ルワンダ会計士ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
ムサンゼ紹介第2弾です。
第1弾ではムサンゼの観光について紹介しました。
今回はムサンゼで聾学校の先生として活動している青年海外協力隊の同期・マッキーの学校での活動見学の様子を紹介します!
聾学校で活動見学
ムサンゼの都市ルヘンゲリからバスに乗って15分、バスから降りて徒歩5分の場所にマッキーが活動する聾学校があります。
今回はマッキーが日本文化紹介、同じく同期隊員のカズキが空手のレッスンをするということで見学に行ってきました。
日本らしい服装に着替えて生徒たちの待つ教室へ。
自己紹介
まずは子供たちの前で自己紹介。
名前を言って生徒に名前のスペルを書いてもらうゲームの後に、1人1人こどもたちに「手話ネーム」を付けてもらいました。
「HIKARU」はこんな感じ。
日本文化紹介
生徒たちに日本の場所・季節・日本で見る事の出来る動物などを、ルワンダと比較しながら紹介。
みんな「雪」とか知っていて驚きです。
手話で生徒たちとやり取りをするマッキー輝いてました。
日本の手話と違うはずなのに、たった8か月であれだけ出来るようになっててさすがだね!
休み時間
日本文化紹介に続いて我らが同期・カズキ師匠による空手のレッスン(前半)をしてから休み時間へ。
私たちが着ていた浴衣やはっぴを子供たちに着てもらいました。
私と同じく見学&お手伝いに来ていた同期のトッキーとそのお姉さんの園子さん、先輩隊員のマルちゃんたちが優しく浴衣を着せてあげる姿が印象的でした。
感動したのは、珍しい日本の洋服が大人気でみんな着たがっていたけど無理やり人のを奪うんじゃなくてちゃんと前の人が終わるのを待っていたこと。
1人の子が着終って私にはっぴを返すたびに、誰かが後ろからヒジをツンツンしてくるんですよ。
振り向くと着たそうな目で見つめてくる生徒の姿。
可愛くて倒れそうでしたね。笑
その流れでやってきた1人の男の子。
はっぴを着せてあげると嬉しそうに教室中を歩き回っていました。
後から聞くと、その子は最近来たばかりでまだ馴染んでおらず、楽しそうにしているのは珍しいのだとか。
それを聞けただけでも今回来て良かったと思いましたね。
※なんかわかんないけど、自分は逆に生徒の服を着てみた。
空手教室(後半)
休み時間が終わり空手教室後半戦。
前半は座学と簡単な礼儀でしたが、後半は皆で体を動かしながら「突き」などの実践的な練習です。
みんなイキイキしてとても楽しそうでした。
途中で私が小さいカメレオンを見つけて教室をザワザワさせてしまいましたね。
ごめんなさい。笑
でもお陰で同期の男子には決して見せてくれないトッキーの心からの笑顔(エンジェルスマイル)を見る事ができました。
どこにでもいる笑顔の可愛い子供たち
今まで、日本でも障害をもった子供たちと関わる機会はほとんどありませんでした。
だから来る前は「どうやって接するもんなのかな?」と考えて少し心配だったんです。
でも学校に着いた瞬間にそんな心配ふっ飛びました。
私たちを迎えてくれる子供たちが見せてくれたそれぞれの反応。
好奇心のままに寄ってくる子。
どうしていいかわからずただ立って見つめる子。
元気に挨拶してくる子。
どれも私が住んでいる村で子供たちが見せるそれと全く変わりませんでした。
「あ、一緒でいいんだ!」
そう思ってからはとにかく無心で子供達と接することが出来ました。
1日一緒に遊んだだけで障害者支援を語るつもりは全くないし、それが仕事になったらきっと大変な事もたくさんあるんだろうけど、友達になって一緒に遊ぶ分には本当に何も変わらない。
「障害」ってよりはただの「特徴」だなって思った。
落ち着きがないとか、人懐っこいとか、好奇心が旺盛とか。
そんな特徴と並んで、耳に障害がある。それだけ。
私は手話がわからないので、子供たちが必死に手話で話しかけてくれても意味はわからなかった。
でもなんかハッピーなのはわかったし、それでこっちもハッピーになった。
空手のレッスンの時、キレイな発音で「オス!」とは言えないけど皆それぞれの発音で一生懸命に発声してた。
それで気合は伝わったし、真剣なのもわかった。
本当に一緒だったし、任地の子たちに負けないくらい笑顔が素敵で可愛かった。
そんな子供たちと一緒にいられるマッキーは幸せで、マッキーと時間を共にできる生徒たちや他の先生も幸せだと思いました。
ルワンダに協力するために来ているのに、ルワンダから教えてもらってばかりです。
本当に良い経験になりました。
また絶対に遊びに行きます!