ルワンダで青年海外協力隊として活動している根本(@dujtcr77)です。
先週からルワンダ人の同僚にお願いをして1時間1,000RWF(約150円)で現地語キニアルワンダの家庭教師をお願いしています。
今回は、現地人に家庭教師をお願いするメリットと気を付けている点について書きたいと思います。
現地人家庭教師を雇うメリット
キニアルワンダが上達する
これは当たり前ですね。
今まで勉強に使っていた文法書はやり込んだため効果が薄れてきました。また日常会話もある程度パターン化してきてしまっています。
次の段階に行くために必要なのは積極的に新しい表現に触れる機会を作ること。
自ら新しい表現を吸収する機会をつくらないと成長が鈍化してしまうので、マンツーマンのレッスンをすることで一皮むけたいと思います。
英語も上達する
しばらくはこちらの文法書を教材として使用するつもりです。
『Grammer in USE』は英文法を基礎から細かい使い分けまで網羅した「英語で書かれた英文法書」。
この本で使われている表現でパッとキニアルワンダに訳せないものを家庭教師に協力してもらいながら訳していく予定。この勉強法では以下の効果を期待しています。
- 英文法の見直しになる。
- 英語のリーディング力が鍛えられる。
- 英文法と関連付けながらキニアルワンダを学習できるため、記憶が定着しやすい。
ルワンダで活動をして、キニアルワンダを学習していると、どうしても英語学習に割くことのできる時間は少なくなってしまいます。
今メインでやっている英語の勉強と言えば、英文ニュースや洋画を見る事がほとんどで、今のままだとキープすら難しいなというのが正直なところ。
英語の文法書を用いてキニアルワンダを学習することで英語のメンテナンスも同時進行でやってしまおうという狙いです。
同僚の英語も上達する
今回家庭教師として彼を選んだ理由のひとつに「英語があまり得意ではない」ということが挙げられます。
実際に訳をお願いしても初級クラスの英単語もわからず私が言い換えて説明したり、辞書で調べるという場面が出てきています。
これを積み重ねていくことで、彼の英語力、特にボキャブラリーと文法が伸びるのではないかと期待しています。
同僚の家族と仲良くなれる
「家庭教師」と言っても自分の家に来てもらっている訳ではありません。むしろ相手の家にお邪魔しています。
彼は同僚の中でもかなり仲の良い方で事務所でよく話すのですが、今まで彼の家族とは一度ご飯を一緒に食べただけでした。
もっと家族みんなと仲良くなりたいと思い、彼の家に足を運ぶようにしています。
お陰様で、はじめて会った時は泣いて近づいてもくれなかった同僚の子供が、今では家に行くと抱きついてきてくれるようになりました!(今のところこれが一番うれしいかも。笑)
同僚の収入になる
これが今回家庭教師をお願いしようと思った1番の理由です。
この同僚はよく「お金がない」とぼやいています。
給料を聞いてみると確かに奥さんと子供を養うにはかなり切り詰めないといけないような額でした。
普段私のことを助けてくれるので、私も助けたい気持ちはあります。
しかし、ただモノやお金を渡すのは相手のプライドを傷つけてしまうかもしれないし、何より自分自身がイヤでした。
なのでこちらから家庭教師を「お願い」する形でお礼としてお金を払うことにしました。
注意
人はよく選ぶ
家庭教師を雇う、というのは大袈裟な言い方をすれば「雇用を生む」ということですが、個人的には無職の人にお願いしない方が良いかなと思います。
あくまで一時的な仕事にもかかわらず、収入源を得た安心感からか仕事を探す努力をやめてしまうかもしれませんからね。
「仕事はあるけどもう少しお金があらば暮らしがラクになる」くらいのご家庭が一番良いのではないでしょうか。
先生として期待しすぎない
同僚は言語を教える事を仕事としているわけではないので、正直教えるのは上手ではありません。
必要な情報を的確に教えるというよりは、思いついたことを次々に言ってくる事の方が多いです。
ただそこから学べることがない訳ではないし、この取り組みは同僚の為になるということも狙いとしてなるので、そこはグッと我慢。
手っ取り早く言語上達したいと思っている場合はあまり向いていない方法かもしれません。イメージとしては二人三脚です。