ルワンダはいま長い乾季(5月~9月)の真っただ中です。私が住んでいる地域では5月以降雨がまったく降っていません。
ここムウォゴはど田舎で、水道なんか通っていないので貯水タンクに雨水を貯めておいて生活用水としています。
乾季って「雨が降りにくい時期」のことかと思ってた。まさか「雨がまったく降らない」なんて…水がなくなる(・ω・)
— 根本晃@勝手にルワンダ親善大使 (@dujtcr77) 2016年6月8日
あと何日持つか?
雨が降らないということは当然タンクの中の水は減る一方です。残りは900リットル程度。
900リットルってどの程度やり過ごせる量かイマイチピンと来ませんね。
東京都水道局のデータによると「家庭で一人が1日に使う水の量は、平均220リットル(平成26年度)程度」とのことです。
【参考】用途別使用量の目安
洗面・手洗い:約12リットル(1分間流しっぱなしの場合)
歯磨き:約6リットル(30秒間流しっぱなしの場合)
食器洗い:約60リットル(5分間流しっぱなしの場合)
洗車:約90リットル(流しっぱなしの場合)
シャワー:約36リットル(3分間流しっぱなしの場合)参照:東京都水道局HP
洗車はしないのでこれを差し引くと1日約130リットル。
乾季はまだ3か月近く続くのに、東京都の人たちと同じペースで水を使っていたらタンクの水は1週間で底をつくわけです。
ピンチですね。
「なんとかなるっしょ!」が口癖の私もさすがに焦って、いくつか対策をしています。
対策その1:洗濯物の量を減らす
洗濯に使う水の量はバカになりませんからね。とにかく洗濯物の量を減らすのに必死です。
パジャマを着続ける日数を伸ばしたり、シャワー後に体を拭くのにタオルを使わずに直前まで着ていた洋服を使ったりしています。
対策その2:1回のシャワーは洗面器ひとすくい
これまでは1回のシャワーで洗面器2すくい分は使っていました。
1すくい目で頭、2すくい目で体って感じで。
しかし今は1すくいでなんとかやっています。
コツは身体の軸の延長線上に頭を持ってくること。
1.頭から水をかけて頭と顔を洗う
2.下に流れてきた水を上手く使って胴体を洗う。
3.1,2でカバーできなかった部分の残りの水で洗う。
もちろん石鹸もシャンプーも使いません。
上記の東京都水道局データだとシャワーで36リットル使うらしいですが、この方法であれば1リットルくらいしか使いません。節水効果は97%です。
皆さんも是非試してみてください。
対策その3:極力家にいない
家にいるとどうしても水を使います。特にトイレ。
なので平日は事務所、休日はカフェもしくは事務所で過ごすことで、家で使う水の量を減らすという寄生作戦を取っています。
対策その4:ボディシートを使う
ここにきて急に「必須アイテム」にまで躍り出たのがボディシート。
寝汗かいたから朝シャワーを浴びたい、でも水を使うのはもったいない…みたいな時に大活躍です。
食事前に手が汚れてしまった場合にも重宝します。
対策その5:買う
最終手段ですね。
今まではさすがに雨降るだろうと待っていましたが、9月まで降るかわからない雨を待つのもリスキー過ぎるので遂に水を買うことにしました。
ジェリカンと呼ばれる容量20リットルの燃料缶いっぱいの水で300RWF(約50円)。
ジェリカンも1,000RWF(約150円)で買うことができます。
足りなくなりそうだったら適宜これで補充しようと思います。
雨よ降れ
おさらいしましょう。
雨が降らない
⇒貯水タンクの水がなくなる
⇒水をけちる
⇒体がばっちくなる
⇒ボディシート大事だね。あと念のため水を買う。
ボディシートにも限りがあるし、水も買い続ければ痛い出費なので、ここらでいったん雨降ってくれ~。