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『キングダム第7巻』感想・ネタバレ~”智略型”の呉慶と”本能型”の麃公。勝つのはどっちだ~

こんにちは、アフリカ在住ブロガーのぴかりん(@dujtcr77)です。

今回は、『キングダム』7巻のあらすじと感想を書いていきたいと思います。

第7巻のあらすじ(ネタバレあり)

キングダム 7 (ヤングジャンプコミックス)

目次

第64話 将の言葉
第65話 乱入者
第66話 武将の型
第67話 将の才力
第68話 将軍
第69話 挟撃
第70話 両雄
第71話 大将対決
第72話 亡国
第73話 帰国
第74話 伽

あらすじ

宮元を相打ちで討ち取った縛虎申であったが、丘の反対側には総大将・呉慶率いる魏の大群が押し寄せていた。

そんな中、今回の戦には参加していないはずの王騎将軍とその部下たちが姿を現す。
「あちらの丘の方が見晴らしが良さそうですねェ」
そう言うと物凄いスピードで移動をはじめ、信たちのいる丘まで登ってきた。

王騎と対峙した信はその底知れぬ強さに相手を計り知れないでいた。

王騎いわく、今回の戦は”智略型”の呉慶と”本能型”の公の戦い。

そんな中動いたのは”本能型”の公であった。
相手の隙をついて騎馬隊で魏の本軍へ突撃する。
恐るべき突破力で進む公軍。

呉慶もこの勢いを殺すために公軍を挟み撃ちに。
一時は押される公軍であるが、壁率いる部隊がプレッシャーをかけることで再び勢いを取り戻す。

魏は切り札として朱鬼麻鬼を出すが、信の活躍と公の圧倒的な突破力を前に粉砕。

本陣へ到着した公に対し、”智略型”の呉慶は予想外の一騎打ちにでる。
呉慶も想像以上の強さを見せるが、一騎打ちは公が制し戦は秦の勝利に終わった。

場所は変わって咸陽。
ここでは宮女の向(こう)が大王・政の伽の相手に呼ばれるも、政の手が付かず悩みをかかえていた。

宮女たちは政についてあるウワサをしていた。
「昔、大王は商人の”ヒカ”にフラれた。その傷を癒すために商人の娘である向を呼んでいるだけだ」と。

しかしある日、政が向に話した真実は、その噂とは異なる、とてつもなく残酷で悲しい物語であった。

感想

“智略型”か”本能型”か

この将軍の型の話、好きなんですよね。

策略をめぐらせて戦場を操作する”智略型”か、野生の直感で戦う”本能型”。

これって、戦だけでなく人生において当てはまることが多いテーマだと思うんです。

例えば私がいま書いているブログ。

これだって自分の書きたい事を思いのままに書いてめっちゃ面白い”本能型”のブロガーがいれば、
SEOやSNSでの効果的な拡散など徹底的に分析して書く”智略型”のブロガーもいる。

こうやって物事を分けて考えると他のこともスッキリと整理できそう。

名言・名シーン

将ならば 敵軍にどうやって勝つか!!(公)


画像出典:『キングダム』7巻

もともと甲という小国の王族だった呉慶は、国を趙に滅ぼされた記憶を忘れられずにいました。

「国を失うということがどういうことか貴様には理解できぬわ!!」

そう言う呉慶に対して公が放ったのがこのセリフ。

…小国の淘汰は戦国の世の常!

貴様のなめた苦汁などそこら中に転がっておるわ!!

戦場にあって身の上話など何の意味も持たぬ!

兵ならば目の前の敵をどう倒すか

将ならば敵軍にどうやって勝つか!!

それ以外に心囚われることはない!!

引用:『キングダム』7巻

6巻の感想・ネタバレはこちら

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8巻の感想・ネタバレはこちら

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