【カンボジア・水泳】生山咲さん(27年度3次隊)

スオスダイ!(クメール語で、“こんにちは!”)

最近ハンパない日焼けのおかげでよくカンボジア人に間違えられます、
カンボジア水泳隊員の生山咲です。
人気ブロガー ぴかりんのこのような素敵な企画に参加することが出来て、本当に光栄です。
ぴかりん、ありがとう!
この記事が少しでも未来の協力隊員の皆さまのお力になれたら嬉しいです(*^^*)

 自己紹介

生山咲(イクヤマサキ)

※水泳あるある
招集所で役員に名前間違って呼ばれる。
“ナマヤマさーん!”と呼ばれて前に出る恥ずかしさ。
(小声でイクヤマですって呟く)

1992年7月7日 神奈川県茅ヶ崎市生まれ。
1995年、現在イルマニアのおかげで話題沸騰中(?)の、埼玉県入間市へ引っ越し、
幼少期から青春時代を入間市で過ごしました。
程よく田舎の入間市が大好きです♪

スイミングインストラクターの母の影響で、生後6ヶ月の時にベビースイミングで水泳を始め、
気が付いたら大学卒業まで、22年間も続けていました。
一度も辞めたいと思うことはなく、本当に最後まで水泳が大好きでした。
特に大学4年間は、とにかく水泳漬けの日々。
毎日ジャージ、毎日筋肉痛、毎日プロテイン。笑
練習があるから犠牲にしたことも数えきれないくらいあったけど、
世界一の環境の中で、世界一のコーチのもとで、最高の仲間たちと一緒に、
“俺たちの未来には、夢と希望しかない!!”をモットーに、
ただただがむしゃらに夢だけを追い続けていました。
最後の一年は女子主将を務め、2014年9月の日本学生選手権を持って現役を引退しました。
本当に恵まれた、幸せな競技生活でした。

201607130946

 

よく間違えられますが、大学での専攻は体育ではなく、“教養学部国際学科”です。
中学生の頃、教室の片隅で見つけた“世界がもし100人の村だったら”という本に魅了され、
国際協力の世界に興味を持ちました。
それから高校卒業するまで、毎年夏休みを使って、
国際協力のNGO機関で事務ボランティアをさせていただいておりました。
その頃から将来は、国際協力の世界に飛び込みたいと、ずっとずっと思っていました。

引退後、大好きな家族に背中を押され、青年海外協力隊への参加を決意し、現在に至ります。

 面接体験記

同じゼミの友達が日系社会ボランティアの選考を受けるため、
会場まで一緒に向かいました。
行きの電車の中からマシンガントーク。
おかげであんまり緊張した記憶がないです。

さらに面接直前、面接室の外に並べられた椅子に座って順番を待っていると、
次の受験番号の人がやってきました。

“イケメンが来た”

それが彼の第一印象でした。
そして彼は目が合うなりすぐに、“大学生~?”って声かけてくる。

“あ、こいつやばいやつだ”
と思いつつも、待ち時間ずっと水泳トーク。
一個上ということもあり、話しやすい人でした。
そして、ふと思い出したかのように彼は言いました。

“オレ東海に友達いるんだよねー”
“誰ですか?一個上なら絶対わかりますよ~”
“えーとね、○○!!”

…“えーと…あの…ごめんなさい…それ…私の…彼氏です…

二人で爆笑。
彼の幼なじみでライバルでした。水泳界ってホント狭い…。

そして、そこで出会った彼に恋に落ちてしまい…
なんて漫画みたいなことは一切なく。
偶然、同じ隊次で同じ訓練所、そして唯一の同期同職種である良き仲間となりました。
少々余談になりましたが、以上がヨルダン水泳隊員 竹○くんとの出会いです。笑

そう、こんなかんじで面接に入ったため、緊張感0でした。
隣に座った人には、とりあえず話しかけてみましょう。
思わぬつながりがあるかもです。
そして、緊張もほぐれます。

本題の面接内容ですが、
午前の技術面接、午後の人物面接に分けて書いていきたいと思います。
(あれ、午前が人物面接だったかな…?)

技術面接は本来、ほかのスポーツ隊員だと、
バレーボール隊員は体育館に移動してバレーボールやったり、
陸上隊員は走らされたりするようですが、
水泳はプールがないからかわりに面接。
よって内容も水泳のことだけでした。

面接官は二人。うち一人は某大学の水泳部顧問の先生でした。
だから、私の履歴書をみて、
“あ~、東海大学ってことは加藤コーチのもとでやってたんだねぇ。
よかったねぇ、あんなに熱心なコーチがいて、あんなにいい施設でトレーニングできて(^^)”

ってかんじでスタート。
面接というか、お話しでした。笑

どんな子に教えたことがありますかとか、
もしプールが深かったらどのような危険があると考えられますか?
等の質問を受け、で、このあと、今考えればまさかの展開が始まります。

“第一希望はカンボジアだけど、何か思い入れでもあるの?”

“いえ、カンボジアにはこれまで一度も訪れたことないですし、正直何も知りませんが、
要請内容にナショナルチームの育成と明記されていたので第一志望にしました。
自分が選手だったため、水泳普及というよりは、選手強化に携わりたいと思っています。”

“なるほど。確かにあなたの競技記録からしても選手強化の方が良さそうだね。
いや、だけど実は、もう一つ要請あがってるエクアドルも、主にナショナルチームの選手たちの育成にあたるんだよね。
カンボジアよりレベルも高いし、前任者もいるし、やりやすいと思うんだ。(その前任者は知っている方でした)
あなたは彼の後を継ぐにはとてもふさわしいと思うんだけど、どうかな?”

“国に特にこだわりはないので、選手の強化に携われるのであればどこでも大丈夫です!!”

“ならよかった。エクアドルはね……………”

このあと、時間が来るまで、延々とエクアドルトーク。

あぁ、私エクアドル派遣になるのかなぁ~
スペイン語なら帰国してからも役に立つだろうし、頑張ろう!

…ってなりますよね?
これだけ話されたらエクアドルだと思いますよね??

届いた書類を見てびっくり。

派遣国  カンボジア
取得言語 クメール語 って。

なにが起こるかわかりませんね。

そんなこんなで午後の部へ突入。
とにかく待ち時間長いので本は必ず持って行ったほうが良いでしょう。

あと待合室で隣に座った人とも話しておくべき。
私はこのとき隣に座っていた人と、またもや偶然、同じ隊次、同じ訓練所、更には同じ班でした。
後に彼…おっと失礼、彼女とは、NTCで最もうるさい6人組を結成していました。
今頃彼女はマラウィでたくましく活躍していることでしょう。

201607130947

はてさて、話を戻して面接内容へ。

人物面接も面接官は2人でした。
内容を覚えている限りで書くと、

・自己紹介をしてください
・志望理由を教えてください
・任地に行ったらどのような活動をしたいですか
・職場に苦手な人がいたらどうしますか
・自分の短所を今後どうやって改善していくつもりですか
・ご家族の反応はどうですか…etc

特に緊張することもなく、またお話しして終了。
なんだか聞いた話、職種によって面接の方法がぜんぜん違うらしく、一緒に受けにいった日系社会ボランティアの友達は、涙が出そうになるほどの圧迫面接だったといいます。
…もし水泳が圧迫面接だったら、私は今ここにいないかもしれない…。

以上、なんだかいろんな余談が混ざりましたが、私の面接体験記でした!

出発までにやっておいて良かった、やっておけば良かったこと

やっておいてよかったことは、ありきたりですが、友達や家族と沢山思い出を作ったこと。
まだ半年ですが、日本食よりも日本にいる家族や友達の方が恋しくなります。
(日本食は食べられるからねぇ…)

お正月もあったので、滅多に会えない親戚にも挨拶が出来て本当に良かったと思っています。
大好きだったおじいちゃんのお墓参りにも行けました。
“頑張ってくるね、見守っててね”ってきちんと言ってきて本当に良かったです。

あとは…結構早いうちから荷造り始めたことかなぁ。
直前で“あれがない!これがない!”ってなることなく準備できたので、忘れ物はありませんでした。
(あったとしても気が付いてないだけかも)

それと、携帯をSIMフリーに換えたこと。
これ出発直前というか、訓練前から格安SIM入れて使ってたけど、ほんとに便利です。
こっちきてからも楽だし。
私はタブレットもラップトップもスマホもWindowsっていう、
生粋のWindowsユーザーですが、本当に便利です。
一度Winフォンを使ってしまうと手放せないと思う…。

やっておけばよかったと思うことは、
写真をもっと印刷して持って来ればよかったなぁってこと。
こっちにも印刷屋さんあるけど、日本みたいにスマホから簡単印刷!みたいなのはないし。(多分)
選手が家に遊びにきたとき、ずーっと私の部屋に飾ってある写真を興味津々に眺めていたで、
もっと持ってきていれば他にも見せられたのになぁ~って思いました。

あと、英語の勉強。
クメール語で必死になっていたけど、私の住んでいるプノンペンは大抵英語が伝わります。
大学時代は嫌というほどやっていたけど、
それでももっと勉強しておけばよかった…と思います。
で、カンボジア来てから、ちょこちょこですがまた英語の勉強始めました。

あとは…
…もっとTKG(卵かけごはん)食べておけばよかった…。笑
一番恋しい日本食です。さすがに食べられないから…

おすすめ便利グッズ

ざざっとまとめて書いちゃいますね。

・SIMフリー携帯
・蚊がいなくなるスプレー
・電子書籍リーダー
・薬 (かゆみ止め・整腸剤)
・雨合羽
・防水リュック 

こんなかんじでしょうか。

SIMフリー携帯は先ほど記載した通りです。
ちなみに私が使ってるやつ

蚊がいなくなるスプレーはどんな虫よけより最強です。
ホントにワンプッシュでいなくなります。
しかもすごく小さいからパッキングでも場所取らないし、おすすめです♪

どんなに発展しているプノンペンでも、日本の書籍だけは買えません。
だから電子書籍が読めるリーダーはとっても便利。
私は大学のチャリティーイベントで購入したKoboを使用しておりますが、
やっぱりkindleの方が書籍数は多いのかなぁ~。。

そして大切な薬。虫よけはあってもかゆみ止めは見たことありません…
(もしかしたらあるのかも?)
やっぱり蚊は大敵ですので、かゆみ止めあって損はないです。
あと同様に、整腸剤はもはやお守りです。想像以上に頼っています。

カンボジアでは雨季真っ最中です。
突然凄いスコールが来たりします。
そんなときに役に立っているのが雨合羽と防水リュック。
ちなみに傘は持ってませんw
雨でも関係なく練習あるので、自転車での移動も指導中もカッパの方が便利で。

防水リュックは出発前の両親からのプレゼントでした。とっても気に入ってます♪
こないだスーパーで外国人のおじさんに
“そのリュックどこで買ったんだ!?めっちゃクールだね!!”
と話しかけられました。笑

活動内容

私の配属先は、教育青年スポーツ省 カンボジア水泳連盟です。
水泳連盟といっても、スタッフは3名のコーチのみ。(地方のコンポンチャムにはもう何人かいます)

一人は私のカウンターパートで連盟会長。
ナショナルチームのヘッドコーチですが、外でのお仕事(ミーティングとか)ばかりで忙しく、最近あまり顔を合わせていません…。

もう一人はカウンターパートのお兄さん。
カウンターパートが練習に来れないときは彼がナショナルチームの練習をみています。

そしてもう一人は昔高飛び込みの選手だったおじいちゃん。
彼はユースチームのさらに下のチーム(?)、ぱちゃぱちゃと水遊びしに来るちびっ子たちのことを、いつも優しく見守っています。

私は新規隊員としてここに派遣されましたが、実はJICAと当連盟には50年前から繋がりがあります。
…気になる方は、こちらのブログ(あなたは【運命】って信じますか?)をご覧ください。笑

2023年に、東南アジアのオリンピックと呼ばれているSEA GAMESが、
初めてカンボジアで開催される予定です。
その大会に向けて、今カンボジア政府はスポーツに対して非常に力を入れており、
特に現在15歳以下のユース世代と呼ばれる選手たちの強化に力を注いでいます。

水泳連盟も、そのユースチームの選手育成を一番の目的として、
青年海外協力隊の要請をあげました。

よって、私はこのユースチームの選手のコーチとして活動しています。
(朝練習や陸上トレーニングはナショナルチームと一緒に行っており、ナショナルチームにとってはサブコーチのような立場です)

当連盟には、ナショナルチームとして約20名の選手が在籍している他、
ユースチームとして約30名の選手が在籍しています。
月曜日から土曜日まで、朝7:00~9:00、夕方16:30~19:00(土曜日はなし)の週11回、トレーニングに励んでいます。

201607130948

この写真は先月の大会後の写真。私の一番のお気に入り写真です。
全員自己ベストを更新して満面の笑み♪
この笑顔のためならなんでもできるって、本気で思った瞬間でした。

一日の流れ

 ここでは、私が普段どんな生活をしているか、少しご紹介したいと思います♪♪

5:30     起床
ストレッチ・ヨガ・ウォーキングなど、軽い運動
6:30     朝食 身支度
7:00     出勤
7:30~9:30  朝練習
9:30~12:00 事務作業など
12:00    昼食
13:00~14:30 帰宅 お昼寝・勉強など、家でのんびり
15:00   出勤
15:00~16:30 事務作業・練習準備
16:30~19:00 午後練習
19:30~20:00 帰宅、シャワー直行
20:00 夕食、
勉強、スカイプなど
21:30 就寝

日によって少し違いますが、こんな感じです。
最近は午後練習のあと、近所のジムに行くようになりました☆
私のストレス発散法はずばり!筋トレです♡笑

未来の協力隊員へメッセージ

発展途上国に2年間住むということー。
それは、とても勇気のいることで、興味はあるけど、行ってみたいけど、
その一歩踏み出す勇気が持てない人も多いのではないでしょうか。

私もその一人でした。

ずっと憧れていた世界でした。
ずっとずっとやってみたかったことでした。
だけど、リスクを、失うものを考えてしまうと、怖気づいて踏み出せなくて。
募集締め切り直前まで悩みました。
なんなら、一次選考の書類を提出してもまだ悩んでいました。

迷っていたけど、もし数日後に“あのとき応募していれば!”と思うのなら、
それほど勿体ないことはない!と思って、
選択肢を広げるためにも、締切直前に必死に書類を書き上げました。

正直その時はまだ気持ち半々です。
昔っから優柔不断の私。“どうしよう…”が口癖でした(今もかな…?)

だけど、その書類をポストに投函して、一次試験の結果を待っているとき…

”日本にいるよりも、多くの経験が出来るかも”
”日本にいるよりも、多くの人と出会えるかも”
”日本にいるよりも、かけがえのない時間を過ごすことが出来るかも…”

”もし自分が青年海外協力隊として発展途上国に行ったら
どんなことをして、どんな人と出会って、どんな自分になるのかな…”

そんなことを考えるようになりました。
そして、その時はいつも決まってウキウキ・ワクワクしていました。

先輩隊員の話を聞いたとき。
海外で生活している人の話を聞いたとき。
その経験をもし自分が出来たら…と考えると、トリハダが立ってきました。

一次試験の合格通知が届いたとき、私は一人飛び跳ねて喜びました。
そこでやっと気が付きました。“あぁ、私、やっぱり行きたいんだ”って。

“ウキウキ・ワクワク・トリハダ”

この3つはあなたを裏切りません。
私が何か決め事をするときの基準は大体この3つです。
この3つに従って生きてればたいていのことはうまくいくと思います。
失敗したら失敗したで、また“ウキウキ・ワクワク・トリハダ”を探せばいいんです。

“BELIEVE YOUR トリハダ!!”

私が大好きな高橋歩さんの言葉です。
今、こうして憧れの地にいて、改めて思います。
あのときのトリハダは間違ってなかった って。

これを読んでいる未来の協力隊員さん、
ウキウキ・ワクワクしてきましたか?
トリハダ、立ってきましたか?

皆さんの、夢と希望しかない道を、カンボジアから応援しています。
どうか皆さんの未来が、輝かしく、笑顔溢れる毎日でありますように。

私も、皆さんに負けないように、
太陽に向かって咲く向日葵のように、明るく、まっすぐ、一生懸命
自分が信じた道を、自分の足で一歩一歩、笑顔いっぱい突き進みます!!

おまけ

ご意見・ご感想等はFacebookでお気軽にどうぞ!
また、ぴかりんほど熱心ではありませんが、気ままにゆるーくブログ書いてます(^^)
活動内容やカンボジアの日常などなど、興味のある方はぜひ遊びにきてください♪

カンボジア通信

 

※協力隊インタビュー企画の趣旨はこちら。執筆者募集中!

【協力隊インタビュー】未来の隊員の為に体験記を募集

2016.05.05

記事をはてブ、Facebook、twitterなどで拡散してもらえると嬉しいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA