「レールの敷かれた人生なんて嫌だ」の4つのワナとお願い

最近SNSやブログで「レールの敷かれた人生は…」みたいな話を頻繁に聞きます。

私はレールから外れた人生は悪いことだとは思いませんが、どうも違和感を感じる部分が多いので今日は「レールから外れる」という事について書きたいと思います。

まずは「感謝」じゃないか

何を隠そうここまで立派に成長して「レールの敷かれた人生なんて嫌だ!」なんて言えるのは、今まで先人たちが作って来てくれた「レール」のおかげです。

そんな考えを持つことが出来るようになったのも<学校教育>や<親>というレールに乗って来た結果。

「レールなんて…」とブログやSNSで言えるのも<情報発信>というレールに乗っているから。

レールが嫌なら嫌で構いません。でも「レールなんてクソくらえだー」と叫んでそのまま走り出すのではなくて、一度立ち止まってレールに感謝の気持ちを持つことは忘れてほしくない。

ただやみくもに「レールなんて…」と叫ぶのは、私の感覚で言うと、

水道橋駅で急に「電車なんてつまらない!僕は自分の足で東京ドームに行きたいんだ!」と乗っていた電車にここまで運んでもらった事を忘れることくらい滑稽な状況です。

「レールから外れる=差別化」ではない

「レールから外れる」というと、なんか自由で特別な存在のように聞こえます。

しかし「レールから外れる」ってけっこう多くの人が通って来た割とメジャーなレールです。レールから外れただけで唯一無二の存在になれるわけではありません。

レールから外れて乗り物の機動力もなくしたとき、その人に求められるのは「強み」です。

列車では登れないような崖を登る力や、橋のない川を渡るために泳ぐ力。そんな「強み」が伴ってはじめて「差別化」となります。

レールではたどり着けない場所にたどり着くために自分を差別化しないとただの浮浪者になってしまう。

レールから外れた時の「高揚感」と「強み」を混同しないようにしましょう。失敗して後から周りの人に「それ見たことか」と言わせないために。

「レール」の前に考える事

そもそも「レールに乗るか、乗らないか」というのは人生最大のテーマとしてはふさわしくありません。

人生においては<目的地>や<道中に見える景色>が最も大切なテーマだと思っています。

そして「レールから外れたい」と思っている人はおそらく「今のままでは目的地にたどり着けない」とか「このレールから見える景色が好きじゃない」と感じているのではないでしょうか?

もし既に<目的地>が決まっていて、そこへはレールが敷かれていないんだという場合は、とりあえず最寄り駅まではレール使って行くことも視野に入れるべきです。

一方で、レールからの景色が気に入らなくて我慢できない場合は今すぐ飛び降りて歩き出すのも一つの手ですが『「レールから外れる=差別化」ではない』の項でも述べたようにその先の生き方について考えておく必要があります。

「何も考えず飛び出す」っていうのも面白い生き方だと思いますが、「レールから外れること」を目的として考えなしにレールから外れるのは面白いともカッコイイとも思いません。

「併用」という選択肢

私たちには「レールに敷かれた人生」か「レールから外れた人生」かの2択を求められている訳ではありません。

どっちも選ぶことだってできるはずです。

とりあえずやりたいことが見つかるまではレールに乗って良い大学を目指す。大手企業に就職する。本当にやりたいことが見つかったらその道に進む。おそらくその時いままでレールに乗って来たことがとても有利に働くはずです。

また一度レールから外れても、またいつだって戻ってくることができます。

東国原さんなんかとても良い例じゃないでしょうか。ビートたけしさんの弟子第1号となってひたすらバカやっていた「そのまんま東」時代の東国原さんはまさにレールから外れた人生でした。

しかし「政治家になりたい」という<目的地>を見つけて早稲田大学という<レール>に再び乗りました。

こんな感じで使いたいときに使わせてもらう、くらいの感覚で気楽に選択しちゃって良いんじゃないでしょうか。

あんまりレールがレールが…と考えるのではなく、自分の行きたい場所・見たい景色を手に入れるために、はじめて手段としてレールのことを考えれば良いと思います。

次の世代の為にレールを作って欲しい

レールが嫌いな方にこんなことをお願いするのも変な話ですが、どんどん新しいレールを作っていって欲しいと思うんです。

前述のように、レールそのものは人生で向かい合うべきテーマではないはずです。レールから外れるのは「このレールでは駄目だ」と何らかの理由で判断したからこそであるはず。

でしたら是非、次の世代の人が同じように感じてしまわないよう、走っているだけでワクワクするようなレールを作っていって欲しいと願います。

どうせ誰しもが一度は乗ることになるレールですから。

もっと個人的な意見を言えば、レールあるのすごく幸せだしありがたいことだと思いますけどね。なんもない荒野に生まれた瞬間にほっぽり出されたら何していいかわからない。笑

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