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『英語は3語で伝わります』感想・レビュー~スッキリと伝わりやすい英語を身につけるのにおすすめ~

こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。

突然ですが、以下の文章を英語に訳すとしたら、どのような文を作りますか?

「私の仕事は英語教師です」

日本語と同じ順番で考えて” My job is an English teacher” としても間違ってはいません。

しかしもっとシンプルに” I teach English.” としてみましょう。
この方が直感的でわかりやすくなりませんか?

日本の英語教育で文法や構文など、多くのことを学びます。
学んだことは使ってみたくなるのはごく自然なことなのですが、ネイティブは意外に使ってない表現も多いんです。

今回はそんな私たちの凝り固まった英語脳を解きほぐし、「伝わる英語」の作り方を教えてくれる『会話もメールも 英語は3語で伝わります』を紹介します。

英語は3語で伝わります

会話もメールも 英語は3語で伝わります

『英語は3語で伝わります』では特許翻訳者であり、技術英語講師でもある中山裕木子さんがシンプルで伝わりやすい英語のコツを紹介しています。

複雑な専門技術を伝える立場だからこそたどり着いた結論がこちら。

その鍛錬の中で、私は1つの結論に達しました。

内容が複雑であればあるほど、それに見合った複雑な英文を組み立てるのではなく、その逆を目指すべきだとわかったのです。

引用:『会話もメールも 英語は3語で伝わります』

本書は「複雑でない英語」を作るための4つのポイントとともに学べる1冊になっています。

【本書の4つの特徴】

  1. 新しい文法、単語、構文の暗記はいらない
  2. 「3語」の組み立てパターンがわかる
  3. 日本人の「難しい英語」とさようなら
  4. ブレイク&スキルアップ

さらに本書の構成としては以下のような流れになっています。

  1. 「日本人の英語」が伝わらない理由
  2. 「3語の英語」は動詞が決め手
  3. これでOK! 「3語の英語」の組み立てパターン
  4. 「3語の英語」に情報を足していく
  5. 実戦!「3語で伝える」ために、ここはバッサリ捨てましょう!

今回はこの本のさわりの部分(基本的なアイデア)と、「1、日本人の英語が伝わらない理由」と「2、3語の英語は動詞が決め手」から気になったところを紹介していきます。

英文を3語で組み立てる

「3語で組み立てる」というのは1つの文に3つの単語しか使わない、という意味ではありません。

本書における「3語」とは①主語、②動詞、③目的語を指し「誰か(何か)が何かをする」という形を作ることです。

3語をベースとして文章の枠組みを作るということで、冠詞や修飾語はカウントしません。

・The news made me surprised.
(そのニュースは、私にとって驚きだった。)

The news surprised me.

・It is not difficult for me to understand your situation.
(私にとって、あなたの状況を理解するのは難しくない。)

I can understand your situation.

黄色のハイライトがそれぞれ1語としてカウントする骨組みの部分になります。

このようにシンプルな組み立てにすることで、

  1. 結論(動作)が伝わりやすい
  2. 組み立てやすく誤りが減る
  3. コミュニケーションがスピーディーにできる

というメリットがあります。

学校で習ったイディオムはすべて忘れて大丈夫!?

本書によれば、あれだけ苦労して覚えたイディオムは使う必要がない、忘れてしまってよいとのこと。

イディオムは使う単語の数も増えるし、覚えるのが大変。
仮に使ったとしても、相手が非ネイティブである場合には伝わらない可能性もあります。

そこで、イディオムの代わりに動詞を使って「3語の英語」で表していきます。

make use of~(~を使う、利用する)

He makes use of information on the Internet.
(彼はネット情報を活用する。)

He uses information on the Internet.

get rid of~(~を取り除く)

I will get rid of suspicious emails.
(不審なメールは破棄します。)

I will delete suspicious emails.

whenやifを使う分も3語にできる

日本語では、「条件」を現す部分を必ず前において表現をします。

そのため、例えば「質問があったら聞いてください」という文章があった時に以下のように訳す傾向があります。

If you have questions, you can ask now.

しかしこのように組み立てると長い文章になりやすく、またメインの部分(you can ask now)に到達するまでに時間がかかってしまいます。

そこで、メインの部分を前に出して「3語の英語」に組み立て直すというのが本書のアイディア。

You can ask questions now.

冠詞theは「すでにそこにあるもの」「コミュニケーションの双方にとってわかっているもの」を指します。

したがって、冠詞theを使わずにquestionを表していることにより、「そこにないもの」、つまり「もしあったとしたら」というようなifのニュアンスが出てきます。

引用:引用:『会話もメールも 英語は3語で伝わります』

まとめ

私も、どうしても学校で習ったような構文なんかを使ってスッキリと伝わりにくい英語を使ってしまいがちなんですよね。

本書のように、一見長くなってしまいそうな英語を3語に組み立て直すのは頭の体操にもなって英語の使い方を1段階成長させられそうです。

おすすめの使い方としては、本書に出てくる例文の答えをすぐに見ずに自分でも1つ1つ3語にしてみること。

そうすることで時間はかかりますが本で読んだ知識を体で吸収しながら進めることができます。
今回紹介したのははじめの2章のしかも一部。

まだまだ目からウロコのテクニックが詰まっているので是非手に取ってみて下さい!

あわせて読むと効果抜群の1冊☟

今回紹介した『英語は3語で伝わります』には英語を組み立てるのに非常に有効なアイデアが満載です。

しかし、それだけでは実際にネイティブと話すようにはなれないのです。

「ネイティブを前にすると英語がパッと出てこない」
「英語の点数は高いけど外国の人と話すのは苦手」

こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?

わたしたち日本人が英語を「話せない」のには大きな理由があるのです。
その理由を心理学の立場から解き明かし「英語を話せる人」への橋渡しをしてくれる本があります。

それは『なぜ私たちは3カ月で英語が話せるようになったか』という本です。

著者はラジオ日本『3分英会話、ここだけの話』パーソナリティの本城 武則さん。
26歳、英語がまったく話せない状態で渡米し、飛行学校へ入学。
帰国を考えるほど英語ができず悩んでいた本城さんはノルウェー人の共感と出会い、英語がペラペラになったそうです。

まったく英語ができなかった本城さんがペラペラになった理由。
それが本書に記されています。

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キャンペーンはいつ終わるかわからないので、はやめに本をもらっておきましょう。

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