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3年B組金八先生の名言。最高傑作の第5シリーズ第1話で名言連発!

金八先生の中でも一番面白いと言われている第5シリーズ。

最終回の生徒一人ひとりへのメッセージとソーラン節が見たくなって17年ぶりに視聴開始。

ところが、第1話から金八先生が名言乱発で感動したので紹介したいと思います。

あらすじ

今シリーズでは少子化の波を受け、桜中学の校内に老人介護施設が併設され、“死”と向かい合って生きる高齢者と、時おり死に憧れる中学生が同じ屋根の下で毎日過ごすことになる。子供から大人への重要な15歳という多感な世代を相手に、50歳になった金八は何を思い、何を語りかけるのか。“命”をテーマに、今また“かけがえのない授業”が始まる! 生徒役に風間俊介、亀梨和也らが出演。今作は最高23.6%、平均18.5%の視聴率を記録した。

引用:TBSチャンネル

物語の始まりでは、金八先生(武田鉄矢)は3年B組の担任ではありません。

第1話のはじめ、3年B組の担任は中野先生(ラサール石井)ですが、生徒たちの暴行により病院送りにされます。

さらに追い打ちをかけるように療養中の中野先生に葬式で使う菊の花を送り付け、中野先生は精神的に追い込まれ学校に戻れなくなってしまいます。

代理で3年B組の担任となった金八先生は予定していた授業を中止してロングホームルームを始めます。

16分間のホームルームに詰められた金八先生の魂

人間最後は魂

ひとつだけ言っておきますがね、わたくしは、この心を、刺されたくもなければ叩き潰されたくもない、故にわたくしも皆さんの心を刺したり叩き潰したりしません。

だから、度が過ぎたイタズラがあった場合わたしは厳しく注意するでしょうし、どなるかも知れません。
そのことに関して皆さんに不満があるんだったらどうぞわたしに「言葉で」言ってください。

わたくしの心は、プラスチックや塩化ビニルでは出来ておりません。血の通った心です。
皆さん方が本当に悩んでいる時は一緒に悩みたい、泣きたいんだったら一緒に泣いてあげても良い、嬉しいことがあったら皆さんと共に喜びたいとそう願っている、わたくしは、人間です。

そして、皆さん方が、他人の心の痛みがわかる青年に成長してほしいと願っている一介の教師です。

人間…魂ですよ。人間最後は魂ですよ。

そんなアツい話の中ひとりで勉強しているガリ勉を見つけて

今までね、受け持ったクラスの中にね、もう魂とか心とか関係ない、もう成績さえ良かったらいいんだ、そういうガリ勉がおりました。

でもねぇ、そいつがある日私にこんなことを言いました。

「先生、いくら成績が良くったって一緒に喜んでくれる人がいなければそんなものはクソくらえだ。」

そのことに気づかせてくれたのは、そのガリ勉の友達だそうです。(中略)

いいですか皆さん、友達というのはね、一生の宝ですよ。

人の心は言葉を使わなくても通じ合える

大人だってね、そりゃね、ツッパんなきゃやってらんない時があるんですよ。

大人だってね、心がボロボロになる時があるんですよ。

ねー、ほらお父さんのこと思い出してごらんなさい、お父さん時々ムスーッとしておうちに帰ってくるでしょう。そうなんです会社で大変なことがあるんです。ツラい事があるんです。

そんなときに「どうして不機嫌なの?」そんな風に聞かないで、一番明るい声で「おかえり」って言ってあげなさいよ。

お母さんが不機嫌な時あるでしょ?何にも聞かなくて良いの。

「どうして不機嫌?」て聞かなくていいから、そん時は、食後の皿洗いをだまーって手伝ってあげなさいよ。

人の心と言うのは、言葉を使わなくてもそれだけで、十分に通じ合えるんです。

介護サービスセンターに来るお年寄りたちに「ジジイ」「ババア」言うな。

戦後の焼け野原から石を積むように日本を復興させ、君たちののお父さんお母さんを育てただけで十分に尊敬に値します。

まあ中にはね、わからず屋の方とかさ、口うるさい方もいらっしゃるかもしれません。

だけども、だけども、

付き合ってごらんよ、寄り添ってあげなさいよ。

人間と人間の勝負だよ…文句あるか?

もし、いま約束したことを守れなかった生徒がいたらどうするか?

そんな生徒がいたら、(こぶしを突き上げて)

私が、ぶっ飛ばします。

わかってますよ、ねえ学校は体罰厳禁なんでしょ?そんなことは構いません。そんときゃ私はマスコミに「暴力教師」として血祭りに祭り上げられましょう構いません。

だけど、わたくしだって石じゃない。わたくしは、そん時はその生徒がどんな生徒かマスコミにしゃべります。いいえ、駅前に立って、ビラ配って大声で叫びます。

「その生徒が、いやそのガキが、お年寄りをジジイ・ババアと呼び捨てにし、傷ついた人に葬式用の花を送りつけるようなガキだってことを、叫び続けます。

立ち上がった生徒に「先生、それって脅迫じゃないんですか?」と言われ、今までアツく生徒たちに話していた金八先生は低く落ち着いた声で言います。

違うよぉ…人間と人間の、勝負だよ。文句あるか?

ちょっともう1回金八先生の授業受けなおします

これが放送されたのは1999年。私は小学6年生。

当時も面白いドラマだくらいには思っていましたがこんなに金八先生の言葉がひとつひとつ刺さっていませんでした。

その後、私も中学生になったことで桜中学の生徒たちに共感できるようになり、また社会に出たことで先生側の立場の難しさや葛藤も少しわかるようになったのかもしれません。

そんな今見る金八先生はその分だけ重く、また考えさせられることがとても多いです。

第1話だけでこれだけ感じ取ることがあったので、最終回までの全23回で、いくつの気づきや教えがあるのか楽しみです。

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