こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。
突然ですがみなさん、コーヒーってどうして飲まれるようになったかご存知ですか?
先日ルワンダのフイエという街でコーヒーツアーに参加した際、はじめて知ったのですが、
ハイになった山羊さんがきっかけだったんです!
コーヒー発祥物語
ヤギ使いのカルディくん
むかーしむかし、エチオピアのあるところにヤギ使いのカルディくんがいました。
ある日、放し飼いしていたヤギたちがやけにハイテンションになっていることに気が付きます。
なんかヤギたちがすごい興奮しているぞ…?
夜になってもヤギの興奮はおさまりません。
赤い実を食べていることが判明
不思議に思ったカルディくんは、原因を調べてみる事に。
すると、どうやら丘に生えている木の赤い実を食べていることが原因であるということがわかりました。
おそるおそるカルディくんもその実を食べてみます。
すると今までと気分が変わり、頭がスッキリするではありませんか!
僧が修業で使うように
この話を聞いた近くの僧は、仲間たちと一緒にその赤い実を煎じて飲んでみる事にしました。
するとやはり同じように頭がスッキリ。
「これは辛い夜の修業を乗り越えるために良いのではないか」
と考え修業の際に飲まれるようになります。
こうして飲まれることになったのが、コーヒーだったという訳です。
カルディコーヒーファームはこのカルディからきています。
諸説あり
気になって調べたところ、このカルディ君の話は諸説ある中の1つでした。
追放された僧侶オマーン
イスラムの僧侶オマーンが恋心をもったのは、
その地域の王様(有力者とも言われる)の娘。
怒った王様は、オマーンを町から追放した。山中で空腹に耐えられなくなったオマーンは、
きれいな小鳥達が素晴らしい鳴き声で
赤い実をつついているのを見て、
自分でも食べてみたり、スープにして飲んで見ると力がみなぎり、
とても元気になったので追放された町に実を持ち帰り、
病人に与え病気を治して王様に赦されたという話。
先ほどのカルディの説と、このオマーンの説が、数ある起源のなかでも2大伝説と言われています。
他の食べ物も調べてみた
まあ、赤い実だったらいずれは誰かが食べていたのではないかと思う訳ですが…
なかには「これなんで食べたんだよ!?」と信じられない食べ物ってありますよね。
自分だったら絶対に食べないであろうモノを最初に食べた人、調べてみました。
ナマコを最初に食べた人
夏目漱石の小説『吾輩は猫である』には「はじめてナマコを食べた人の胆力には敬服すべきだ」といった旨の記述があります。本当ですよね。
さて、肝心の最初に食べた人は誰なんでしょう?
Yahoo!知恵袋で調べたらこんなアンサーを見つけました。
そうとは限らねえだろ!
と脳内ツッコミを入れながら探し続けると、
ついにそれらしき答えを見つけることが出来ました。
ナマコ食い(?)の本家本元はやはり中国人だろう。
いわゆる「巷の常識」として伝え聞くところでは、こういうものを最初に食べたのは囚人たちだったそうだ。
「食べてみたいが、だいじょうぶかな?」と思う生き物を死刑囚たちに食べさせた。
これが真実だとすれば、ナマコを最初に食べたのは「中国の罪人」ということになりますね。
ウニを最初に食べた人
ウニを最初に食べたのは縄文人だとされているようです。
なんでも縄文時代の貝塚からその殻が大量に見つかったとか。
結局はじめて食べたのが誰かまではわかりませんでしたね…。
気は進まないが…ダメもとでアイツに聞いてみるか。
やっぱりだめでしたね。
「はじめてのモン食べる屋」がいたのか。
ナマコのように罪人が食べさせられたのか。
目立ちたがり屋が頑張っちゃったのか。
縄文Youtuberか縄文ブロガーが「ウニ食べてみた」的なノリでいったのか。
想像の域を出ません。残念。
先人たちのチャレンジ精神エグい
カルディ君の伝説はさらっと「自分も食べてみた」って言うけど、
よく考えたらすごいことですよね。
食べられるかもわからない、しかもなんかヤギがハイテンションになってる実を食べてみる勇気。
コーヒーやウニ・ナマコに限らず、まだ誰も食べていないものを最初に食べた人ってすごくないですか?
美味しいって知らなかったら気持ち悪くて食べようと思わないです。
先人たちのチャレンジ精神のおかげで今の私たちは美味しいものを安心して食べる事ができるんですよね。
さんきゅーカルディ!
コーヒーだけに