いはなく、一律90,000円。
出発前の準備は想像以上にお金がかかりました。
90,000円ももらえるのは本当にありがたかった。
本邦支出対応手当
訓練期間中及び派遣期間中に本邦で発生する軽費に対する支援です。
派遣前は「派遣前訓練」と呼ばれる泊まり込みの訓練期間分(40,000円×2か月)を支給してもらえます。
派遣中(現地生活費や帰国後のためのお金がもらえる)
国内手当
上述の本邦支出対応手当や帰国後の初動生活・社会復帰に対する支援です。
85,000円×派遣期間(通常24か月間)
なお、派遣中は55,000円ずつが毎月口座に支払われ、
残りの30,000円分は帰国時に期間分が一括して支払われます。
会社を辞めてきている人などは、
帰国後にすぐ働き始めることが出来る訳ではありません。
その間にかかるお金を支給してもらえるんですね。
ちなみにこれは「現職参加」といって、
前の会社に所属したまま一定の給与をもらい続けている人には支給されません。
現地生活費
その名の通り現地での生活費として支給されるもの。
国により異なります。
ルワンダの場合は$500/月です。
500ドルという金額は贅沢をしなければ多少貯金ができるかな、
といった具合なのでルワンダに関していえば適正価格を感じています。
ただ、首都キガリは地方に比べて物価が高いのでほぼ毎月使い切っている人も多いです。
私は地方に住んでいるのでそんなにお金はかかりません。
以下の記事で1か月分の生活費を公開しています。
健康管理手当
派遣期間中に健康管理手当として361ドルが支給されます。
住居費:国・年ごとの規定額
協力隊の住居は、原則的には受入国政府等から提供されます。
ただし、受入国政府等から安全面・機能面で適当な住居が提供されない場合にはJICAより実費相当額(上限あり)を支給されます。
派遣後(最後の引っ越し用のお金がもらえる)
移転料
出国前に支給された移転料が、帰国時にも海外口座にドルで支給されます。
出国時同様、金額は派遣国により規定されています。
(補足)その他のお金関係
手当とは異なりますが、その他のお金に関する情報を補足としてまとめます。
住民税や年金、健康保険
転出届を出してから来る、つまり住民票を抜いてくるため、住民税の支払い義務はなくなります。
しかし住民税の支払いは1月1日時点において日本に住民票があったか否かなので注意が必要です。
たとえば2018年1月10日に日本を出る場合は2018年1月1日時点で日本にいるため、2017年分の収入に対する住民税は支払義務が生じてしまいます。
なお、年金や健康保険は任意加入になります。
旅行費・宿泊費
派遣先までの旅行費、宿泊費はすべてJICA負担になります。
まとめ
①派遣前:本邦支出対応手当、支度料、移転料など⇒約30万円
②派遣中:各種国内手当約200万円+海外手当(派遣国ごとに異なる)
③帰国後:移転料等
全部あわせると、2百数十万円ほどになります。
多い?少ない?
いかがでしょうか。
私が初めてこの情報を知ったときは正直けっこう貰えるなと思いました。
(事業仕分けでカットされる前はもっと多かったというから驚き!)
現地の物価水準を考えると決して余裕のある金額ではありません。
準備にもたくさんのお金がかかります。(バックパック、SIMフリー携帯、荷物の発送などなど…)
出国前はたくさんの諭吉が私の前から去っていきました。
ただ、70日間恵まれた環境で訓練を受けることが出来て、
2年間海外でやりたいことをやったり将来に向けて経験を積めると考えると破格なんじゃないかと個人的には思います。
協力隊に興味を持っているかた、人生設計の参考にしてみてください。
協力隊がお金を増やす方法
青年海外協力隊は公務員・ボランティアという立場として、その期間中は利益を得る行為を禁じられてしまいます。
つまり普通にしていたらここまでで紹介した方法以外には収入がなくなってしまうのです。
しかし青年海外協力隊は、終了後のキャリアが保証されている訳ではありません。
帰国時には出来るだけお金は持っておきたいというのが正直なところ。
ルールを破らずにお金を増やす方法が1つだけあるんです。
それは、参加前に資産を分散しておくこと。
貯金がある人はすべてそのままにしてしまっては非常にもったいない。
2年間という長い期間を利用して、長期的に伸びそうなものに投資しておくんです。
ここで一例として私が資産を増やすことに成功した投資対象を紹介します。
投資はご自身の判断で行ってください
以下は私の成功例を紹介するものであり、特定の投資対象をおすすめするものではありません。
仮想通貨(ビットコインなど)
【資産を増やせた要因】
- 仮想通貨は成長市場で、買って保有しておけばとりあえず儲かる状態だった
- 時代を考えると長期投資にはうってつけだった
いま一番アツいのはビットコインを中心とした仮想通貨ですかね。
私はこれで口座に入れた資金が2.7倍になりました。
人によっては100倍以上で億万長者も出ていましたね。
まだよくわからなくて手を出せない方もいるかと思いますが、いつでも投資できるように無料で口座だけは開いておいた方がいいです。
この手の口座開設はけっこう時間がかかって「取引したいときにできない」「口座開設を待っている間に絶好のチャンスを逃した」などということがありますからね。
ビットコインを取り扱ってる取引所は数多くありますが、最初なら最大手で口座開設も簡単な『Coinchek』がおすすめです。
FX(外為)
【資産を増やせた要因】
- 少ない資金でもレバレッジをかけられるので大きな資金を動かすことができた
- スワップにより毎日お金が増えていった
FXでは、南アフリカランド(ZAR)を中心に取引をしていました。
南アフリカランドは高金利通貨として知られていて、持っているだけで毎日金利が入ってきます。
金利はリスクがあるという証拠でもあるので、南アフリカランド自体が下落すれば損をしてしまう可能性もあります。
ただ、南アフリカランドは歴史的に低い水準にあること、2年間スワップをもらい続ければそれなりの金額となることから投資対象として決めました。
(私は金利だけで毎月5万円ほど増えていました)
FXはレバレッジをかけられ(入金した金額より多い金額の取引ができる)、またボラティリティ(価格変動)も激しいので、大きく稼げる可能性がある反面、損してしまう可能性もあります。
余剰資金で行うようにしましょう。
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