【ルワンダ・コミュニティ開発】古岡繭さん(26年度1次隊)

はじめまして。
2014年7月〜2016年7月まで、ルワンダでコミュニティ開発隊員として活動していた古岡繭と申します。
先月に任期を終えて日本に帰国しましたー!

私は、新卒で協力隊を選びました。
それについてどうだったか、2年間を簡単に振り返ると同時に、協力隊をオススメする理由について、
ここで紹介させてもらいたいと思います。
特に、協力隊をファーストキャリアとして選んで良いのか…と悩んでいる方の助けに立てれば嬉しいです*

 自己紹介

【出身】兵庫県姫路市の片田舎
【年齢】27歳
【協力隊まで…】
・ 学業:(一応)大学で国際関係学、その後大学院で開発経済学を専攻
(研究テーマは、北部ウガンダの元子ども兵の経済的自立について)
・ 職業:
インターン:認定NPO法人テラ・ルネッサンスで3年、主に広報事業を担当
アルバイト:洋食屋ホール、パン屋販売スタッフ、NGO事務補助、派遣@工場 etc..

【協力隊に応募した理由】
元々英語と世界史が好きで、大学で国際関係学部に入ったのですが、大学・大学院時代、
周りには留学・バックパッカー等で海外へ飛び立つ友人が多く、とても良い刺激を受けました。
また、大学生のときに「ルワンダの涙」という映画を見て、特にアフリカの紛争問題に関心を持ち、
そして国際協力に関わりたいと思って、国際協力団体でのインターンも始めました。

将来の進路を考える中で、漠然と海外に関わる仕事、特にまずは海外で働く仕事がしたいと思い、
その第一歩として、協力隊を選びました。
NGO等の海外インターン等も考えましたが、最終的に協力隊を選んだ理由は以下の5つ。

・ 100%海外に行ける
・ 特に関心を持っていたアフリカ地域に要請がある
・ 国のプログラムであるため、生活面・安全面のバックアップ体制もしっかりしている
・ 国内でも知名度があるため、周りから信用されやすい
・ “自分次第”ということにワクワクした
(協力隊は、任国に要請されて行くものの、特に具体的な指示をされる訳ではなく、現場の状況を見ながら、自身で現地の人と活動を進めて行ける)

安全上の理由等から制限があることや、希望は出せても派遣先は自分で選べないといった
デメリットもありましたが、自分の中で特に●●で●●が絶対したい!ということはなかったので、即決でした。

【協力隊時の活動内容】
配属先:東部県ンゴマ郡庁ビジネス・雇用振興課(日本の県庁の一部署のようなところです)
活動内容:
郡の民間セクターの振興を目指して、主に協同組合の情報整備、若者で構成された組合の設立支援、
他隊員と共に起業関連のワークショップ@職業訓練校、その他郡内の起業関連のイベントサポートを行っていました。

面接体験記

しょ、正直、詳細まで覚えていません…(汗)ごめんなさい。。

唯一聞かれたことで印象に残っているのは…
「町おこしの経験はあるか」と面接官に聞かれ、
「う〜ん…村に住んでいて、村の祭り(遠い昔に子供会の神輿引いたくらい)に参加したことなら…」
とトンチンカンな答えをすると、
「じゃあ君は、村生活にも慣れているから、途上国の村でもやっていけるね」と言われたことですw

面接ではありのままを出して、これはいける!と思ったのですが、大きな落とし穴が。

それは健康問題です。
私自身、大学時代に1度体調不良で通院したことがあり、そのことを二次面接で健康管理担当者に伝えたところ、「健康条件付登録」という「補欠の補欠」のようなポジションの通知がきました。
公人として2年間任期を全うすべき人間にふさわしく、また生活環境が厳しいアフリカ志望だからこそ、健康面にはとても厳しいです。

(※だからと言って、面接で、健康の問題を黙っていることはオススメしません。日本で治せるものは治してから、派遣される方が、自分にとっても任国のために良いです。隠したまま赴任し、任国で持病が再発したりして帰国する方がもっと辛いはず。)

3カ月後、健康状態が良好であることを示すための書類を提出し、健康条件がクリアになった1カ月後、
JICAから空きがあるとの連絡を頂きました。
しかも数ヶ月前に旅行で訪問したルワンダ。運命だと思いました。

正式通知が来たのはクリスマス。
最高のクリスマスプレゼントでした。

出発までにやっておいて良かった・やっておけば良かったこと

やっておいて良かったこと

・ 語学
笑顔は世界の共通言語とは言っても、それでは任国で仕事なんて到底出来ません(><)
最低限でも、具体的なコミュニケーションを取れるようにする必要があります。
残念ながら、言語がある程度出来ないと、説得力が劣って相手にされないこともある場合もあります。。
(技術系とは違い、特にコミュニティ開発は”やって見せる”ことが中々出来ないので…)
私の場合、二本松訓練所で英語を頑張ったおかげで、前まで持っていた苦手意識はなくなり、
話せるようになってきました。
正しい英語を話せる事に越したことはないですが、間違っても良いから勇気を持ってとりあえず伝えたいことを英語で話す、ということが大切だと思います*

・ ワークショップの練習
これまでプレゼンをする機会は何度かあったものの、難しい言葉を使わず、分かりやすく外国語で何かを人に教えるという経験はゼロ。
更に未経験のビジネス分野を教えるとなると…。。。考えただけで恐ろしい。
二本松訓練所での英語の授業で何度もワークショップを考えて実施したのは、
失敗も含めてとっても良い経験になりました。
実際そこでしたワークショップを改良して、ルワンダでも実施出来ました!

やっておけば良かったこと

・ 日本についての勉強
ルワンダでは、日本についてあらゆることを聞かれました。
例えば…
– 日本の農業事情(皆が機械使っているのか)
– 日本ではなぜ火葬なのか
– 東京の空にはなぜ文字が書かれているのか
…なんてことまで。よくググりました(汗)
任地の人達にとっては、私が日本のことを知るツールなので、”日本大使”として、
もっと日本について知っておけば良かったなと後悔しました。。

・ 趣味を広げること
私の趣味は散歩くらいしかありません(笑)
もし、もっとお菓子やハンドクラフトが作れたり、農業をかじっていれば、
活動の幅が広がったのにな〜と後悔しています。。

派遣時にやっておいて良かった・やっておけば良かったこと

やっておいて良かったこと

・ 現地語習得
ルワンダはチラホラ英語を話せる人がいますが、現地語を習得していると100%誰とでもコミュニケーション取れる!と思い、現地語を勉強しました。
やっぱり現地語で話すと、ルワンダ人は喜んでくれる!
それだけでなく、通訳のときにも正しく伝わっているかチェックも出来るし、
同僚達の会話の盗み聞き(笑)から活動につながる情報もゲットしやすい…!
通訳を頼むという手はありますが、せっかくJICAも語学訓練を受講させてくれるし、
これは協力隊の醍醐味だと私は思います♪

・ 友人の輪を広げる
他愛もない会話をしたり、お互いの家を訪問し合ったり、結婚式に行ったり、
村の活動に参加したり…とにかく友人をたくさん作りました。
ルワンダ生活が充実したのはもちろん、なんだかんだ頼み事をするとき、
”他人”よりも”友人”の方が聞いてもらいやすかったように感じるので、
交友の輪を広げていたことで、活動がしやすくなったことも多々ありました。

・ 情報収集
協力隊は、支援対象となる住民に近い場所で働くため、ミクロの情報は割と入りやすいです。
でも、国全体の動きも見ないといけないこともあるので、ニュースの記事を毎日チェックしたり、
政府が出した開発計画を読んだり、中央政府に配属されている専門家さんのお話を伺ったりと、
政策等マクロの情報収集も行い、両方の側面を見るよう、意識しました。

やっておけば良かったこと

・ 教会に通う
実は私も洗礼を受けてキリスト教徒なのですが、日本でも全く礼拝には行けていませんでした…
ルワンダでも何度かは行ったのですが、やはり日曜日は休むor別のことをしたいので、
ほとんど行かず…。
ルワンダの大半はキリスト教徒で、その考え方があらゆることの元にあると思うので、
ルワンダについてもっと知るために、もっと教会に行くべきだったな〜と後悔。

協力隊をオススメする理由

「もう既にやりたいこと・行きたい国が明確になっている」「そこに行くツテが既にある」
「JICAという枠組みは必要なく、自分自身でやっていける」「頻繁に日本に帰りたい」
という方にはあまりオススメ出来ないのですが、
特に「国際協力の道に進みたいけど、経験も人脈もない」という方に、以下の3つの理由で、
協力隊をオススメします♪

① 現地に入り込みやすい!!

JICAボランティアといえど、主に一緒に仕事をするのは、現地の人々。
別の機関から支援する場合は、対象者が”外面”をすることが多かったり、現場から遠くて、
中々本当のことが見えて来ないこともあるかもしれませんが、
一緒に長くいることで、任国の人々がどのように仕事をしているか、何が問題か、
肌感覚で分かるようになり、自分を「外の人間」ではなく「内の仲間」と認識してくれ、
本音も見えやすくなるのかも…!

② 人脈が広がりやすい!!

「日本人だから」「協力隊だから」「たまたま同じ国にいるから」「ルワンダにいるから」
様々な理由で、現地の人はもちろん、JICA関係者、開発コンサルタント、旅行者など、
日本にいるだけだと会うこともなかったような多方面の方に出会う方が多いです。
この人脈は、現地での活動、将来の進路を決める中でとても助けてくれるはずです。
協力隊で面白いのが、たった2年程しか同じポジションにいないということ。
任期が終わると、其々別の道に向かって進んで行きます。
次はまた別のポジションで、一緒にお仕事出来ると面白いですよね。

③ 情報が得やすい!!

私の場合、JICAボランティアというポジションも配属先(公的機関)も、
自身の利益よりも任地の人々のために働く機関だったということもあり、
警戒されずに訪問させてもらったりして、かなり情報は得やすかったです。
企業の場合だと、警戒されたり、お金を要求されることも多いと聞くのですが、
協力隊はその点、そういうことが少なかったように感じます。

新卒で協力隊受験を考えている方へ

私は新卒で協力隊に来て、更に未経験のビジネス支援の分野で、2年間、本当に山あり谷ありでした。
正直、何度もファーストキャリアに協力隊を選んで良いのか…と迷いました。
昔は、大好きなパン屋でパートをしながら子育て&家事…っていうのに憧れていたので(笑)

でも、周りの友人、特に近い存在だった大学時代の親友や双子の妹が海外に飛び立って行くのを見て、
私もやりたいことに挑戦してみよう、と協力隊に参加して、本当に良かったと今では思います。
「社会人の経験がないから…」と言っていた時期もありましたが、友人が励ましてくれたように、
全く関係ありませんでした(笑)
結局は自分次第だったんだな〜と。
それに、協力隊にはたくさんのバックグラウンドを持った人がいるから、
その人に聞いたり一緒に活動したりして、自分の能力が足りなくても何とか補えます*

「協力隊に行ったら、その後の就職が…」と考えている方、そこも大きな心配はないかと思います。
国によるかもしれませんが、上で述べたように、本当に人脈が広がります。
「2年間の途上国勤務経験をした人」が欲しい会社等は、たくさんあると思います。
国際協力関係に限らず、一般民間企業や学校など、様々な団体が、協力隊で得た経験を買ってくれるはずです。
もし、協力隊の2年間をなんとなく過ごしていたら、チャンスは中々やって来ないかもしれませんが、
目に見える成果が出ても出なくても、「頑張った」と胸を張って言えたり、人脈を広げたり、
目標を持っていたりしたら、自然と次の道が開けて来るのかなと思います。

それに、結局はこれに尽きると思います。
“その道を選んで後悔するのではなく、その道を選んで良かったと思えるように、自分でその理由を作って行く”
恩師も言っていた言葉です。
その道を選んだら、それを後悔しないように、自分の力で突き進んで行きましょう!!!
協力隊というのはあくまで「箱」で、中身は自分で作って行くんです。

ここに書いたのは、あくまで私の個人的な意見なので、ぴかりんのブログに投稿された他の方の記事や、
周りの協力隊経験者の方のお話も、是非是非聞いてみて下さい♪

最後まで長文を読んでくれてありがとうございました!

 

※協力隊インタビュー企画の趣旨はこちら。執筆者募集中!

【協力隊インタビュー】未来の隊員の為に体験記を募集

2016.05.05

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