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【公認会計士・ルワンダナッツCFAO 笠井優雅さん】ルワンダで活躍する日本人パート②<直撃インタビュー>

前回に引き続き、ルワンダで活躍する日本人<直撃インタビュー>の第二弾です!

今回は会計士で、ルワンダ・ナッツ・カンパニーCFAO(Chief Financial and Administrative Officer)の笠井優雅さんにお話を伺ってきました。

 

では簡単な経歴紹介からのインタビューに参ります!

プロフィール

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笠井優雅(かさい ゆうが)

公認会計士試験合格後、資格の学校講師として約5年間勤務。

監査法人や会計事務所の非常勤としても働く傍ら、慶応ビジネススクールでMBAを取得。

現ルワンダ・ナッツ・カンパニーCFAO。

~笠井さんがルワンダに来た経緯~(笠井さん個人ブログより)

経歴についてもお話ししますと、会計士試験合格後、資格の学校で常勤講師、同時に監査法人、会計事務所で非常勤として活動し、最終的には慶応ビジネススクールでMBAを取得しました。

このまま生きていれば、おそらく丸ビルあたりで働いて、夜は銀座か六本木で飲み会の日々だったでしょう。

しかし、最後の慶応ビジネススクールがいけなかったですね。
ここで、奴に出会ってしまったわけです。

嫁に。

初日からアフリカに住みたいとか言っちゃうもんだから、「大丈夫かこいつ?」と内心思い、
対して私は自由が丘に住みたいと対抗。

そんな私ですが、先ほども申し上げたとおり、今アフリカはルワンダに住んでいます。

…負けた!!!!!

嫁と結婚し、口車に乗せられたわけですよ!

ただ皆さん、そんなん分かっていたことじゃんと、そうお思いでしょう?

結婚当初は「日本で良いよ。丸ビルで良いよ。」と言われていました。
でもなんやかんや「日本も良いね。でもアフリカも良いよ。」となり、
最終的に「アフリカが良いよ。アフリカが良いよ。」となった次第なんですよ。

ただ、思えば、私は心のどこかで嫁の生き方に憧れていたのかもしれません。
これも何かの運命と捉え、アフリカに従事していこうと思っております。

抜粋:嫁に人生を狂わされた会計士のアフリカ逆転記 I am in Rwanda

インタビュースタート!

―笠井さんは会計士の資格とMBAまで取得されているんですね?

はい。予備校講師時代は管理会計という経営に近い科目を教えていて、もう少し経営学というものを突き詰めて勉強したいと思っていました。

それが終わったら起業をするかもう少し実務をしっかりとやって、実務と理論を混ぜて自分なりに何かわかれば良いかなと。

今はルワンダナッツで経営にがっつり関わっているので、ビジネススクールで学んだことが生きています。

会計士の資格を取ったのはいつか起業したいという気持ちがあったので、その時に数字を知っておくべきだということと、あとは食いっぱぐれがないという保険の意味もありました。

…というのが表向きで。

目指し始めたのが大学時代だったんですけど、モテるという噂を聞いて。

ー(笑)。笠井さんのブログタイトルが「嫁に人生を狂わされた~」と言いつつも笠井さん自身もかなりの女性の人生を狂わせてきたんじゃないですか?

そこはですね。

あのー。

ノーコメントで(笑)

では話を戻しましょう(笑)。笠井さんのブログにもある通り、アフリカに行くことは前々から計画していた訳ではないにも関わらず既にルワンダナッツの経営陣として活躍されている訳ですが、どうしてそのようなことが可能だったんでしょう?

これはたまたまタイミングが良かったんです。

嫁は結構アフリカに知り合いが多いんで(笠井さんの奥さんもアフリカのジブチで協力隊として活動していた)、そこで僕を紹介してもらってスカイプ面接で話が決まりました。

―なるほど。ルワンダ・ナッツ・カンパニーではどのような業務をされているんですか?

あんまり詳しくは話せないんですが。

CFOとして全部やっているといって良いですね。

経理はもちろん総務・人事もやってますし、経営管理も行っています。

会社自体はざっくり言うと、自社農園でナッツを収穫したりルワンダ国内の農家からナッツを買って来て、加工して売るという商売です。

「ピエロ」のような存在でありたい

―笠井さんは小さい頃どんな子供だったんですか?

昔から一つの芯としてあるのは、「ピエロ」みたいな存在でありたいと思っています。

基本的に何をするにしても他の人がどうしたら笑ってくれるだろうと常に考えています。

例えばマラソンに出るにしてもコスプレをしたりして。(笑)

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那覇マラソンのためのコスプレ。全て笠井さん手作り。
左からムック、ガチャピン、ミッキー、アンパンマン、ドラミちゃん、ドラえもん、キティちゃん。

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公園を乗っ取ってテレビ番組の『逃走中』をやったことも。

 

―笠井さんはサービス精神旺盛なエンターテイナーなんですね。

まあ、そうかもしれないですね。

何をやるにしても、とにかくやるならとことんやろうという気持ちはあります。

結婚式についてもエンターテイナーって訳ではないですけど、なんでお金を払ってくれてる人が出し物をしたりとか祝福してくれるのかわからなくて。

なので出席者からはご祝儀は受け付けないで、出し物もコントなどを夫婦二人でやったりして来てくれた人に楽しんでもらうようにしました。

人を楽しませるという意味ではいつになるかはわからないですけど、最終的にはやはり『教育』という現場に戻りたいと思っています。

会計だったりビジネスだったりを、ただ笑わせるだけではなくて、「本当に面白い!」と思いながら学べるような環境作りをしたいです。

アフリカでビジネスをするために必要なものは特別な知識や技術ではなく…

―最後に、アフリカビジネスにおいて笠井さん自身が必要と考えるものは何でしょうか?

これは、嫁がいつも言っていることでなるほどなと思っていることなんですが、

”家族がいる”

ということです。

どっしり構えてやるとなると、家族のサポートがあるかないかは大きな違いですね。

やっぱり一人でやっていくのは辛いですよ。

心も体も、お互いサポートして乗り越えてくという環境がないと1,2年ならともかく、5年10年やっていこうとしたらやっていけないですね。

インタビューを終えて

笠井さんのことはルワンダに来る前からブログを通じて知っていて、ルワンダに来たら絶対にゆっくりお話を伺いたいと思っていました。

人生の先輩であり、会計士の先輩でもあり、ルワンダ生活の先輩でもあり、また今回のインタビュー依頼を快諾してくださった笠井さんに対し、こんな安易な形容をするのは恐縮なのですが…

「笠井さんってどういう人?」

と聞かれたら

「とても面白い人です」

という答えが真っ先に浮かんでしまいます。

「やるからにはとことんやる」「ただやるだけではなくて人を楽しませる」というマインドを持った笠井さんであれば、国境や文化の壁を越えてビジネスでも必ず仲間や家族・お客さんを幸せにすることが出来るんだろうなと感じました。

このインタビューを見て興味を持った方は、是非笠井さんのブログにも足を運んでみてください^^

嫁に人生を狂わされた会計士のアフリカ逆転記

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